人財育成のビジネス算命学
ビジネスに占術を活用してきた経験から、四柱推命・算命学を中心にどう活用すべきかを書き綴っていきたいと思います  また長年の採用・教育業務・管理職の経験から人生100年時代の新卒の就活、ミドルの転職、シニアの転職、キャリアプランやライフプランを企業側からの目線で情報発信していきます 
算命学

算命学は東洋の4000年の知恵

王家に一子相伝で受け継がれ続けた技術

算命学」聞きなれない名前だと思います
「九星気学、十二支占い、十二星座の西洋星占術、四柱推命は聞いたことあるんだけど」という方は多いでしょう

算命学は、東洋道教思想の三部門のひとつ神仙(自然哲学)を主とし、医術、天文、暦術などを含んだ「三命総術」から生まれたもので、中国の王家に一子相伝で受け継がれた技術として戦略や軍略にも活用され、秦の始皇帝の全国統一の一翼を担い、春秋戦国時代に花開きました

この時代に王族や鬼谷子孫子諸葛亮孔明らが活躍し、呼び名も算命学と変わり唐の時代に完成しました

一子相伝ということは「王から次の王へ」王家にのみ代々伝えられてきた軍略・運命学です

王家の占術の優れた点は庶民の占いと違って、単なる吉凶を導き出すだけでなく、具体的対処法・改善方法があり「運命を変えることが出来る」という点です

いわゆる一般的な占いの「この人はこういう人」「こういうところが短所」ではなく「こうすれば長所に、こうすると短所に・・・」という答えを導き出します

私は社内カウンセラーも担当していますが、カウンセラーは聞くのが仕事のほとんどで共感・傾聴を根気よく続けクライアントの潜在意識までたどり着きます

しかし算命学も力を借りれば、普段6回のカウンセリングでもたどり着けなかった相手の性格が1回のカウンセリングで理解することも可能です

科学・医学の進歩で人の体の構造はだいぶわかってまいりましたが「人の心の中」は未に見ることが出来ません

見えない人の心をなんとか解明していきたい」そんな想いから西洋で心理学を志す人、東洋では陰陽五行の誕生があったのだと思います

【自分の命式を見る】⇒ 算命学総本校|髙尾学館 (sanmei-gaku.com)

コーチングやカウンセリングに適した算命学

算命学は人間は自然の中の一部という発想から構築されています

算命学の技術が庶民の間でも広がり、多くの占技が生まれました

「我々は庶民なんだから庶民の占技の方がいいのでは?」と思うかもしれませんが、単なる吉凶や性格の良し悪しを観るだけに創られた占術と違い

もって生まれた才能を伸ばし、環境によるマイナスを改善し、生まれながらの宿命(使命)を生かすという技術に長けているのが王家の占術の特色です
どこ・なぜ で終わる他の占術と違い、どう=改善策 を導き出す点が算命学の特色です

そのような性質から、算命学の技法はコーチングやカウンセリングに適しています

子供の適正・才能を伸ばす、部下の能力を伸ばす、などなど広く能力向上・性格改善に使用できます

算命学を知ったきっかけは、弟の仕事の問題で知り合いの会計士さんから「そういう相談ならいい人がいる」と紹介されたのが算命学の鑑定士さんでした 

かなり年配のおばあさんでしたが「あなたはこういう性格で、今の運気がこう」⇒「だからこうなる」⇒「そのためには、こうする」を実にハッキリ言い切りました

私のことも今業績が好調なのは運気のせいと言い切ります

「なにをいう!俺の努力と能力のせいだ!」

腹に落ちないまま消化不良でその場を立ち去りましたが、占いなど遊びのひとつと思っていたのに気になる、気になる、いつまでも気になる・・・

「仕事の悩み」などにかこつけてはちょくちょく立ち寄るようになります

そのとき高尾学館を知り、無料算命学講演会に参加(朱学館も行きました・こちらも有名校です)即決入学しました

会社では部下を伸ばすコーチングを講師を招いて定期的にやっておりましたが、このコーチングの技術と個々の能力・適性を細かく分析・伸ばす算命学の組み合わせは非常に相性がいいのです

コーチングというスキルは大変素晴らしいもので、それに算命学の知識が加わると10人10色の個々の性質の人財育成ができます

お陰様で支店長時代の10年以上、ひとりも脱落させず契約更新したことが私の四半世紀に及ぶサラリーマン人生の唯一の誇りです

企業のマニュアルにはいろいろな時代にもまれ、数々の成功事例をだした素晴らしいものが多いと思います

ですが100人100色で、それぞれ持ち合わせた能力・才能がまったく違います

各自に合わせた教育(わたしは共育という)すれば、人は大きく伸びるということをつくずく実感しました

算命学という言葉は耳慣れない言葉かもしれませんが、是非学ぶことをお勧めいたします

宿命が陽転しやすい人、しにくい人

算命学では「もって生まれた宿命に良し悪しはない!あるのは環境との関わりから来る 陽転(長所としてでるか)陰転(短所として出るか)である」と説いています

たとえば、同じリンゴの木でも青森県と沖縄県では育ち方が違います
同じく、サトウキビも青森と沖縄では育ち方が違います

サトウキビは沖縄の場合はそのまま植えればいいのですが、青森ではビニールハウスで冬は暖房をつけないと育ちません

当然、同じものでも育成環境によってアドバイスが違ってきます

動物でいえば、猫は庫の米をネズミから守る為に人に飼われていましたが、猫はどんなに訓練しても警察犬のようにはなりません

人も同じで、宿命と環境の接点から性格や運命が大きく変わります

本を読むのが好きな子が学者の家に生まれた場合と、商店の子として生まれた場合ではやはり違うでしょう

学者の家に生まれれば本をよく読む性格は褒められ

商人の家だと「本ばかり読んでないで店を手伝え」と言われたりします

このもって生まれた宿命を陽転させるのが算命学です

しかし、陽転しやすい人しにくい人がいるのも事実

話は心理学に飛びますが、交流パターンの分析に「ストローク」という心理学用語があります

ストロークとは、他人の存在を認めその認めたことを表す言葉です
「わたしはあなたの存在を認めています」というメッセージのやりとりです

ストロークには、プラス(気持ちが良くなる)マイナス(痛みとして感じるもの)があります

例えば、プラスで「身体で表現できるもの」として、抱きしめる・なでる・握手する 
マイナスなものは、殴る・ぶつかる等です

「言葉で表現する」ものとしてのプラスは、ほめる、励ます、慰めるなどです
マイナスは、けなす、悪口を言う、罵倒するなど

「非言語で表現する」ものとしては、プラスが、うなずく、微笑む、見守るなど
マイナスが、見下す、にらむ、軽蔑するなどです

ストロークは人が生きていくうえで水や空気のように絶対条件なので、たとえマイナスのストロークでもないよりましなのです

例えば、虐待を受けてきた子供は虐待を続ける母親の悪口を絶対いいません

マイナスのストロークしか知らない子供は、母親と引き離しても母親のマイナスのストロークを求めます

人間は集団で行動する動物ですから本能的に他者からのストロークを求めます

つまり、私たちは人との交流なしに生きていくことが出来ないものだと言えます

また、ストロークには「無条件」と「条件付き」の2種類があります

「無条件のプラスストローク」は、とにかくいてくれるだけでよい、ありのままのあなたが好き、よいお姉ちゃん、最高の妻、誇れる社員、などありのままのあなたが存在価値があるという表現

「条件付きのプラスストローク」は、勉強が出来るからいい子、いうことを聞くからいい子、成績がいいからよい社員、などです

「条件付きのマイナスストローク」は、勉強しないからおこずかい無し、子供を産まない嫁、やせていないと好かれないなどです

「無条件のマイナスストローク」は、なにをどうやってもダメなやつ、役立たずな社員、生きてる価値のない人間、などとにかく存在自体が価値なしというストロークです

性格が環境から受ける要素として、一番強いのがこの「ストローク」だと思います

私たちは、この4つをいろいろなカタチで受けますが、やはり「無条件のプラスストローク」を多く心に貯金している人は陽転が早いです

逆に「無条件のマイナスストローク」を多く受けてきた人は、なかなか陽転しません

子供、若者、新入社員などなど、厳しくとも、つらくとも、プラスのストロークが多く与えられれば人は陽転しやすくなり、プラスのストロークを多く与えることが人の能力を伸ばす絶対条件になると思います

「北風と太陽」ではありませんが、太陽のように明るく暖かい光を心にも多く浴びせることが必要なようです

本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました

  

  

  

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