人生脚本-1

人生脚本①
交流分析では人生をドラマの脚本のようなものとみなしています
ドラマの主人公は自分自身とし、人生脚本と言います
ドラマの大きな流れは子供の時代につくられます
親と過ごした環境で培われた自分の態度や決断があらすじとなり、ドラマの主軸となります
その後の様々な経験が肉付けされ、元のあらすじをさらにドラマティックなものに強化固定していくのです
人生脚本のあらすじにはキーワードがあり、これを禁止令と言います
子供のころ親と過ごした環境の中で「嫌だな」「違うな」「合わないな」「不満だな」「傷ついたな」「居心地が悪いな」など、安心できない、落ち着かないような気持になった親からのメッセージです
あくまで子供の立場で感じているメッセージですので、大きく傷つく言葉でなくとも、親と子供の価値観の違いであることの方が多いものです

脚本分析②
幼少期の親の影響は非常に大きなものであり、成人後忘れたとしても潜在心理に色濃く残り、深いところで影響します
「禁止令」の続きですが、「人前でなくな!」「お兄ちゃんなんだから我慢しなさい」などを繰り返し聞かされ育つと、「感情は抑えなければならない」「素直に感じたことを表現してはならない」となります
これが人生脚本の中で重要なキーワードとなり、成人後、感情を素直に表現しようとすることに対するブレーキとなりますので、 自分の本当の喜怒哀楽を表現できないだけでなく、感情自体を感じにくくなっている場合があります
感情というものには計算がなく湧いて出てくるものですが、幼少期の禁止令により封印され、成人後も封印されたことに気が付かず、歪んだ情動になります
相手を攻撃したり理屈で裁くことで、自分の感情も、相手の感情も見ようとも感じようともしなくなります
人生脚本には、幼少期の親からの禁止令が大きく作用しているということを理解しなくてはなりません

人生脚本③
人生脚本の種類は大きく分けると
①「決して」式の脚本・・・決して一番欲しいものが手に入ることはない 、本当にやりたいことがあるのにどうしても踏み出せないままの人生
②「いつまでも」式の脚本・・・親の怒りや罪の呪縛から解かれることがなく、自分は不幸でいるべきだと信じている人生
③「まで」式の脚本・・・あることを達成するまでは幸せになってはいけないと決め、自分が本当に実現したいと思うことを回避する人生
④「その後」式の脚本・・・物事がしばらく順調に進んでいても、その後には悪いことが起きるのだという恐怖に中で生きている人生
⑤「いくども」式の脚本・・・真の自己実現に向かって歩んでいるのに、成功を目の前にしてあと一歩のところで無意識に失敗を繰り返す人生
⑥「無計画」式の脚本・・・義務を果たすことだけを目標に生きてきたので、目標(義務)を終えた後の時間の使い方がわからない 上記はなんらかの禁止令に支配された人生脚本です
これは敗者タイプの脚本といい、自分の真のゴールを自分で達成することが出来ず、またその欲求不満や責任を周囲のせいにして生きていくような人生です
⑥は妥協の人生になります
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