人財育成のビジネス算命学
ビジネスに占術を活用してきた経験から、四柱推命・算命学を中心にどう活用すべきかを書き綴っていきたいと思います  また長年の採用・教育業務・管理職の経験から人生100年時代の新卒の就活、ミドルの転職、シニアの転職、キャリアプランやライフプランを企業側からの目線で情報発信していきます 
マネジメント

独断即決型リーダーは悪か

独裁者はよく言われない

「独裁者」と聞くと大概の人はいいイメージをもちません

「歴史上 多くの人を殺した」

「自分の欲望のままに世界を混乱させた」というイメージが強いです

いわゆる「悪」です

対してヒーローは「皆の指示を受けてトップになった」

「皆のことを第一に考えている」

「皆の意見に耳を傾ける」

という「善」のイメージが強いです

これは国によらず企業組織でも同じです

我が社は100社以上の会社の集合体ですが、リーダーには『独断即決型』『調和型』がいます

1人のリーダーに権力が集中し、皆の意見は聞かず一人で独断即決するTOP

皆の意見を取りまとめ、常に全体を考えながら行動する調和型のTOP

このコロナウイルス蔓延の混乱した2年間を総括してみると

『独断即決型』リーダーが優れており

『調和型』は現場を混乱させ、リーダー本人も多くの血を流すということがわかりました

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権力は自分の為か、人の為か

そもそも大きな権力をもったらそれを誰のために使うのかで方向が決まります

自分のために使うのか・・・

皆のために使うのか・・・

組織のスタッフが全員〈頭脳明晰〉〈責任は自分にあると常に考えている〉〈常に仲間を想って動いている〉のであれば調和型が理想になります

ただ、なかなかそんな組織はありません

コロナウイルス蔓延の混乱期であれば、リーダーが〈頭脳明晰〉で〈責任は独りでおい〉〈密かに部下を案じる〉意志をもちすべて独断即決するのが優れたリーダーシップになります

はたから見れば独裁者ですが、結果を見れば組織を守れる確率は高いです

〈判断力が弱く〉〈責任はおわず〉〈部下よりまず自分〉の独断即決型であれば最悪のカタチになります

優れたスタッフの集合体なら調和型

そうでないなら独断即決型が理想のようです

独断即決型は心理学では『ヒットラーポジション』などと言われますが、本人の姿勢次第で善にも悪にもなるようです

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理想の独裁者

基本的に誰もが承認欲求があるので『話を聞いてくれるリーダー』が好きです

長い目で見れば『奉仕型リーダー』は人を育成します

チームのメンバーを想う気持ちの強さは大事で、プラスして『責任は自分が全てとる』『部下は最優先で守る』としたうえで『判断はすべて自分がする』という姿勢であれば独断即決型で良いと思います

部下というものは見ていない様で上司の日常を常に見ているので、平時の上司の行動や人格はよく知っています

オスカーワイルドの

時代を動かすものは主義にあらずして人格である

と言うように『人格が受け入れられている』のであれば、独裁者大いに結構かもしれません

近年の優秀な独裁者ではシンガポールの「建国の父」と呼ばれる元首相リー・クアンユーではないでしょうか

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イギリスの直轄植民地からの独立はイギリス軍なしでの安保の確保

 マレーシアから分離をし、後背地も大きな国内市場も天然資源もなければ、農業・漁業生産もほとんどない都市国家であるシンガポールに残されていたのは人的資源だけでした

リー政権はこれを最大限に利用するべく徹底した能力主義をとり、限られたリソースを少数精鋭の人材に注ぎ込み、将来の指導層として育成を進め今に至ります

淡路島ほどしかない都市国家をここまでにしたのは独裁者でなければ難しかったと思います

何かと批判を受ける独裁者ですが『誰のために権力を使っているのか』を観ることにより評価されるのだと思います

本日も最後までお付き合いいただきありがとうございまし

  

  

  

  

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