アントニオ猪木さんはどんな人
日本のプロレス界を盛り上げに盛り上げた人である燃える闘魂アントニオ猪木さんの人体星図を分析してみます
猪木さんは様々な評価があると思いますが、この人がいなかったらプロレスは他の格闘技からバカにされていたと思います
「キングオブスポーツ」「誰の挑戦でも受ける!」と周囲に言い放っていたのは、確固たる真剣勝負での強さがあったからだと思います
知っての通りプロレスは他のスポーツの報道からは除外されており、その理由は『ブック(台本)に沿って演出されているショーだ』と言われているからです
ボクシングが年に2試合しかできないのに、プロレスは年260試合以上できるのもそのためで、新日本から分岐したUWFが真剣勝負で興行を行いましたが、月に1試合が精一杯でした
ジャイアント馬場はアメリカに見習いブック破りなど許さない厳格なブック重視のプロレスを行い、アメリカプロレス界からは絶大な信用を得ていましたが、強さに拘る猪木さんは他の格闘技ともガンガン試合を行い、その強さを見せつけます
「プロレスなんてショーだからプロレスラーは強くないよ」と他の格闘技に舐められない睨みを利かせていました
猪木さんは「本当に強い奴が上に行けるプロレスにしよう」と弟子たちに常々語っていたようですが、ここが経営者の難しいところで「食わせていかなければならない」という想いから、年間260試合とテレビ局の意向には従わざるをえず、真剣勝負派はUWFをつくり最右派のパンクラスまで分裂をしていきます
ブックを忠実に守り、ケガがなく60歳まで現役を続けることができた馬場さんの全日本プロレスの安定感と大きく違い、ショーか真剣勝負かの狭間を行ったり来たり苦悩し続けたのが新日本プロレスでした
そんな猪木さんの核となる日干は意外にも平和的で地味な『己』で、これは人々が平和に暮らす大地をあらわします
情熱の火性や攻撃の金性ではないんですが、己は最も変化せず静かな頑固でもあります
宿命に生月天中殺があるので、苦労は多く鍛えられた人生といえます
天中殺は跡継ぎ運のパワフルな寅卯天中殺ですから、力道山から引き継いだプロレスをさらに発展させます

猪木さんの中心星は自尊心の強い牽牛星で「プロレスがバカにされて成るものか!」の想いはここからきていると思います
役人の星と言われ縦社会人間で安全・安定な道を進む生き方の星の牽牛星は2つあると大きく変化して前進力の強い攻撃性を発揮します
同じ新日本プロレスでは金本浩二選手などがそうで、格闘技界では鼻っ柱が強くプライドの高そうな選手が多いです
社会面は自我の強い信念の貫索星です
猪木さんの30代中盤までは、これまた攻撃・前進の若いエネルギーの天南星のエネルギーがささえます
社会に出たての若さに満ちたエネルギーであり、希望や夢、確固たる自我の星であり、天南星の世界のキーワード「反骨精神」「冒険」「躍動」「希望」「目的」です
一本気で直情な性格は、仕事であれ、遊びであれ、目的に向かって全精力を傾けるパワフルさとなります
天南星・天禄星・天将星は『身強の星』と言われているくらい強いエネルギーの星で、特に天南星は若いエネルギーなので常に新鮮な思索によって進められ、古いものを廃止独創的な思考力をもちます
批判精神が強く、上下の区別なく自分の意見を主張をする為に敵も多くなります
血気盛んな青年のエネルギーの天南星の特徴は若く、明るく、元気で、勢いのある前進力が特徴なので「元気ですか!」の猪木さんの言葉は天南星のエネルギーの放出といえそうです
天南星の特徴は
①直情で一本気・・・ひとつのことにエネルギーを集中し、成功もあれば失敗もあり、練磨されながら成長していく
②良く動き、よく働く・・・いけいけどんどんでよく動きます
③自分の気持ち、考えを強く出す・・・パワーがあるので力を前に出してしまう
④批判力が強い・・・口もパワフルで攻撃的
⑤恋愛は一途・・・恋愛すると一途にそのことばかり考えてしまう
⑥経済観念が薄い
⑦相手が弱いと同情心が出てくる
若者の質である反骨精神、冒険心がある前進力に満ちた星で、まさに猪木さんそのものをあらわす星です
若年期にあるからといって中年期にそのエネルギーが消えるわけではなく続きます
中年期はお人好しの天極星が廻りますが、アントンハイセルなどの人の口車に乗った事件は、このお人好しで信じやすいところからきているのかもしれません
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チャレンジ精神を前進力のあるエネルギーが支える
猪木さんを語る時には『天南星の前進力』『牽牛星×2』に『貫索星』が特徴になりそうです


牽牛星が2つあると車騎星と同じ性質となり、理知的で考えてから行動する牽牛星ですが「考える前に行動する」というかなりアグレッシブな行動力が出る反面、牽牛星独特の用心深さがなくなります
負けることや恥をかくことが嫌いで慎重な牽牛星ですが、2つある場合は車騎星と同じくそんなことは考えず、まず行動!まず前進していきます
いったん目標を定めるとパワフルに行動していきますが、勇み足になることも多く、無為無策の行動に走る恐れもあるため、牽牛星1つの人のように周囲の状況を冷静に観察する部分はありません
金性は増えれば増えるほど改革・革命の龍高星の内容になっていきます
同じ十大主星が出ている場合は2連変化といい、貫索星1つ分を足しますので猪木さんの命式は『貫索星×2』となります
単独行動で頑固、マイペースの貫索星が2つあると貫索星のエネルギーが倍加され、とにかく我が道を行く単独行動の典型といえます
滅多に自分の意志を曲げず、この人の考え方を変えたり、行動変えさせようとするのはなかなか大変です
初めての東京ドーム進出でも「両国国技館や武道館の1万2千人でも大変なのに、6万人のドーム大会など無理」と全社員に反対されても強行し、見事成功を収めています
貫索星2つは自分の人生を積み上げていくことに関しては相当に粘り強い人といえます
単独行動を好むため利己主義にも見えますが、外見より中身は柔軟性があり、自分を強くしっかりもち、人生や行動の目的を失うことはない人です
牽牛星+貫索星の連結は、陰陽の和のある相剋関係の貫索星と牽牛星の連結は目的をやり遂げる執念には見事なものがあり、長い道のりを忍耐強く進んで行く能力に長けています
忍耐強く頑固にやり遂げる貫索星と高い志をもてばどんなに時間がかかっても登り詰めようとする牽牛星の連結なので、時間がかかってもやり遂げる組み合わせなのであり、ダメでも退き、また力を蓄えて再チャレンジしていきます
この組み合わせは非常に動物的感覚が優れており、身体で覚えていく為に職人芸には長けてきますので、晩年になるほど人間性は奥深いものになっていきます
二連変化はこちらを参考にしてください


局法と宿命天中殺で観る
猪木さんは生月天中殺を所有しています
生月天中殺は月干支との不自然融合で『立地中殺』とも言われます
月干は子供・目下・社会を表し、月支は自分の家系の流れ・心の支え・立場を表し、その部分が天中殺だということです
月支が揺れている状態で、心のバランスがとりにくく精神か現実かで偏りやすくなる為、バランスをとるためには生家から離れることが一番であり、若くしてブラジルの家族と離れ日本に戻ったことで陽転したと思います
人生を渡るうえで地位・財・人間関係が味方せず、時代・社会に対して不自然さがあり、時代にうまく溶け込めない傾向がありますので、その部分で鍛えられ強くなっていきます
自分と社会・家系との間が天中殺といえ、早い時期に家系から離れた方が現実的成功をつかみやすくなるのが生月天中殺の特徴です
早くとは『自分が出来上がる前』で、家系の中にそのままいると徐々に運命のバランスが崩れて現実の喜びが見いだせなくなります
生月天中殺の男性の傾向として
・時代や社会に背を向けたりする
・周囲とうまく融合できない ついていけない
・常識を無視したりしやすい
・家系からはみ出しやすく、援助が受けにくい
・心を大切に生きる為、役職に固執せず、何年勤めても出世や名誉を望まない
・自己保身が強く頑固になりやすい
・今という時代と不自然融合な為、古典的な伝統芸能を目指すと良い
・夢や空想の世界に生きる役目がある
・仕事は自由業や単独で動ける仕事が良い
・自分の才能を活かせる仕事に拘るべき
・家系の恩恵を受けにくく、ちょっと変わった人に見える
生月天中殺は『未来だけ見つめて生きる』のが良く、仕事は『未来を見つめる』『夢を売る仕事』『職人的仕事』が合っていますので、その為には『個の確立』が重要で『自分に厳しく、自分を律する』ことと『自分を客観的に見る目を養う』ことです
心には『身体で学ぶもの』と『頭で学ぶもの』があり、これが一体となると『真の心』となり、この2つがバランスがとれているか否かがポイントになります
算命学には格局法という占技がありますが、陰占で観る格法が稀にしか当てはまらないのに対して、局法は多くの人が何かしら当てはまります
局法とは特殊な陽占命式のことで、局法が成立する命式は一般的技法に加えて特殊な要素が加わることになり、その局の特性がプラスされます
より個性を炙り出す技法といえ、隠れた個性を見つけるのに役立ちます
猪木さんは相法局・乱命局・殺局に入局します


相法局は人体星図のタテ線またはヨコ線が、金性=車騎星か牽牛星で止まる人です
この局の人は損得勘定抜きの働き者です
組織に仕えることで子孫に対して陰徳を積んでいき繁栄します
車騎星で止まる人は行動力が抜群で、牽牛星で止まる人は非常にまじめな人ですから牽牛星×2で車騎星の質があり、牽牛もある猪木さんはその両方の良さがあります
結婚は苦労が多くなりがちです


乱命局はヨコ線に『金剋木』の相剋関係がある命式です
乱命局は名誉や評価が自分の世界を剋すことになります
家庭運やプライベートと仕事運がアンバランスになってシーソーします
ようは仕事が順調だとプライベートや家庭が乱れ、プライベートの恋愛や家庭が上手くいっている時は仕事に問題が出るなど、家庭運と仕事運がアンバランスになりやすい傾向があります
木性が剋されると守りたいものを守れなかったり、信念を失う弱さが現れやすくなります
乱命局は水性の質を生かすのがよく、知性的学びや経験を増やすことが大切になります
もう一つヨコ線にある殺局はヨコ線に『火剋金』の相剋関係がある命式です
殺局は本来の魅力を発揮しにくく現実面での苦労が多くなります
自分の力が周りの環境で変化させられてしまうので、本来もつの力が出し切れないのです
そのため自分らしい魅力が折々に変化しやすくなり、自分の中のプライドと自由でありたい心の葛藤が内にこもって精神が乱れやすくなります
本当はプライドのように真剣勝負の総合格闘技が理想だったのではないでしょうか?
他人に対する気持ちが少しのことで変わりやすい傾向もあります
殺局はは土性の質を生かすのが良く、禄存星的な『愛情・奉仕』や司禄星的な『地道な積み上げ』を意識して行動することで中和されます
時代を創る人は必ず人一倍苦労をするような命式になっています
ブラジル遠征に来ていた力道山の目に留まりスカウトされたとなっていますが、実際は奴隷のような生活から脱するために身売りしたのだと思います
戦後の日本で成長してきた人はしないような苦労を重ね、それを乗り越えたので『持てる星をすべて陽転させた』のがアントニオ猪木のすごいところだと思います
弟子である安田選手が自殺未遂をした時に「花が咲こうが咲くまいが生きてることが花なんだ!生まれたことが花なんだ!」と語った言葉に、ブラジルの地で奴隷生活のような少年時代を過ごし、その後は力道山に壮絶な扱いを受けた猪木さんの我慢強さとやさしさが表現されていると思います
本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました