4つのカテゴリーで人を分析する
私は大学時代は心理学を学んでおりましたが、正直人間を理解する学問としては不十分で『人間学は遅れている』と大いに感じます
「もっと自分や相手を知りたい!」想いから占術に流れてくる人は多いです
西洋占術は12星座のうちの一つ、九星気学は九つの星の一つ、六星占術は6つの天中殺の一つ、四柱推命は月支元命の星に重きを置いていますのでシンプルで活用しやすいです
四柱推命の師匠には「月支元命で7割その人がわかる」と言われていました
「枝葉の部分に気を奪われるよりも幹をしっかり見るべき」という考えからそのように技法がつくられています
四柱推命も命式を見ると何やら複雑そうですが、理解しやすいように陰占と陽占を組み合わせたような工夫がされています
大半の人は「一発でわかる」占術を好みます
ビジネスの世界でも「複雑にして徹底できないよりは、シンプルにして徹底すべき」とよく言われます
対して算命学は「中心星に重きを置いてみる」でなはなくトータルで観ることに拘ります
「こんな複雑怪奇な占術はごめんだ!」と敬遠され、複雑な分「見落とし」や「ミス」も増えますので、少し拘りの強いマニアックな方に向いています
私は『結果が全てのビジネス現場で活用できるもの』を求めていたので、四柱推命をやめ算命学に学びを移しましたが「シンプルで理解しやすいものがいい」という人は他にも占術はいろいろあります
上の命式のように十干十二支が並んだ①陰占 それを星にして配置した人体星図の②陽占 10年毎の③大運 誰もがもつ6大天中殺と特定の人がもつ宿命天中殺の④天中殺 の4つを並べていったり来たりしながら見るのが算命学です
「中心の星が牽牛星なんだから、牽牛星に重きを置いてみればいいんじゃないの?」と言いたくなりますが牽牛星が1つの人と2つの人では性質が違います
陽占だけでも十大主星の組み合わせによる『二連変化』や『各局法』『宿命天中殺による星の変化』などもさらに加わりますから「簡単に理解したい」という大多数の人には敬遠したくなる占術です
社会で生きる意味では算数の足し算・引き算・掛け算・割り算ができれば十分で、他の占術はそのレベルで解釈できるように作られていますが、算命学は複雑な数学の数式を解くような占術になっています
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陰占法と陽占法
陰占は『肉体の行動面』をあらわし『現実』を観るもので無意識の世界です
陽占は『精神の行動面』をあらわし『精神』を観るものなので有意識の世界です
ようは陰占は目に見えない性質を観るもので潜在意識の世界、陽占は目に見える性格や行動を観るもので顕在意識の世界です
陰占はその人の素材・本能であり、日干というその人の核をパイプにして陽占が出来上がります
陰占が茶碗という入れ物=肉体=十干なら、陽占はその中身である入っている物=心=十大主星をあらわします
下図の陰占で観れば日干=壬は核であり、壬というパイプを通してすべての星が出来上がります
陰占とはその人の設計図のようなものです
陽占は日干という「心」を通ることにより感情が生まれますので「自分で考えて行動ができる」という有意識世界が陽占になります

陽占で「貫索星だから自我が強く頑固」と分析しても、陰占では「甲+甲の貫索星だから最もストレートに頑固」であったり「乙+乙の貫索星だから一見柔軟性がありそうに見えて実は頑固」「丙+丙の貫索星だから陽気で明るく頑固には見えないが本質は頑固」などと同じ貫索星でも違ってきます
陰占⇔陽占を交互にみることにより、現実と精神が理解できます

陰占法の種類
陰占は現実世界で『干』は無意識な本能を表し『支』は時間を表します
陰占で知ることができるのは、生まれついて持っている性質や持っている宿命など自分では意識することができないものです
陰占法の種類は下記の通りで『いろいろな角度から見て結論を出す』のが基本です
①五行の特性
②陰陽の特性・・・役割・出番
③十二支の方向
④干合法・・・十干同士の組合せの変化・夫婦のカタチ
⑤守護神法・・・命式にとって有難い十干
⑥位相法・・・十二支の組合せの法則
⑦五行の相生相剋関係
⑧六親法・・・自分を中心に取り巻く人物や先祖を観る
⑨定位置法
⑩八門法
⑪大運と年運(後天運)
などです
本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました
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