天中殺ってなに？
天冲殺って言葉を聞いたことありますか？ 字の意味からしてもあまりいいものじゃないな！と感じると思います
四柱推命の「空亡」、六星星術の「大殺界」がこれにあたりますが、どれも言葉から受け取る印象はよくないですね
年の天冲殺、月の天冲殺、日の天冲殺、また１２０年に２０年間まわってくる大運天冲殺というものもあります
一般的には年の天冲殺をみますが、月の天冲殺もなかなかあなどれません
しくみを言ってしまえば、十干＝空間（甲乙丙丁戊・・・・・）は１０、十二支＝時間（子丑寅卯辰巳・・・・・）は１２で、この２つがまわっているのですが両者には２つの差があり、１２年（月）のうち２年間（２か月間）不自然融合になる期間があり、時間と空間の不自然融合を天冲殺といいます
下図の場合は戌と亥の年が不自然融合になっていますので、戌年と亥年が天中殺になります
子と丑が不自然融合の人を「子丑天冲殺」寅と卯が不自然融合の人を「寅卯天冲殺」と呼び、合計６種類の天冲殺があります
天冲殺がブームになった時がありました
1985年の日本航空の大惨事が搭乗員名簿にそって天冲殺を調べると、93.4％の方が、天冲殺の影響のある方でした（確率学的にはほんとうにごくまれな出来事）
また、天冲殺に結婚した夫婦は５年以内に７０％、１０年以内に９６％が分かれています
こんなことから、天冲殺は恐ろしいもの、必ずなにか怖いことがおこるなどの認識が定着したようです
「あなたは天冲殺（空亡、大殺界）必ず不幸が訪れます！」なんて言われれば「えええ！どうすればいいですか！」＝と人を不安にさせ、商売に結び付ける人がいます
逆に「天中殺も空亡も大殺界も怖くない！私の言うことを聞けば」などという人も出てきます
災害が起こると「神が怒っている！」などと、人の不安を商売にする方々は昔からいます
地震の予知は大変ですが、台風や花粉、大雪など、正しい予測と対策をすればなにも怖がることはありません
ようは正しい知識を身に着けることが大切です
自分の命式を知りたい方↓
天中殺についてまとめてみました
「スタートにいい運気」「結果がよくでる運気」それぞれ違いますが、知っていると知らないでは大きく違うのが自分の運気の法則で、その運気のなかでも特筆すべきは「天冲殺」でしょう
この２年間（２か月間、２０年間）は特殊ですので、人を見るときまず真っ先に観るのが天冲殺です
天冲殺期間とその前後は独自の過ごし方があります。
複雑怪奇な算命学を学び「複雑すぎて答えがでない～！」のであれば、天冲殺のみに絞って学ぶのでもいいと思います
６つの天中殺にはそれぞれ家系の中での運命があり、植物の種が周りに種を落とし繁栄していくものや、タンポポのように風に運ばれ違う場所で繁栄していくものがあります
家系を引き継ぐ運命か、家系を離れて独自の道を切り開く運命かなどの違いがあります
自分は家系を継ぐべき運命なのか、独自の道を進むべき運命なのかをよく観てください
天冲殺は「自己成長の期間、自分磨きの期間、自己脱皮の期間」だと思います
「脱皮できないヘビは死んでしまう」と言いますから、自分の成長と社会変化に合わせて自分をバージョンアップする期間だと思います
また天中殺は「返礼の時」と主張する人もいます
人は様々な人のお陰で現在があり、この期間にそれを見直して感謝をするべき期間ということです
天冲殺をぬけたときは一皮むける＝新しい自分になっていると考えた方がよさそうです
誰もが当てはまる六つの天中殺
６つの天中殺にはそれぞれの性格があり、運気の上げ方も違います
自分の天中殺を一度見てください
【自分の天中殺を見る】⇒ 算命学総本校 高尾学館 | 星出し (sanmei-gaku.com)
本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました
