従業員だけが生き方ではない
欧米の大学のキャリアセンターでは 就職相談だけではなく1/4~1/3 は起業の相談があるそうです
日本人の場合、民族性もあり「会社に就職し従業員として生きる」がスタンダードであり「いい会社に入りなさい、その為に勉強を良くしなさい」と子供を諭す親が多かったです
私が新卒で入った会社も「自己実現を社会実現へ」と謳ってましたが そもそも従業員が「自己実現」を考えるのは無理があります
お分かりのように従業員は源泉徴収があります 自動で収入の1/3を引かれて「手取り」というカタチで給与が払われます これは国にとっては非常に都合のいいシステムです
従業員という生き方を選ぶには日本人の民族的な気質も影響しています
・リスクを嫌う
・集団で動くことに安心感がある
・変化を嫌う
などです これはこれで組織力を生かした戦法でいいものを作り上げてきました
過去は情報といえばテレビと新聞がメインでした この2大メディアは免許事業ですから国にとって大きく不利益な情報を流せば免許剥奪されます そこまでいかずとも広告収入もかなりのものですからスポンサー企業に不利益になることはできません
ですがインターネットの発展によりフィルターのかからない情報が世に氾濫してくると「雇われて働くだけが生き方ではない」「従業員では自己実現など出来ない」という考え方が広がります
いかなる優秀な大学の経営学の授業でも「金持ちになる方法」は教えていません
現在、就職・転職の斡旋に関わる仕事 学校の就職指導 もすべて「従業員として生きる人生」がメインで事を進めていると言っても過言ではないです
キャリはデザインは従業員モデルがほとんど
2年前より「採用困難」「定着悪い」リゾート事業の採用・教育の責任者になりました
新卒の採用増→教育研修強化→定着率改善 が私の今の主要業務です
新卒採用のノウハウは自信があったので、問題は定着率です チームで論議を重ねるうちに行きついたのが「〇年後はどうなる」というキャリアプランの明確化でした それと連動して教育プランを練り上げました
常時人手不足→一人当たりの仕事量増→教育・育成に手が回らない=定着率悪化 というスパイラルです 採用力強化と育成力強化で事業の問題はほとんど解決します
何度も中小企業大学やセミナーに参加してキャリアプランを練り上げました いろいろな学習や資格獲得に理解力のある会社であることは感謝しております
その中で出たのが「調理師は将来自分の店をもちたいという志の人間が多い」や「将来は海外で働きたいという人間が増えてきた」など会社を離れる前提の者への対処でした
「ビュッフェスタイルじゃなく、和食も洋食も手作りなんだから〇年いたらレベルはこう、■年いたらこのレベルまでなるということを明確にし独立志望者を積極採用しよう」
調理師以外にも「資格はこれらが獲得できる 外国語の研修を希望で参加できる こういう研修がある などを明確にしてステップアップ転職者にも対応できるようにしよう」
そのまま在職してステップアップしていく だけでなく ステップアップの転職 独立して起業する をプランニングしたキャリアプランを作成しました
結果、志望者は25倍に増え、学校側も積極的に押してくれました 私よりも上の世代は「終身雇用型のキャリアプランって、本当に終わったんだね・・・」と語っていました
社内はこれでいいとしても人生にはまだまだ多くのキャリアの選択肢があります
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終身雇用崩壊とテクノロジーの進歩でキャリアは変わる
この2年に採用した若手とはよく公私にわたりコミニュケーションをとっています
最近は今までにないキャリアプランも多いと思います 私はFIREもニートも肯定派です いろいろなキャリアプランがあっていいと思います
大きく分けるとキャリアプランは4つになります
・従業員として組織に属する
終身雇用が終わったとはいえもっともポピュラーです
・専門家になる
自分の店を持つ 医者や弁護士になる など
・起業家になる
自分で事業を起こす 経営を引き継ぐ など
・投資家になる
株式投資 不動産投資 など FIREもこの一種だと思います
もちろん 小さく事業を行いながら投資も活発に行うなどの合わせ技もありです 水源=所得は一つだけでなく複数持つべきです (私も実践してます)
フリーターも奨励するし、山奥ニートも認めます
AI・5G・ブロックチェーン・EV などのテクノロジーの進歩でも仕事は変わります
少子高齢化や終身雇用終焉などの社会変化などでも仕事は変わります
生き方も細分化され、新しいキャリアプランも生まれこれからどんどん変化していくと思います 「いい学校に行き、いい会社に入り、ずっと忍耐強く勤め上げる」という固定観念が通用しなくなりました
若手と接するにあたり「キャリアデザインを企業任せにする時代ではない キャリアは自分で考え 実現するもの」という考えが強いです
この辺を私が「若者は進化している」という所以です
本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました
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