人財育成のビジネス算命学
ビジネスに占術を活用してきた経験から、四柱推命・算命学を中心にどう活用すべきかを書き綴っていきたいと思います  また長年の採用・教育業務・管理職の経験から人生100年時代の新卒の就活、ミドルの転職、シニアの転職、キャリアプランやライフプランを企業側からの目線で情報発信していきます 
仕事の心理学

起きてもいない未来に不安を抱く

人は未来のことに脳のエネルギーを使ってしまう

人はまだ起こってもいない未来のことに脳を43%も使うそうです

「人生100年時代になる」と言われれば

「少子化もあいまって年金が危うくなる」という声が上がり

「労働期間を延ばせばいいだけのこと」と経済学者が言えば

「80歳まで働くなんてヤダ」と個人がいい

「これ以上の雇用延長は難しい」と企業が述べ

「いつまでも雇われるという意識がよくない」と意識高い系が主張し

「自助努力・自己責任ってうるさい」とうるさがる人もいます

議論に議論を重ねていくと「老人は集団自決すべき」などという極端な言葉も出てバズったりします

100年時代はまだ来ていないし、年金も破綻していないのに妄想だけが拡がっていきます

なぜまだ起こってもいないことに対して「集団自決しろ」までの言葉が出るくらい思考が先走りするのでしょうか

人間に備わる防衛本能

リゾート部門では新入社員入社研修で様々な災害リスクを講習します

東南海地震が来たら・・・ 富士山が噴火したら・・・

毎年講師が最後に「この地震のハザードマップは、ハズレマップとも呼ばれているんですが(笑)」と苦笑します

災害予測はハズレにハズレています

そもそも未来予測で確率が高いのは人口予測くらいのものです

そのくらい起きてもいない未来予測は難しいものです

女性が占いが好きなのも『子供を守り育てなければ』という母性の防衛本能が強い故、不安の払拭から占いを好むようです

知識人の未来予測よりも占いの方があてになるのかもしれません

「起きてもいない未来に対し妄想的な不安を抱いて愚かな・・・」でもありません

家に備え付けている消化器はほとんど使われずに買い替えることになりますが、無駄とわかっていても安心の方が大きければそれはそれでいいと思います

起こってもいないことに脳を43%使うは多いか少ないか・・・意見の分かれるところですね

老後不安 は深刻に

少子化は1990年にはかなり大きな問題とされ議論されていますが、対策は何もしてきませんでした

その前の消費税導入の頃は「いずれ税収が減る時が来るから、子供・お年寄りからも税を取る仕組みの消費税は必要不可欠」と考えられていたそうです

税収に対しては具体的に動いたが、子供増には何も動かなかったことになります

人生100年時代は年金不安だけでなく、労働期間延長や「老後2000万円問題」などのお金の不安も発生させます

Ⅹ世代以上は「終身雇用で最後まで在籍し、定年後はゆっくり気ままな年金ライフ」という摺り込まれていたライフプランが壊され、苦痛な人もいると思います

「100歳まで生きてしまったら・・・」をシミレーションすることは大事ですが、最近先を考えすぎて『今を楽しめない人』が多くなったように感じます

アリとキリギリスの話は日本では「冬に備えてコツコツ働き続けたアリが正しい」と説いていますが、ヨーロッパの国の中には「そんなに働いてばかりの人生で君は楽しいのかい?」とキリギリスが言い返す人生の2者選択の話だそうです

先を考えてばかりで今が楽しくない

今を楽しんでばかりいて先のリスクに備えていない

30歳でFIRE達成した三菱サラリーマンさんは給与の80%以上を投資に廻していたそうです

20代を非常に窮屈に生きたことになります

50代でFIREしても「早期」とは言えませんが、人より少し窮屈な生活で済みそうです

考えるという行為は脳のエネルギーをかなり消耗するらしく「考えるの面倒だから頭のいい人が考えて」という部分が私たち庶民には少しありますが、無駄でも43%は未来に対して脳を使用するは妥当かもしれません

本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました

  

  

  

  

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採用・教育・研修のキャリアを生かして仕事を考えていきたいと思います