龍高星の構造
龍高星は下の図のように、陽同士・陰同士のストレートな五行(木火土金水)の十干での逆順関係で創られた心の構造です
日干(自分)が甲で壬から水生木というカタチでエネルギーを送り込まれているカタチです
鳳閣星・調舒星はエネルギーを送り出しているので⇒『しゃべる=伝達』というカタチですが、龍高星は逆に『取り入れている⇒習得』というカタチなので、そこから「知りたい欲求」が発生します
算命学では『陽の習得本能』と名付けていますが、習得本能だから勉強が出来るとは関係ありません
学生時代の勉強は、極論を言えば「定められたカリキュラムの暗記」ですから好き嫌いは関係なく頭に叩き込む苦行で、習得本能は主体的な好奇心から物事を知ろうとします
貫索は忍耐強さで、禄存星は褒められたくて、司禄星はコツコツ知識を蓄積する能力で、車騎は競争心で、牽牛は高い目標を定めて・・・ など、どの星も生かしようによって勉強はでき、高い知識を得られます
勉強のできる、出来ないは十大主星では関係ありません
陰陽の和のない龍高の心理構造は『激しく取り入れる』となり、常に貪欲に新しい何かを取り入れようとする心の構造なのです
したがってこの知識欲を満足させるために、行動力・努力・忍耐が必要になり、それがロマン、冒険、改革へと連動していきます
これには縛られない自由が必要となり、束縛は激しい知識欲を妨げます
ただ知ってしまうと急激に興味が薄れていきます
龍高星のキーワードは、離別放浪・冒険・企画開発・改革です
思考形態は立体思考で多方面より物事を観ようとしますので疑り深い面もあります
知りたい目的が定まると実にエネルギッシュであり、それがない場合は実につまらなそうに生きています
この龍高星の心理構造は『新しいものを生み出す、時代を変える、組織を改良改革する』などにおおいに力を発揮します
型にはめた状態や、日々変化のない世界では龍高の良さは出ずらく、良い環境にいる龍高は実に明るく、皆を楽しませるツボを心得ています
そうでないときは、無主義・無主張で陰気です
組織は完成を目指し、大きくなると変化を嫌い硬直していきます
時代は常に変化していきますから、そのなかでこそ活かされるのが龍高星だと思います
十大主星と名づけられていますが、この10通りのカタチは時代を生きる為の10通りの役割だと思います
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龍高星が2つある場合
人体星図に同じ十大主星が出ている場合は2連変化といい、貫索星1つ分を足します(同じ星が2つあると比和の関係が生じる)
2連変化の場合、その星の性質が倍加するか、逆現象で裏の星が出てくるかの2種類があり性質が変化します
また迷いやすくなる特徴もあります
龍高星が2つあると
龍高星の性質が倍加され、放浪を始めたらずっと放浪、濁流の増加と呼ばれているように、忍耐力を発揮したら超忍耐・・・と龍高星の性質が極端に出てきます
想像と破壊のエネルギーが倍増すると同時に、一点集中型となっていきます
龍高星+貫索星のような性格で、理数系にも強い人です
新しいことに変えたいと思ったらすぐ変える人で、変化の多い人生となります
1つのことにエネルギーを集中すれば、すばらしい成果を出します
多方面に倍加された龍高星のエネルギーが使われると、あれこれ目移りをして収拾のつかない人生になります
「一生一業」がこのカタチの座右の銘といえます

龍高星が3つ・4つある場合
3つある場合は
さらに放浪性は強くなり、自我がかなり強くなります
龍高+貫索+調舒のような性格で、孤独が好きで協調は嫌いです
ビジネス社会では、時代の変わり目、いわゆる合併、組織の大変更、社長交代などのときに素晴らしく力を発揮します
女性の場合そうとうに我慢強い人ですが、我慢の限界が来ると爆発し元に戻れなくなります
4つある場合は(非常にまれですが)
人の情に生涯、流され続けられる人です
窮地に追い込まれると必ず誰かの助けがあります
女性なら10回くらい結婚できます
龍高星4つと身強の十二大従星との組み合わせは、同性愛や薬物中毒になりやすく
龍高星4つと身弱な十二大従星との組み合わせは、薬物が身体に入るともたないので浮気に走るといわれ、男性は強い女性に魅かれます
4つある人は実際に身近では滅多に目にすることはありませんが、表面的にはどうあれかなり変わった人だといえます
本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました
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