「陽」が極まれば「陰」となる
企業に対し、終身雇用を望む人は87.3%だそうです
9割の人が「最後まで雇用してくれることを望む」ということであり、残りは いずれ家業を継ぐ 独立起業する 経済的自立を果たし早期リタイアする ということです
こう考えると 日本の終身雇用制度は未だに強く根付いているのがわかります
「一所懸命」の日本人の精神かもしれません
以前「一極二元論」の話をしました
ひとつの極は陰陽二方向に同時に進む
飢えのない社会 病気が直せる医学の進歩・・・ 人は陽の未来を目指して進んでいきますが、結果「長寿社会」という問題に突き当たります
医学は大きく進歩し、飢えは無くなったどころか摂取過剰でダイエットを考えるところまで来ました
陽が極まれば陰となる 「人生100年時代」は喜ばしい反面、様々な社会の仕組みの問題点を生み出します
3ステージを見直すとき
学習期20年→労働期40年→引退期20年
大まかに見ると、私たちは人生を このような3ステージで観てきました
学習期20年→労働期40年→引退期40年
となると 年金、医療費などなど 様々な社会の制度 仕組みを見直さなければなりません
先進国では10年に平均寿命が2年づつ伸びているそうです まだまだ伸びます
高校、大学を出て 60歳まで働いて その後は悠々自適に年金暮らし・・・・は難しそうです
国に何とかしろ 地域に何とかしろ 企業に何とかしろ という前に 自分たちで考える 自助努力が必要だと思います
「働き方改革」はこれからが本番ではないでしょうか・・・
NISA や iDeCo は投資をしている人間からすると「なんて素晴らしい!無税だよ」と感じますが、国もそれだけ「優遇するから自助努力してください」というメッセージなのかもしれません
延長された労働期の生き方
仕事観は人それぞれでしょう
「本来仕事はつらいもの 食べるためには仕方がない」
「好きで選んだ仕事 ずっと続けたい」
「とにかくまじめに働いて 老後はゆっくりしたい」
現在、シニア世代にもキャリアカウンセリングをしていますが
「子供の学費が」「家を立てねば」などの大きな出費はなく
求められるのは「生きがい」「楽しいこと・好きなこと」「人の役に立つこと」などが多く聞かされます
全国で観ると60歳過ぎても働かざるを得ない人は36% これは今後も増えるでしょう
問題は「かつての部下が上司になるのは避けてほしい」「役職がなくなるのはみじめだ」という声も出てきます
となると 組織に属するより経験を生かして起業かフリーランスで生きるという選択も視野に入れてみては・・・・ と言いますが、それはないようです
この「人生100年時代のキャリアプラン」は後日に延長したいと思います
本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました