寿命と共に延びる労働期間
世界の平均寿命は年々伸びています
その中でも長寿国なのが日本です
現在の中学生の半分以上は107歳まで生きるそうです
人類は〈飢えのない社会〉〈病気を完治できる医療技術〉を目指してきたので、長寿は人類全体で望んできたことです
東洋思想の『一極二元論=1つの極は陰陽2方向に進む』で観れば『陽=長寿』と同時に『陰=お金と健康の問題』いわゆる社会保障の問題が出てきます
お金の問題を年金で観てみれば
1965年では高齢者1人を9人で支えていた『お神輿型』でした
2000年では高齢者1人を3人で支える『騎馬戦型』となり
2050年では高齢者1人を1.2人で支える『肩車型』になります
となると労働期間は延長され「庶民は死ぬまで働かされるのか!」と思ったりもする人が出てきます
国の対策は
①子供を増やす
②外国人労働者を増やす
③家庭にいる女性の労働者を増やす
④高齢者は出来るだけ長く働いてもらう
となりますが、若者からすれば「身体が動かなくなるまで働かなければならない社会はヤダな・・・」と「長寿=幸福」にならなくなってしまいます
サラリーマンはオワコンか
1970年代は55歳が定年の歳でした
1986年に60歳が企業の努力義務になり、後に義務化
2000年に65歳が企業の努力義務になり、後に義務化
2021年に70歳が企業の努力義務になりました
15年~20年ごとに定年が伸びていけば30年後は90歳定年にもなりかねません
良くも悪くも企業の寿命は逆に短くなっていきます
ここまで言うと「若い人たちの未来は暗いな・・・」と思えたりしますが、そこは日本人の〈古い労働観〉と〈マネーリテラシーの低さ〉を変える必要があります
古い労働観とはX世代の前の世代の〈滅私奉公的労働〉〈終身雇用〉〈年功序列〉などの日本独特の仕組みです
X世代・Y世代は「企業組織の中で働くのは苦痛」と感じている人はわりに多いです
ただ、親世代が「従業員として生きるのが一番いい」「労働は美徳」「大企業ほどいい」などと摺り込んでいるので、惰性で従業員として生きている人も多くいます
Z世代になると労働観も変わってきます
学校の就職担当に「最近は『行きたい会社が無い』という学生がいるんです」とよく口にします
「卒業したら起業したい」「フリーランスで生きたい」なども年々増えているとも言います
『従業員として生きる』はオワコンなのかもしれません
生きるために働くから自立する
健康の次にくるのが『生きるためのお金』です
X世代・Y世代の親たちは貯金の金利が極めて高い時代を生きているので「貯金しろ」しか言われていない人が多いです
貯金は銀行に投資して利益から金利でリターンがある投資です
銀行への投資は現在は金利0.001%の時代です
昔の0・7や0.8の時代とは大きく違います
貯金が資産作りにはダメになってきたのと入れ替わるように、株式投資はやりやすくなりました
Z世代は「情報活用力」があり、老後まで時間があります
投資は一昔前より格段にやりやすくなりました
副業も含め月に8万円強投資にまわせば、年間100万円づつ投資ができます
複利の力は偉大なので、30年後の50歳には6,600万円ができます
4%ルールでの取り崩しでも月に22万円は永遠に続く不労所得ができます
今は小金持ちには誰でもなれる時代です
『働かなくても収入のある仕組み=マネーマシン』を作っておけば仕事にしがみついて生きる必要もないのです
「嫌々死ぬまで働き続ける」という生き方には縛られません
好きな仕事なら夢中になれるし、ノーストレスです
「生きるために嫌々働く」から抜け出す道を見つければ労働60年も苦ではありません
お金に対して最も重要なのは『いくらで生活できるか』です
『生活費=生きるのに最低必要なお金』と『ゆとり費=趣味・娯楽費』に分けて考えると良いです
「月5万あれば生きてはいける」というツワモノから、超浪費家体質までいるとは思いますが
『生活費』はいくら必要か
『ゆとり費』はいくら欲しいのか
を割り出して人生設計すれば107歳まではお金の心配はないと思います
株式投資や不動産投資や副業など何もせず、労働所得一本だと本当に動けるうちは一生労働になりかねません
本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました