戊・己との相性
土性の質の「戊」は相対する干によって岩・山・堤防・炉・花瓶などに変化します
戊は「器」のようなモノを表しており、人を自分の器の中で活かすということが得意で、寛大な精神の持ち主です
人々に安心感を与えることや、信頼関係を築く、人に頼られる面倒見の良さなどが役割と言えます
現実的な考えをするしっかり者で、経済感覚も優れているので環境の大きな変化にも対応できます
戊と戊
山と山の関係で、どっしりしていて頑固同士の為にお互いに自分から歩み寄ることはないでしょう
一口に山といっても富士山と名もなき山では存在感が全く異なりますので、格差が激しいと同族故に優越感やひがみが強くなりがちです
戊と己
山と畑の関係で、自然のままで大きな存在の戊と、人の手が加わった小さな己は同じ土性ですが性格は異なります
山が強い風を防いで畑を守るように戊が己を守る関係になり、己が戊を立てることにより関係が良くなります
それを怠ると上手くいかなくなることがあります
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庚・辛との相性
戊と庚
山と鉄の関係で、山から鉱石が採れるように庚は戊からエネルギーを得ます
ただし、土は火のように鉄鉱石を溶かすことはできないので、戊は庚に大きな影響を与えることができません
その点を理解したうえでエネルギーを注げばよい関係となります
戊と辛
山と宝石の関係で、戊が一方的に辛にエネルギーを吸い取られる関係で、武骨な男性が洗練された女性に夢中になってしまうような関係です
戊にゆとりがあるうちはいいですが、ゆとりがなくなると辛に相手にされなくなる可能性があります
壬・癸との相性
戊と壬
堤防と大きな川の関係で、戊があれこれと構うことで壬の動きがコントロールされ周囲との関係も良くなります
しかし、バランスが崩れると堤防が決壊した時のような大惨事につながります
壬はおとなしそうにしていても本当は自由でいたいという気持ちを内に秘めています
戊と癸
山と雨雲の関係で、山に降り注ぐ雨が清らかな地下水になるように両者は良好な関係です
頑固な一面をもつ戊が、繊細な癸を思いやる心を見せれば親密な関係が続きます
戊も癸と一緒にいることで少しづつ角が取れて人当たりが良くなっていきます
本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました
