まず自分の人体星図をつくってみる
幸田露伴は『人は自分の性格と異なる運命には出会わない』と述べています
つまり『運命は自分の性格が創る』といえます
性格を知るものは心理学・各種占術などたくさんありますが、私は支店長時代から算命学を活用していました
四柱推命も学びましたが、算命学は①どうすれば陽転し陰転を防げるかがわかりやすい②コーチングと相性がいい③運命を変えることができるという点からお勧めしています
算命学の基本はまず人体星図をつくることですが、日本人の場合に多いのは短所に目がいってしまいがちですが、ピーター・ドラッカーが『長所にのみ注力して伸ばすのが基本で、短所に目を向けるのは頭痛の種くらいにしかならない』と述べていますが、基本は陽転に陽転を重ねていくのが成長の近道です
短所は注意すればいいことで、あまりとらわれ過ぎないことです
人体星図には8つの星があり、生年月日を入力すると下図のような図が出ますが、左側が陰占で右側が陽占で人体星図は陽占となります
【自分の命式を見る】
算命学総本校 高尾学館 | 星出し (sanmei-gaku.com)
陰占・陽占・天中殺がわかるとおもいますが、陰占は日干のみ(上の図では『乙』)覚えておいてください
スマホの方は自分の上の図をスクショなどしておくと便利です
上図では①左肩=天貴星 ②左手(東)=禄存星 ③左足=天報星 ④頭(北)=石門星 ⑤胸(中心)=牽牛星 ⑥腹(南)=玉堂星 ⑦右手(西)=禄存星 ⑧右足=天堂星 天中殺=戌亥天中殺 日干=乙 になります
下図でもわかる通り、同じ星でも出る位置により意味合いが違ってきます
「8つもみるのは面倒だ!」という人は『日干の自分の十干だけ観る』でもかまいません(上図では乙)
「複雑にして理解できず活用できないよりは、シンプルに理解する」というのも一理あります
また、六星占術などは六つの天中殺のみで観ていますので『天中殺のみ観る』でもかまいません(上図では戌亥天中殺)
天中殺も十干もページの後半にあります
人体星図の8つの星はそれぞれ単独の意味があり、相互に影響し合ってひとりの人間の性格や人格や運勢を形作っていきますので、この8つの星を自分の財産だと思って大切にしてください
命式に出てくる星に良し悪しはありません
もって生まれた宿命はニュートラル=中立的なもので、どこで生まれたか=環境で変わってきます
あるのは陽転(=性格が長所として現れる)と陰転(=性格が短所として現れる)だけです
同じリンゴの木でも青森で育てるのと、沖縄で育てるのでは環境の違いから育て方が違います
同じくサトウキビを沖縄で育てるか、青森で育てるかで違ってきます
本を読むのが好きな子供が学者の親の元で育てば、多くの本を与えられ幸福かもしれませんが、商店で育てば「本ばかり読んでないで店を手伝え」など言われたりします
本を読むのが好きなら、本を読める環境を自分でつくれば陽転していきます
宿命に合った環境で育てば幸せですが逆境に弱かったりします
宿命に合わない環境で育てば苦労はしますが人間性は磨かれます
十干と十二支から様々なものを導き出していきますが、十干・十二支を骨組みの数字=符号と呼びます
十干の組み合わせで『十大主星』が導き出され
十干と十二支の組み合わせで『十二大従星』が導き出されます
それぞれの星はどのような環境であれば陽転するのかを述べていきます
八面観音というものがあります
「人は8つの顔をもっている」という意味ですが、8重人格という意味ではなく、8人の自分が議論して判断・決断・行動しているというような意味で、男女が浅い付き合いの時と深い付き合いの時、そして家庭をもった時で「こんな面をもっていたのか」と感じることがあります
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中心星=胸の星で観る自分
胸の星は自分の心・性格を表しています
集団での行動の方が動きやすいか、個人での単独行動の方が動きやすいかを知ることも大切で、自分の命式の十大主星で観てください↓
東=左手で観る自分の社会面
東は外側で、社会面であり他人に見せている顔になりますので適職はここで観ます
人間関係でいえば、兄弟・母親・友人・恋人の場所で、兄弟運などはここでわかります
自分で自覚している社会的性格というより、他人から見るとそう見える顔で、外側で見せる行動でもあります
西=右手で観る結婚と配偶者・家庭
東の日の昇る場所が社会面を表すとしたら、西の日の沈む場所は家族に見せる顔、配偶者、補佐役、また現実の晩年を表します
ここで配偶者としてどんな人を好きになるかや、家庭でのありかたが見ることが出来ます
従って、結婚後に家庭を持ったときにでる性格とも言えます
北=頭で観る親から授かった性格と幸運
北は老後や追い詰められたときの考え方で、目上や父親を表します
いわゆる「親の顔が見たいものだ!」といったらここを観ればどんな親だったかがわかります
南が生き様を表すのに対して北は死に様を表し、最晩年=どのような亡くなり方をするのかを表します
南=腹で観る欲求と子供運
南(腹)は精神のスタートの場所で、夢・願望・欲の場所で、目下や子供を表します
才能における仕事は東で観ますが「どんな仕事なら満足するか?」は欲求の場所である南で観ます
「腹の中では何を考えているのやら・・・」はここを観ます
人生行程を表す十二大従星
十二大従星は人のエネルギー・パワーを表現した星で、この12種類の星は人の一生に例えられています
下図の黄色の部分で、左肩=若年期が天印星、左足=中年期が天南星、右足=晩年期が天馳星となります
若年期は「お前の肩にかかっている」と期待され肩に現れ、中年期以降は「自分の足で進む」ので両足に現れます
若年期・壮年期・晩年期の自分を観る
十二大従星はどの年代にあるかで動きが変わってきますので、人生を3つに分けた三分法で観ていきます
若年期は生まれてから25~30歳位まで、壮年期は20代後半から60歳位まで、晩年期は還暦以降になると考えてください
十干で自分の核の部分を知る
「8つも自分の星を観るなんて頭が痛い!もっとシンプルに自分を理解したい!」という方は十干のみで自分を理解するのでもいいと思います
実際に五行説と陰陽説が重なって創られた十干だけで観ていく人も多く、十干同士は化学式のように関係し『十干同士の組み合わせ=十大主星』『十干と十二支の組み合わせ=十二大従星』となります
同じ貫索星でも、甲の直の質から出来た貫索星はストレートに頑固、乙の柔軟な質から出来た貫索星は物腰はソフトだが頑固、丙の明暖な質から出来た貫索星は明るいが実は頑固というように違ってきます
陽占は有意識=自覚があるものでに対して、陰占である十干は無意識=自覚のないものになります
天中殺で観る自分の宿命
六星星術のように6種類の天中殺のみで判断するものもあるので「天中殺のみでも十分」という考え方もあります
「複雑にして徹底できないより、シンプルにして徹底した方が良い」という人もビジネス社会では多いので『天中殺のみ活用する』もありだと思います
天中殺は年・月・日と10年周期の大運がありますが、特に年の天中殺は意識してください
算命学では「宿命はこの世のお役目・運命は人生の道のり」と言いますので「自分は生まれた家系の中でどのような役目があるのか?」を知ることだと思います
算命学ってなに?
占術の活用方法
占術を活用するにあたり注意点をまとめてみましたので参考にしてください
今後は「相性」や「さらに深堀した自分分析」も追加していきます
最後までお付き合いいただきありがとうございました