人財育成のビジネス算命学
ビジネスに占術を活用してきた経験から、四柱推命・算命学を中心にどう活用すべきかを書き綴っていきたいと思います  また長年の採用・教育業務・管理職の経験から人生100年時代の新卒の就活、ミドルの転職、シニアの転職、キャリアプランやライフプランを企業側からの目線で情報発信していきます 
算命学

十大主星と十二大従星

本能や欲求をあらわす十大主星

算命学は「算命」=運命を算出するという運命や備わった特性を正しく理解することに長けています

算命学では十大主星と十二大従星を8つ導き出した人体星図を使用します

下図の赤い部分に十大主星

青い部分に十二大従星が配置されます

十大主星とは、本能・欲求など顕在意識を星として表現したもので、五本能として表現し、守備本能・伝達本能・引力(魅力)本能・攻撃本能・習得本能の五本能を陰陽にわけた10種類があります

守備本能  貫索星(陽)・石門星(陰)

伝達本能  鳳閣星(陽)・調舒星(陰)

魅力本能  禄存星(陽)・司禄星(陰)

攻撃本能  車騎星(陽)・牽牛星(陰)

習得本能  龍高星(陽)・玉堂星(陰) の10種類です

人体星図にでた十大主星が「すべて陽の星」の人は「わかりやすい人」「ストレートな人」になります

逆に「すべて陰の星」の人はデリケートで複雑な要素を抱えているため、一見しただけではなかなか理解できません

本人さえも割り切れないものを抱えた複雑な精神構造になります

算命学に関する書籍は十大主星に関するものが多いですが、十大主星は顕在意識の星なので、自覚がある・当たっていると感じることができるからだと思います

【自分の命式を見る】⇒算命学総本校 高尾学館 | 星出し (sanmei-gaku.com)

各年代のエネルギーをあらわす十二大従星

十二大従星は人のエネルギー・パワーを表現した星です

この12種類の星は人の一生に例えられています

下図の黄色の部分で、若年期が天印星、中年期が天南星、晩年期が天馳星となります

エネルギーやパワーを表す星ですから、それぞれの星に点数がつけられています

天報星 胎児の星、可能性の星、多芸多才の星 3点

天印星 赤ん坊の星、周囲から愛される星 6点

天貴星 小学生の星、優等生の星、プライドの星 9点

天恍星 中学・高校生の星、芸能の星 離郷の星 7点

天南星 20代前半の星、前進の星 10点

天禄星 企業の幹部の星、組織の大黒柱の星 11点

天将星 王様の星、社長の星、大将の星 12点

天堂星 会長の星、老人の星 8点

天胡星 病人の星、引退後の星 4点

天極星 死者の星、死への準備の星 2点

天庫星 入墓の星 5点

天馳星 あの世の星 1点

の12種類で、十大主星と六大天中殺の後は、この十二大従星を書き綴っていきたいと思います

星に良し悪しはなく環境との接点で決まる

算命学では 「もって生まれた宿命に良し悪しはない! あるのは環境との関わりから来る 陽転(長所としてでるか) 陰転(短所として出るか)である」と言います

たとえば、同じリンゴの木でも、青森県と沖縄県では育ち方が違います
同じく、サトウキビも青森と沖縄では育ち方が違います

サトウキビなら沖縄の場合はそのままでいいのですが、青森ではビニールハウスで冬は暖房をつけないと育ちません

動物でいえば、猫は庫の米をネズミから守る為に人に飼われていました

しかし、猫はどんなに訓練しても警察犬のようにはなりません

人も同じで、宿命と環境の接点から性格や運命が大きく変わります

本を読むのが好きな子が学者の家に生まれた場合と、商店の子として生まれた場合ではやはり違うでしょう!

このもって生まれた宿命を陽転させるのが算命学です

ただ、陽転しやすい人しにくい人がいるのも事実です

話は心理学に飛びますが、交流パターンの分析に「ストローク」という心理学用語があります

ストロークとは、他人の存在を認め、その認めたことを表す言葉で「わたしはあなたの存在を認めています」というメッセージのやりとりです

ストロークには、プラス(気持ちが良くなる)とマイナス(痛みとして感じるもの)があります

例えば、プラスで「身体で表現できるもの」として、抱きしめる・なでる・握手する 
マイナスなものは、殴る・ぶつかる等です

「言葉で表現する」ものとしてのプラスは、ほめる・励ます・慰めるなどです
マイナスは、けなす・悪口を言う・罵倒するなど

「非言語で表現する」ものとしてはプラスが、うなずく・微笑む・見守るなど
マイナスが、見下す・にらむ・軽蔑するなどです

ストロークは人が生きていくうえで水や空気のように絶対条件なので、たとえマイナスのストロークでもないよりましなのです

例えば虐待を受けてきた子供は、虐待を続ける母親の悪口を絶対いいません

マイナスのストロークしか知らない子供は、母親と引き離しても母親のマイナスのストロークを求めます

人間は集団で行動する動物ですので本能的に他者からのストロークを求めます

つまり、私たちは人との交流なしに生きていくことが出来ないものだと言えます

また、ストロークには「無条件」「条件付き」の2種類があります

無条件のプラスストローク」は「とにかくいてくれるだけでよい」「ありのままのあなたが好き」「よいお姉ちゃん」「最高の妻」「誇れる社員」などありのままのあなたが存在価値があるという表現

条件付きのプラスストローク」は「勉強が出来るからいい子」「いうことを聞くからいい子」「成績がいいからよい社員」などです

条件付きのマイナスストローク」は「勉強しないからおこずかい無し」「子供を産まない嫁」「やせていないと好かれない」などです

無条件のマイナスストローク」は「なにをどうやってもダメなやつ」「役立たずな社員」「生きてる価値のない人間」など、とにかく存在自体が価値なしというストロークです

性格が環境から受ける要素として一番強いのがこの「ストローク」だと思います

私たちは、この4つをいろいろなカタチで受けますが、やはり「無条件のプラスストローク」を多く心に貯金している人は陽転が早いです

逆に「無条件のマイナスストローク」を多く受けてきた人は、なかなか陽転しません

子供・若者・新入社員などなど、厳しくとも、つらくともプラスのストロークが多く与えられれば人は陽転しやすいです

プラスのストロークを多く与えることが人の能力を伸ばす絶対条件になると思います

「北風と太陽」ではありませんが、太陽のように明るく、暖かい光を心にも多く浴びせることが必要なのではないでしょうか

本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました

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