干合とは
今までは主に十二支の約束事を観てきましたが、干合は十干同士が結びつく特別な関係の法則なので十干で観ていきます
干合は下記の通りです
陽干 陰干
甲 己
甲が戊へと変化し、己は変わらず土性になる
丙 辛
丙が壬へと変化し、辛は癸に変化し水性になる
戊 癸
戊が丙へと変化し、癸は丁に変化し火性になる
庚 乙
庚は変わらず、乙は辛に変化し金性になる
壬 丁
壬は甲に変化し、丁は乙に変化し木性になる
異なる二つの干が結びつくことによって、新しい質を生み出していきます
干合する相手に会うと自分の干が変化するということです
甲‐己なら「大地から木がグングン成長する絵」になり、安定した大地から樹木が成長し、実がなり豊かになっていくという発展の関係です
丙‐辛なら「宝石が太陽の光でキラキラ輝く絵」になり、これも美しい関係です
庚と己は変化しないので頑固な質といえ、己は平和そうに見えて頑固者といえそうです
干合は「結婚の相性を観る時」「後天運の年運や大運を観る時」「命式に干合がある時」「六親法」「伴星(右肩)を出す時」などに用います
干合は天干と天干との結びつきですが、天干と蔵干が干合することを暗合といいます

干合は結婚の型 後天運での干合
十干には『同じ干同士の結びつき=比和』『エネルギーを送る送られる関係=相生』『剋す剋される関係の相剋』があり、相剋関係は2種類あります
①七殺→陰同士・陽同士の剋し合いで無情剋
②干合→陰陽の和がある剋し合いで有情剋=情のある剋し方 です

干合は夫婦のあり方を表しますが「えっ夫婦って相剋関係ではなく剋し合いなの?」と思われるかもしれません
「剋す」とは叩く・痛めつけるという意味もありますが『刺激する』という意味もあります
陰陽の和がある相剋関係の十干は結婚のベストパートナーということです
干合は陽の干からは牽牛星=正夫の星 陰の干からは司禄星=正妻の星が導き出されます
(七殺であると車騎星=偏夫の星と禄存星=偏妻の星が導き出されます)
好きで結びつくだけの恋人同士と違い、結婚は発展なのでステージがどんどん変わっていきますから、和をもちながら剋し合うカタチでお互いに発展・成長していく関係です
結婚における相性の良さの基準は「一緒にいて楽しいし楽」ではなく、成長→発展を促す関係といえます
後天運で干合が廻ってくると『心変わりしやすくなる』ことと『新しい出会い』があります
干合する年には結婚相手にも出会いやすくなりますが、出会いのない場所にいても意味がないので、積極的に外に出て恋愛のチャンスを創る行動をすべきです
但し天中殺の年は避けるようにすべきで『天中殺と干合』してしまいます
天中殺の時に近づいてくる人は良い人がおらず、天中殺があけると「なんでこんな人を選んだんだろ?」と目が覚めます
干合の時は『心の変化』がおきやすく、迷いやすくブレやすくなります
大きな変化や転機が訪れることが多く、転職など自分の成長や発展の為になる機会や人と出会ったりもします
多くの人との関係性が深まる時なので新たな人脈がビジネスやプライベートで生まれ、自己の発展につながることもあります
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宿命干合
宿命(命式)に干合があると『迷いや心の揺れを持ちやすい』『その分、柔軟な発想力や臨機応変さをもっていく』という特徴があり、考え方が変化しやすい人ですから発想の転換が柔軟にできます
変化に対して対応力があり、環境に合わせて自分を変化させることができます
人生に転機や人との縁が訪れやすく、その意味でも変化対応力や異なるものへの柔軟性が活かされます
社会ではチームで動くことに長け理解者や協力者を得やすい人です
年干と月干の干合の人
自分の知らないところで運命が決められている人です
月干と日干の干合の人
人生の途中で考え方が変わり、生き方が変化します
普段も心の変化が激しい人です
子供の場所と干合している為、子離れしにくいところがあります
年干と日干の干合の人
月干・日干の干合と同じく生き方の変化があります
父親の場所と干合している為、親離れしにくいところがあり実家からなかなか出ません
女性は年上的な夫と縁ができやすいです
本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました
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