人財育成のビジネス算命学
ビジネスに占術を活用してきた経験から、四柱推命・算命学を中心にどう活用すべきかを書き綴っていきたいと思います  また長年の採用・教育業務・管理職の経験から人生100年時代の新卒の就活、ミドルの転職、シニアの転職、キャリアプランやライフプランを企業側からの目線で情報発信していきます 
人間関係

適者生存・これからの生き方

環境変化と適合の仕方

 「適者生存」とは「強いものが生き残るのではなく、賢いものが生き残るのではなく、環境に適したものが生き残るのだ」という考え方です

前回は新入社員のための「適者生存」を話しました

今回はこれからの日本で生きるための「適者生存」を考えたいと思います

あくまでも個人的な見解です

明治維新以降は強い日本を目指しました

そうしないと欧米列強の植民地になる とよく理解していたからです

国家予算のほとんどは軍備にまわします

多くの若者の血が流れます

すべては強い国のためです

「清に勝った」

「ロシアに勝った」

大国に次々勝利し 国民も喜びます

アメリカに大敗し「強い日本」は終わります

軍隊をもたない 牙を抜かれたこの国は「アメリカ人のような豊かな生活を目指す」

豊かな日本を目指します

資源の乏しい日本は 100円で輸入した『鉄鉱石』を200万円の『自動車』に加工して輸出します

学生時代は猛勉強

社会に出たらひたすら勤勉に労働

過労死も問題になりました

すべては豊かな国のためです

バブル経済崩壊とともに「豊かな日本」も終わります

次は何を目指すか

堺屋太一さんは楽しい日本と言います

f:id:TOMOHIRO358:20210714190605p:plain

新しい時代の日本での適者生存

明治時代の優秀賞をとった 小学生の作文を聞いたことがあります

「ぼくは大人になったら軍隊に入って

 たくさん たくさんロシアの兵隊さんを殺します・・・」

という内容です

これが「強い日本」の価値観です

置かれた状況により「目指すもの」が変わり

目指す方向により「価値観」が変わります

「欲しがりません!勝つまでは!」に表されるように「強い日本」では「強い国」の為に全てを犠牲にできたのです

楽しい日本を目指すには どんな生き方になるのか・・・

それは

人生は喜ばせ合戦になる と思います

お客様を喜ばせたい

仲間を喜ばせたい

会社を喜ばせたい

社員を喜ばせたい

家族を喜ばせたい

そういう価値観をもった人間が「適者」として「生存」していくと思います

強くなる喜び

豊かになる喜び

の次に来るのが

人を喜ばせる喜び

人の役に立つ喜び

人に感謝される喜び

人を感動させる喜び

なのかもしれません

これは人間が最終的に望む「到達目標」でもあります

若者が「SDGs」「NPO法人」などに興味をもつのはその方向へ向かっているからかもしれません

自然や人を犠牲にして 利益を上げている組織 に興味をもちません 

「豊かな日本」を目指している世代には早くご退陣いただき

「楽しい日本」を目指すリーダーの登場を待っているように見えます

恐竜が滅びたように「強い日本」は終わり

猛獣が絶滅しかかってるように「豊かな国」は終わるのです

f:id:TOMOHIRO358:20210714194821j:plain

 自分は周りの人たちに何ができるのか

 人間は新しい価値観を脳で取り込むのに66日間かかるそうです

「日本は太平洋戦争に負けた」

ずっと前から議論していた上層部はいいです

いきなり聞かされた士官たちは「納得いかない」と強く抵抗したそうです

新しい価値観はすんなり受け入れられない のは世の常のようです

第35代アメリカ大統領のJF・ケネディは

国家が諸君のために

なにをなしうるかを問うのではなく

諸君が国家のために

何をなしうるかを考えよう

と大統領就任演説で語りました

国民は常に国や政治家に何かを求めています

しかし国を変えたいと真剣に考えているのならば 国民こそ国に何ができるのかを考えるべきとケネディは終始訴えていました

 「自分ならどうする?」

これからはこの姿勢が大切になってきます

有名人になって「テレビ出演」「本の出版」をせずとも

素人でも「YouTube」「ブログ」などなど発信ツールは増え続けています

大きくならなくとも自己実現は出来ます

「強い日本」は軍部が主役

「豊かな日本」は大企業が主役

「楽しい日本」は個人が主役

になってくるのではないでしょうか

本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました

  

  

  

  

  

ABOUT ME
ashikaga
採用・教育・研修業務と営業・企画の業務が半々のキャリアでした 支店長・企画課課長・営業部長・採用教育部部長の経験あり 大企業⇒中小企業⇒大企業でキャリアを積みました 算命学は高尾学館を卒業 部下の管理や育成に大いに活かしてきました サラリーマンと個人の事業と投資をしています