就活をクリアし、なんとか社会人になったもののすぐに退職をしてしまう場合があります
とある高校の就職担任の先生が「なにがなんでも3年間辞めないで!」と強く何度も言ってますと話してましたが極めて的をついたアドバイスです
企業側としては若い世代の耐久力に信用があまりありません
「仕事を覚える前にすぐ辞めてしまうのではないか・・・」という不安が管理職に強い場合があります
たまたま1次面接、2次面接両方に関わったことがありましたが私が前職の退職理由をかなり突っ込んで聞いたにもかかわらず、横の3人の面接官も角度を変え退職理由を聞き、同じく2次面接でも面接官全員が「すぐに辞めないだろうか・・・」の質問が多かった感じです 若い世代の退職が続いた時だったので仕方ないところもありますが、若者の早期退職に管理職がナーバスになってます
仕事の内容にもよりますが通常戦力化するまでに時間とコストがかかります
「うちはきついからすぐに辞める人間がが多い だから多めに採る」という企業以外、戦力化したら継続的に働いてもらわないと企業としても割が合いません
管理職世代からすると「なんでこんな理由で辞めるんだろう・・・」と若い世代の気持ちがくみ取れない人が大多数です
某有名私立大学から志望していたプログラミングの仕事に就いた女性が1年で辞めました
「働いてみたらなんか違って・・・毎日パソコンとにらめっこが続くかと思うと・・・」
「理系でしたから4年間の学費が700万以上掛かってます 親には悪いことしたな~とは思ってます」
「私たち世代、すぐに辞めますよ・・・石の上にも3年とかよくわかるんですが・・・」
入ってみたら違った・・・
というより入る前はわかりません
ほとんどの場合、入社前は人事担当者としか接していませんし、人事部の人間を見てしかその会社の社風を感じとることしか出来ません
この辺のギャップは確かにあります
また一昔前に比べ転職がしやすくなったのもあります
バブル時代の人手不足から転職雑誌が発行され、そのテレビCMも頻繁に流れ転職をあおりだしたのを皮切りに、近年はネットで気軽に検索、企業にアプローチ出来るようになりました
古い世代は辞めたくても決定的に転職情報不足だったんです
辞めたくても動き方を知らず、辞めずにいたら給料も役職も上がり耐久力も付き、うるさい頑固な上の世代が辞めていき、後輩の方が多くなり、社風にもなじみ現在に至る・・・こんな感じの人が多いのです
3年に満たず辞めてしまった場合、退職理由次いで志望動機をしっかり考えておくのが得策です
その注意点は
①前社の批判は極力しないこと
②今思えば自分が未熟だった(考えがあまかった)次はしっかり腰を据えて働きたいと思う と謙虚な反省と長く働く覚悟を伝えること
③なんとなく職探ししてると感じられるとアウト 「是非この会社に入社したい」を表現すること
この辺を意識していれば20代はわかぎのいたりで済まされると思います