人財育成のビジネス算命学
ビジネスに占術を活用してきた経験から、四柱推命・算命学を中心にどう活用すべきかを書き綴っていきたいと思います  また長年の採用・教育業務・管理職の経験から人生100年時代の新卒の就活、ミドルの転職、シニアの転職、キャリアプランやライフプランを企業側からの目線で情報発信していきます 
社会の知恵袋

「知らぬが仏」か「真実を観る」か

 環境が違えば進む道も違う

 世の中には「真実など知らない方がいい」「知らない方が幸せだった」ということもある一方「やはり真実を知りたい」という考え方もあります

前回は「知らぬが仏」「真実を直視」すべきか

「民で生きるか」「眼をもって生きるか」を書き綴りました

どちらも個人の生き方の選択としては自由です

映画マトリクスをご存じでしょうか?マトリックスでは機械が ≪人間をエネルギー≫ として家畜のように 飼いならす物語です

人間は希望や楽しみがないとすぐに死んでしまうので≪仮想現実の世界≫を与え続けます

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 ≪真実の世界を選び戦う≫人達が主役ですが「俺は仮想現実の方がいい」と真実の世界から仮想現実の世界に戻る人もいます

ここに人それぞれの人生に対する哲学があります

真実を求めて進むは カッコがいいが危険でリスク有り

仮想現実の世界は 家畜のようだがそれが安全で快適

そんなことを考えさせる映画です

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 若手のキャリアカウンセリングを行っていると昭和の労働の価値観が消えかかっているのを非常に感じます

20代ではいかなる優秀な学校を出ようとも人生のほとんどがわかっていません

ミドルからみれば全員≪稚拙≫だと思います(失礼)

ただ「昭和生まれの語る労働の教訓」には魅力を感じていないのも事実です

≪民主主義≫ になったのに ≪帝国主義≫ の価値観を語る人になります

生きてきた環境も違えば 進むべき未来も違うのです

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労働者が多いほうがバランスがいい

 マネーリテラシーで最も重要なのはいくらで生活できるかです

年収1000万円でも1100万円使っている人は借金が増えていきます

年収180万円でも100万円で生活できる人は80万円を ≪貯金・投資≫ にまわせます

生活防衛力+稼ぐ力=貯める力⇒財を築ける力になります

私の知り合いに「月5万円で生活している」方がいます

株の配当は「月当たり20万」です

15万は使わずに投資にまわし≪複利の力≫で増やしていきます

りっぱに資家として生きています

「ジムなんかに金使うなら階段使え」と言われます

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従業員が働くことにより ≪利を得る≫ のが経営者

企業が働くことにより ≪利を得る≫ のが投資家です

皆が ≪経営者≫ ≪投資家≫ になったら労働者が減り ≪逆ピラミッド状態≫ の社会になってしまいます

そのような意味から「キリギリスよりアリが正しい」と教育するのは理にかなってます

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もう一つ日本社会の素晴らしい仕組みとして 源泉徴収 があります

給与から30%先に税金等を引いてしまう仕組みです

これは ≪税金のとりっぱぐれのない≫ 優れたシステムです

「えええ!こんなに引かれるの?」と感じるのは新入社員ぐらいで 後はマヒして従業員を続けています

消費税までいれれば ≪半分近く税金 で国に搾取されています

産業革命後のヨーロッパでは資本家と労働者の比率は2:8でした

江戸時代も農民は85%で年貢で半分持っていかれますので今の日本と似ています

この比率がベストなのかもしれません

大企業は意外に税金をとられていません

大企業が大切にされるのは 従業員を多く雇用している からです

国は大企業でなく、多くいる従業員から搾取しますので、その意味で人を多く雇う大企業は大切です

フリーランスや個人事業主は「使ってから」申告しています

「引かれてから使う」従業員とは大きな差です

同じ年収600万円でも ≪実際の自由なお金≫ には大きな差があります

そういう意味でも ≪フリーランス・個人事業主≫ が増えることは国としては都合が悪いのです

マネーリテラシーの高い国ではどうしてもフリーランスが多くなります

国家と国民は映画マトリクスと重なります

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 労働を愛し支配を憎む

 従業員として毎月安定的に収入を得るということは

生存欲求=食べていける

安全への欲求=安定収入や社会保障

所属欲求=集団欲

承認欲求=認められ評価される

が満たされます

①②③が確実に保証されるのであれば「従業員で十分」となります

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それでも「自己実現の欲求」を求め

フリーランス・起業家・経営者・投資家の道を求める人がいます

FIRE・山奥ニートなども新種の生き方です

もともと人間は「群れの中で生きる」ことに安心感を覚えるので「群れから外れる生き方」は少数派といえます

≪生存欲求≫ と ≪安全欲求≫ は皆共通なので ≪集団欲求≫ から違ってくるようです

昔は「宗教」で結びつき

今は「会社」で結びつく

何かしらの ≪群れ≫ を自然に求めます

ただ≪孤独≫に価値を置く人が増えています

人は人を求める」は変わりませんが「群れには属さない」という生き方です

世界で最も賢いと言われるユダヤ人の言葉に

労働を愛し

支配を憎みなさい

権力になじんではならない

とあります

働いていると支配は気づかぬうちにそこにある

権力を得るとどうしても人を支配したがる

映画マトリクスで言えば「支配から抜け出す生き方」に傾斜する考え方を推奨する民族のようです

本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました

  

  

  

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