相手の心理状態は返事で読むことができる
人は無意識に相手の心理を探ろうとします
相手を見抜くには心理学・・・・ と思っている方は多いですが、心理学程未成熟な学問はないと思います
個人的には人の行動をよく観察し「この行動・仕草のときの心理は〇〇」という行動心理学が職場では活用しやすいかな・・・と思います
行動心理学はFBIなどでも活用されています
知り合って日の浅い人に「好きな食べ物は?」「何をしているときが楽しい?」などと簡単な質問をします
「カレーが好きです」「散歩とサイクリングが楽しくてしています」とすぐに答える人
「ええ、特にこれといっては・・・」とあいまいな人
返事の早さと、内容のクリアさは自信の表れです
自信のある人はコミニュケーションが活発になり、ひとに好感を頂けやすい傾向にあります
自信のない人は返事の内容があいまいで、コミニュケーションが活発化しにくいです
返答が早い相手とは『心の距離が縮まっている』と考えて大丈夫です
初めて会ったのに十年来の知り合いのように接する人もいれば、警戒心が強い人やコミニケションが苦手な人もいます
知り合って初期のうちは、相手の返事の早さを計っておくのも有効です
相手に興味をもつと口数は増える
「私はこんな人間」と伝えたり、情報を交換したり、お互いの気持ちを伝え合うことでコミニケーションをとり、心の距離が縮まっていきます
相手への理解が深まれば安心感がえられます
子供が新しい世界に行く〈進学〉〈就職〉などに対して、多くの親兄弟は『コミニュケーションが得意か否か』を気に掛けます
新しい人間関係を上手くやっていけるのかが重要だからです
これは本人自身も気に掛けています
不安はコミニケシーョン量に大きな影響を与えます
相手に質問ばかりするもNG
自分のことばかり話すのもNG
キャッチボールが理想です
子供のころから多くの人と接することにより、無意識に人間のタイプを学習していき自分のメモリーに保存していきます
Aタイプ・Bタイプ・Cタイプ・・・・
メモリーにないニュータイプは無意識ですが警戒心と観察眼が働くようです
よほど知力・体力が他を圧倒する子供でない限り、幼少期から多くの人たちと接することは大事になります
相手を理解したいと思うと自然と口数が増える習性があるそうです
自分と相手は違うと知ること
とある新婚夫婦の新婚旅行先のホテルでの一コマです
奥さんがホテルの部屋の冷蔵庫の飲み物をすべて飲んでしまいました
ご主人は父親から「部屋の冷蔵庫の飲み物は1.5倍~2倍の値段するんだ!面倒でも外に買いに行きなさい」と教わっていたので「ホテルの部屋の飲み物は手を付けてはいけない」と奥さんを諭します
奥さんは父親に「宿泊業の人の賃金は安いうえに日本はチップの習慣が無い!冷蔵庫の飲み物は出来る限り飲んであげなさい」と教わっていました
人間同士はよく話し合うことが大切です
「話し合えばわかりあえる」という人がいますがそうではありません
話し合えば話し合うほど「相手と自分は違うんだ!」ということに気づくからです
「この人は自分と違う両親に育てられ、違う環境を生きてきた」
「お金に関する考え方も違う」
「働くということに対する考え方も違う」
違いをハッキリしていけば「人間というものはなんて共通点が多い生き物だ」と気づきます
「自分から見れば悪の考え」「真反対の考え」など様々な考えを清濁併せ吞むことが大切です
中村天風さんは
清濁併せ吞むということのできない人は
広い世界を狭く生き
調和ある人生を知らず知らずに不調和に陥れる人である
と語っています
「話し合えばわかり合える」ではなく
「話し合うことで自分と相手は違うんだ」ということを知ることがコミニュケーションで大切なことだと思います
本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました