天敵から身を守る能力
昆虫などで『擬態』の能力を持ったものがいます
捕食されないように進化した能力だと思います
虫は擬態ができなくても、素早く動ける、空を飛べる、固い身体をもつなど、それぞれ捕食者から身を守る能力を持っています
人間にも擬態のような能力があり、集団の中で周りに溶け込める能力です
家では我がまま一杯の子供でも、意外に学校では自分を抑えて上手く生きていたりします
子供は『親に見せる顔』『先生に見せる顔』『友達に見せる顔』の3つを無意識に使い分けているといいます
単体では生きることが出来ず、擁護者が必要なので「どう大人と接するか」のスキルは非常に重要です
多くの生物が命を落とすのは『天敵に捕食される』か『餓死して死ぬ』かがほとんどなので、天敵から身を守る術は最も大事な能力です
天敵の存在が生物を進化させる
「唯一生き残ることができるのは、変化できる者である」
ダーウィンのこの言葉はよく使われ ます
オーストラリアなどの肉食獣がいなかった環境では、動物の動きも遅いものが多いです
『天敵がいないと進化はしない』のだと思います
今は教師もおとなしくなってしまいましたが、昭和の時代は鉄拳制裁などが頻繁な時代でしたから子供にしてみれば最も警戒しなければならない存在です
『どうすると相手は攻撃してくるか?』を常に意識するようになります
教えたことが出来ない・・・攻撃レベル1
忘れ物をした ・・・・攻撃レベル2
宿題をやってこなかった・・攻撃レベル3
悪ふざけしてうるさい・・・攻撃レベル4
ふざけて器物破損 ・・・攻撃レベル5
このようなことを学習して社会に適応する能力を身につけていきます
『恐れるべき存在がいない』はのんびりした気持ちで過ごせますが、逆に進化はしないと言えます
ウイルス・病気との戦いによる進化
現代の日本では「人間が捕食される」はほぼ無いと思いますが、だからと言って天敵がいないわけではありません
・ウイルス
・病気
・地獄言葉を吐く人 etc
避ける、逃げる、遠ざけるものはたくさんあります
ウイルス・病気は医学の力で解決してきました
寒さ暑さの苦痛を避けるためにも科学の力で解決してきました
道教思想などでは「攻撃本能で最も重要なのは逃げ足の早さ」と説いています
人間の場合、天敵という言葉は捕食者ではなく苦手な人や怖い人にも使われます
天敵から身を守るための逃げ方や、対処法を身につけることで社会の中で進化していくのだと思います
本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました