時代により変化する才能
才能を見つけて伸ばしていくことは誰しもが関心のあることですが、才能とは自分の中から掘り起こすのはなかなか難儀でもあります
現在は第四次産業革命と呼ばれていますが、時代と共に求められる才能も変化していきます
才能は学習と経験により発掘され磨かれるといいますので、まずは「学習とは何か?」「経験により磨くとは何か?」を考えてみたいと思います
長年の営業管理職や採用・教育・研修の経験から、書き綴ったものなので興味のある項目は是非ご覧になってください
有名な「百聞は一見に如かず」には続きがあり「百見は一考に如かず」そして「百考は一行に如かず」最後に「百行は一果に如かず」に続いていきます
何千年たっても風化しないこの学習スタイルを考えてみたいと思います
学生時代はどれだけ習得したことを頭に暗記したかが評価され、覚えろと言われたことをとにかく頭に叩き込み、テストされ評価されますので入れる頭が重要なんです
社会でも入れる頭は大事ですが仕事は出す頭8割になります
また人は育った環境で考え方が違います
「成功の反対は失敗ではなく『何もしないこと』」と言われ、マザーテレサでさえも「神は成功など望んでいません、挑戦することを望んでいるのです」と言います
習慣化すれば苦痛ではなくなりますが、そもそも人の1日の行動の70%は習慣といいます
過去の習慣で今の自分があるのならば、今の習慣が未来を創るとも言えます
「この世は舞台、人はみんなそれぞれの役を演じる」という言葉があります
人には天からそれぞれに合った役割が与えられており、それぞれがその役をこなしてこそ社会が円滑に廻っていくという意味です
ドラッカーでさえも「強みで勝負しろ!弱みは頭痛の種しか生まない」と言います
81歳になる直木賞作家の志茂田景樹さんも「短所はほっとけ」と強調しています
「人生の9割は無駄!後の1割で決めているんだ!無駄をいっぱいやるからちゃんとしたものが創れる」と述べていましたが、上司や親はとにかく部下や子供の短所が目につきます
1万人に3人しか東大には行けませんが、東大に合格する人の共通点とは何でしょう?
「擬態」という能力を持った生物がいます
カメレオンが周りと同化したり、昆虫が植物と一体のようになったり、捕食されるのを防ぐための能力ですが、人も集団から排除されないように『一種の擬態』に似た能力があります
「いい人と思われたい」「有能な人と思われたい」という無意識の演出をするのは遺伝子に組み込まれた防衛本能です
「三日坊主」という言葉がありますが〈めんどくさい〉〈辛い〉〈苦手〉〈時間をつくれない〉で継続できなかった経験はあると思います
いわゆる「点」で終わってしまったことです
「線にする=継続する」ことにより〈自信〉〈特技〉〈スキル〉などになっていきます
継続することが重要なのはわかりますが、点を線にするのは意外に難しいのです
「未熟」は確かに誉め言葉ではないですが、見方を変えれば『伸びしろが多い』とも言えます
無理して完成形を演じる必要はなく「まだまだ未熟」という気持ちでいればずっと成長できるということです
脳は場所によって分担する働きが決まっているそうです
①思考系脳番地 ②感情系脳番地 ③伝達系脳番地 ④運動系脳番地 ⑤視覚系脳番地 ⑥聴覚系脳番地 ⑦理解系脳番地 ⑧記憶系脳番地
の8つの脳番地があり、これを働かせることにより脳が活性化されていくそうです
活性化するたびに『思考系脳番地に新しい回路が生まれる』とされています
スティーブ・ジョブズのスピーチでも「もし今日が人生最後の日だとしたら、今やろうとしていることは本当に自分のやりたいことだろうか?」
今日が人生最後の日だとしたら・・・・
何か本当に大切なものや、やるべきことがわかるような気がしますが、それは才能発見のヒントでもあります
世の中にこれだけの成功ストーリーがありながら、成功できない人も溢れているのはなぜでしょうか?それは『成功例は美しく加工されている』からだと思います
実際は運の良さがかなりのウエイトを占めているのに、そこは削除されています
これは「後知恵バイアス」がかかっていると言えます
日本にも江戸時代より「贈る言葉が美しければ、返ってくる言葉も美しい」と言われています
私も若い頃は先輩社員に「良書はできうる限りよく読んだ方がいい!言葉には言霊が宿っているから、それを多く取り込むことが出来る」と言われたことがあります
読書家は『使う言葉』を非常に大切にする人が多く、使う言葉がきれいな人の集まりは居心地がいいのになります
使う言葉で思考が作られていきます
思考は行動となり、習慣となり、人格へとなっていきます
脳科学者・西剛志氏さんは「立派な人は無意識に使っている言葉に脳が大きく影響され、行動が変わっていった結果でもあるのであり、最も手軽に自分を変える方法は言葉の力を使うことです」と述べています
朝起きてから眠りにつくまで私たちが最も会話している相手は、実は他の誰でもない「自分自身」なのです
人は1日の中で自分との会話「脳内トーク」を何千回から何万回も行っていると考えられています
『論点思考』の著者、内田和成さんは「視野・視座・視点の三要素で論点思考を高めるべき」と述べています
自分のいま抱えている課題すなわち論点がより明確に浮かび上がってくるようです
知識とは知ってる知らないの話です
知能とは正解のある問題を出来るだけ早く正確に答えを導き出す能力のことです
知性とは答えのない世界で最適解を導き出す力で、変化に対応する能力です
社会主義が良いか民主主義がいいか、ジェンダー問題は?・・・などは知性が導き出すべき問題は多くあります
人工知能と言いますが、人工知性とは言いません
知性は人間だけにあり、才能と共に伸ばすべきは知性です
「道」や「無為自然」を説く道教の老子は
天は万物を生み出すが所有はしない
また育てもするが支配はしない
現実を現実としてあるがままに受け入れ
物事をそれが進みたいように自然に前に流れさせてやりなさい
と説いています
子供は自然の一部で、親の所有物ではないので支配は出来ないと考えてもよさそうです
子供や若手社員が進んでいる道は『自立して生きることができる大人』ですから、その方向で流れさせてやるのが自然の法則です
考えることはかなりのエネルギーや酸素を消費するそうです
「人は1日10回しか選択ができない」などと言われ、忙しい人がいつも同じ服装や同じものを食べているのも関係がありそうです
「そろばんをしている人って皆ボクサーみたいな体してる」と聞いたことがありますが、計算ばかりしているとかなり脳のエネルギー消費するのかもしれません
故に変化や新しいものには拒否反応を示したりします
わずかの期間の間にAIは「こんなことも出来るようになったの?」という進化を遂げます
人間の頼もしいパートナーであると共に、仕事を奪う存在でもあります
AIに奪われる仕事以上に、新しく生まれる仕事の方が多いので『変化に対応する意志』さえあれば仕事は常にあります
いつしか力をつけてくると『自分は変化しないくせに人には変化を求める』ようになってくる人がいますが、これは自然の法則に反します
ピータードラッカーも著書の『経営者の条件』のなかで「人をマネジメントする方法はなく【自分をマネジメントする】しかない」と述べています
知識とは単なる道具です
どんな名刀も腕の悪い剣士が使えば相手に勝てず、粗悪な刀でも腕のいい剣士が使えば名刀にみえます
知識が豊富な人が優秀なのではなく、知識を使いこなせる人が優秀なのです
私達の体は食べたもので作られています
約4カ月で全ての細胞が入れ替わるので、生物学的には4カ月前の自分とは別人になります
では、私たちの「心」は何を取り入れて作られているでしょうか?
心は取り入れた「言葉」で出来ています
自分が発する言葉 職場や家庭などで聞く言葉 SNSで目にする言葉 そうした言葉を取り入れて心は育まれていきます
そして、言葉が習慣化されて「口グセ」となり、習慣となり、性格となり、才能に直結していきます
「才能」「自己成長」などは非常に広い観方や考え方があり、算命学の『才能占技』はその中の一つの観方であることをご理解ください
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算命学での才能とは
算命学で言う才能とは世間で認められているものではなく、自然にあふれ出て来てついついやってしまうエネルギーのようなものを指します
まず才能は最も剋線の多い十大主星がよく稼働する星=才能星となります
次に人体星図のタテ線にタテ線星=思考の星があるか否かに注目し、頭・中心・腹に一つでもあれば精神才能領域、一つもないと現実才能領域となります
次は人体星図のヨコ線にタテ線星=思考の星があるか否かを観ます
タテ線は考える時に稼働し、ヨコ線は行動を起こす時に稼働し、ヨコ線にタテ線星がある場合を『立型』 ない場合を『坐型』といいます
『精神才能領域』『現実才能領域』と『立型』『坐型』の分類は、まだ才能の答ではなく準備段階であり、まずはこの組み合わせて4つに分類します
この領域の分類は「あなたの才能はこれです」というものではなく「あなたの才能は自分が生活している周りのだいたいこの辺にありそうです」という地図のようなものです
陽占命式を見て『最も剋線が多い星が才能星』となりますが、才能占技における特殊命式を5つあげていきます


天運の中の十大主星
才能とは『〇天運』×『才能星(剋線の多い星)』になりますので、天運別にみる十大主星別の才能をみていきます
本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました
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