人財育成のビジネス算命学
ビジネスに占術を活用してきた経験から、四柱推命・算命学を中心にどう活用すべきかを書き綴っていきたいと思います  また長年の採用・教育業務・管理職の経験から人生100年時代の新卒の就活、ミドルの転職、シニアの転職、キャリアプランやライフプランを企業側からの目線で情報発信していきます 
スキルアップのヒント

天は万物を生み出すが所有はしない

海岸で子供が植えていたら・・・

「子供は学校やいたるところで勉強しろ!と言われているから家に帰ってまで親に言われたら勉強嫌いになってしまう」などとよく聞きます

知識の詰め込みは学校や塾の領域です

「じゃあ親は何を教えるの?しつけ?」などと考えてしまいます

もし子供が海の近くで飢えていて、そこに釣り竿が合ったらあなたはどうしますか?

答えは「魚を釣ってあげる」でなく釣り方を教えてあげること」です

子供が社会に出て自立して生きていけることが親の教育のようです

どの動物でもそうですが、子供が自立して生きていけるようになれば基本的には親の存在は不要になります

「有名大学を出して子供の価値を上げたい」

「医者である自分の後を継がせたい」

などの見栄や都合は子供にとっていい迷惑かもしれません

天は万物を生み出すが所有はしない 

「道」や「無為自然」を説く道教の老子は

天は万物を生み出すが所有はしない

また育てもするが支配はしない

現実を現実としてあるがままに受け入れ

物事をそれが進みたいように自然に前に流れさせてやりなさい

と説いています

子供は自然の一部で、親の所有物ではないので支配は出来ないと考えてもよさそうです

子供が進んでいる道は自立して生きることができる大人ですから、その方向で流れさせてやるのが自然の法則です

となると学校で教える知識よりは、社会の観方や考え方などの思考方法を教えるべきだと思います

「お米や野菜が食べれるのも、作ってくれる人のお陰」

「学校で学べるのも一生懸命働いて税金を納める大人達のお陰」

あれもこれも誰かのお陰で便利で快適な生活ができる!」

と教えれば子供は世の中はどんどん良くなっていく!自分も良くするために社会に加わりたい!と考えるようになります

「なんだまた野菜が値上げかよ!なにやってんだよ!」

「成績良くないな!努力が足りないんだよ!学校はなに教えてんだよ!」

と言い続ければ「世の中はろくなものではない!社会は悪い奴らが大勢いるところだ!」と考えるようになります

親の見方や考え方は重要です

大人気のイェール大学の思考法の授業 

教育企画部という部署に配属された時戦略と戦術の二本立てで考える癖をつけさせろと部長に言われます

採用あがりの私には「????」です

「太平洋戦争の真珠湾攻撃は戦術的には大成功だが、戦略的にははるかに工業力の優るアメリカを徹底的に怒らせてしまい大失敗だ」

という思考方法を幹部候補生には身につけさせろということでした

イェール大学にシンキング(Thinking)という講義があり、学生たちに大人気のようです

AIとは異なる「人間の思考」ならではの特性を存分に学べる「思考教室」だ というのが理由のようです

「思考の不具合」によって問題が生じるのは、個々人の生活だけにとどまらず、そういう根本的なエラーやバイアスは、実にさまざまな社会経済的な問題を引き起こす

政治の分極化、気候変動への加担、人種差別、警官の発砲をはじめ、ステレオタイプや偏見が根っこにあるほぼすべての問題に関係している

という理由から「シンキング」という講義が開始されたそうです

そうした問題の認識や対処、日常においてさまざまな決断を下すときの判断力の向上にどう役立つかを教える講義のようです

この講義は学生たちのニーズにぴったりと合ったようで、心理学のアドバイスを欲している人が多く、かなりの学生が詰めかけているのもうなずけます

思考の不具合は、私たちの脳が非常に込み入ったかたちで配線されているから起こるもので、納得できる理由がある場合がほとんど

論理的に考えているはずでも間違ってしまうのは、主に認知能力が高度な進化を遂げてきたことが原因

そうした認知能力が発達したおかげで、私たち人間は種としてここまで生き延び、繁栄することができた

そのため思考の不具合の解決策は、必ずしも簡単に手に入るとは限らず、どんなタイプのバイアスも取り除くのは恐ろしく難しい 

これから知性の力を必要とするエリートには、このような授業は必要ですね

これはAIを使いこなす人と、AIに使われる人と二極化すると言われています

AIを使いこなす=社会の舵を取る人には思考教室は大事だと思います

知識の吸収は18歳~20歳あたりでピークとなりますが、それ以降は思考力のレベルで変わってくると思います

本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました

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