玉堂星の特徴
玉堂星は陰の習得本能で、学習・伝統・古典の世界の正統派学習の星です
師より学ぶ高貴で静かな本流の世界で、頭の中で理解し、頭の中で動く人です
知識や習得力に優れた「知性の星」で、知識欲が旺盛で器用なため趣味で始めたことがプロレベルになってしまうことも少なくありません
記憶力がよく、企画、計画が得意なプランナーでもあります
ただし、龍高星のような想像力ではなく、あくまで師から学び受けた範囲のなかでの正当な学問からの想像力になります
龍高星が大衆文学なら、玉堂星は純文学・歴史小説の世界です
環境に素直に従い順応し、原理原則を大切にして一つの分野を深く吸収し、極める星です
華道・書道・剣道・柔道など「道」のつくものは玉堂星の世界です
「正統な習得本能の星・・・じゃあ、うちの子は勉強ができるの?」とよく聞かれますが、小中学校で勉強ができるのは、左手(東)、腹(南)に玉堂星がある場合で、その他は成人以降に稼働することが多いです
左手と腹に玉堂星があっても、油断すると大学受験のころは稼働力が弱くなってる可能性があります
また、冷静な第一印象とは裏腹に、身内に対する情が深いのも特色です
【自分の命式を見る】⇒ 算命学総本校 高尾学館 | 星出し (sanmei-gaku.com)
その道のプロになっていく
玉堂星は流行を追わず、原理原則を大切にしていくのでキャリアを積み上げていくうちに理論も構築されていきます
記憶力・観察力・分析力・批判力にも長けています
龍高星が疑り深く、様々な方向から物事を観る『立体思考』なのに対して、玉堂星は一つのことを深く掘り下げていく『水平思考』です
一つの分野で深く吸収するエネルギーの持ち主なので、歩みは遅くとも確実にその道を極めていきます
筋が通らないことが嫌いで、理屈っぽいところがあります
玉堂星は助けすぎると知性・工夫・創造性がなくなるので、手を貸すのはほどほどがいいです
助けがなければ自分で考えて何とかするようになります
一見すると『気品のある孤高の人』という雰囲気ですが、内面は非常に愛情深い人で面倒見のいい人です
自分の部下や後輩には、親身に世話をやいてくれる人です
ただし、身内や自分の関わりのある部下などに限定され「身内に思いやりがあり、他人には冷静」な人です
家族思いなのはいいことですが、親の看病や介護などをして結婚していない女性もいたりします
家族の犠牲になりやすい面があります
玉堂星を陽転させるには
玉堂星は『師から学ぶ』という質なので、一流から学んだか三流から学んだかで大きく変わってくるのが怖いところ
三流の環境だとそのまま三流の人間になる可能性が高いです
陽転している玉堂星というのは一流に近づこうと努力しており、いい教えを得ようと行動しています
師といっても親や先生、上司だけではありません
本からも学べるし、やはり自分で一流の師を探さなければならないでしょう
陰転している玉堂星は一流と結び付いていない場合が多く、一流から目を背け努力をしていません
親・教師・上司が三流だからなどと言い訳せずに、自分で師となるものを探す努力をすることが玉堂星の陽転か陰転かを決定づけます
玉堂星はたとえトップになっても、一流の書物を読み続けるなど師をもち続けることが重要です
本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました