自己否定は最も悪習慣
もっともいけない心の習慣に『自己否定』があります
「まだまだ勉強不足」
「鍛え方が足りない」
など〈具体的に〇〇を努力すれば克服できる〉ことなら問題はありません
「何をやってもダメだ」
「外見が悪い」
「子供のころから運が悪い」
は考えるだけ損です
いくら人間が頭脳明晰な動物とはいえ8割は感情です
思ってるほど正確には自分を把握できていません
支店長になった時、先輩社員に「月に一度の報告書は自分の手柄1割で後は『〇〇のお陰』でまとめよ」と言われました
たしかにその通りで、自分が本社にいると『営業企画部のお陰』『教育企画部がしっかり教育してくれてありがたい』などと書かれていると「何かあったら協力しよう」となります
つくづく感情8割です
謙虚さは人間関係を円滑に良いものにしますが、美徳だからといって過剰すぎるのも『自己否定の領域』に入る恐れがあります
自信は自分でつくっていくもの
自己否定の習慣は害にしかなりません
もっとも習慣化してはいけない癖です
表面上「自分はまだまだな人間」内面では「俺って天才」という姿勢でもかまわないと思います
「褒められない」
「評価されない」
「認められない」
ばかり求める『自信は他人から与えられるもの』という姿勢も改めるべきだと思います
「私って褒められて伸びるタイプなんだ!」などというスタイルです
自信は自分自身で作っていくものです
「こんなに頑張っているのだから、もっと認めてほしい」
「あれだけ努力したんだから評価して欲しい」
という他人の評価=自分の社会的評価はコントロールできないもので不安定です
「俺ってすごい」
「私って美人」という簡単なものでかまわないので自己評価クセをつけることです
『自分のことを自分の言葉で褒める』のは大切なことです
そもそも自信の大半は根拠のないものです
自分も他人も大切にしていく
とはいえ人は他者からの評価を気にし、認知されることを求めます
もともと日本には江戸時代から「贈る言葉が美しければ返ってくる言葉も美しい」という精神があります
「あの人と話すると自信がつく」
「あの人は自分を評価してくれている」
という人とは『つながっていたい』と感じると懸命に『相手の心の栄養になる言葉を見つけ出す』ようになります
人は「俺は落ち込みやすい」と言いながらも自分で自分を傷つけている場合も多く
「人間関係が悪い」と言いながらも自分もそれに連動して悪くさせている場合があります
本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました
自分にも他人にも『嬉しいことを言ってくれる人』になることが安定した精神・幸福感をもつことになるのだと思います