最初の会社は地方の支店のスタッフ以外は新卒しかおらず、新卒採用には非常に力を入れていました
独自の採用方式で長きにわたり入社1年目の中から東京・大阪20名づつ(東北・北海道・名古屋・九州は2名づつ)ピックアップして採用本部に配属していました
2週間の新入社員研修が終わると採用メンバーはまた独自の研修が2週間ありました
研修最終日の夜は団結式兼大歓迎会
時はバブル絶頂期の日本、新宿NSビルの最上階のレストランで高層ビル群の夜景を見ながら、総勢60名の大宴会でした
その時、社長が「商品本部はヒット商品を作る、営業本部は会社の生命線の売り上げを作る、そして企業は人で成り立っている!君たちは新たな人材を採用するという会社の未来を作る最も重要な仕事を任せる!」
そして参加した役員、部長、室長に「期待してるぞ!」「頼むぞ!」とお酒をつがれ、高層階から新宿の夜景をみながら非常にテンションの高い社会人としてのスタートをきりました!
若いんですよね・・・青いからすぐにのせられる・・・
朝は8時には来て、夜は22時過ぎてました
朝の新宿駅はものすごい人の波 電車はどの電車も超過密
当時は就職協定の8月20日会社説明会が実質ゴール!ここまでに決着がつくという感じでした 第2のゴールは10月1日の正式内定日
4月はほぼ研修という感じでGW後に採用活動スタート 学生の数を多かったので、毎日4~8名の学生とグループ説明会を4回 一人の学生を3回は呼んでました
採用目標は全国転勤可能な大卒男子166名!結果は半分の86名
バブル期の採用は苦しい・・・ そんなことも考えてもいませんでした
それでもFという同期と私で23名づつを入社させ東京採用本部のシェア50%は2人で確保しました 他は1人~3人程度の採用数でした
8月20日の内定者(まだ内々定)終わり、会議室に全員呼ばれ、社長からひと言!
「社会人は結果だから・・・」
つめた~い目で、つめた~い口調・・・
そのあと人事部長が入ってきて「大幅採用目標未達成は出店計画も狂うし、補充すべき部署に補充できず、社員に負担を強いる・・・」などブツブツ言われ
「これからは売って返せ!売上数字で会社に貢献しろ!」と全員営業として10月から再スタートすることになりました 私は北関東の支店の一つに異動
それでも当時は「そうだ、売って売って売りまくろう!売上実績で会社に貢献しよう!」とスムーズに気持ちの転換が出来ましたが、落胆している同期も多かったのを記憶しています
ただ、社会人スタートの仕事のインパクトはいつまでも残り
社会人は結果 社会人は結果 社会人は結果
今でもこの言葉は脳裏に焼き付いてますし、それが思考・行動の核となり
結果的にその後の社会人人生にはいい影響を与えたと個人的には思っています
とにかく「数字が人格」というような文化の会社でした