老化は生活習慣で防ぐ
元歌手で現在はエッセイスト・目白大学客員教授・日本ユニセフ協会大使として活動 している アグネス・チャン さんは現在70歳と聞いて驚きました
「若いです」
精力的に活動をしているのもありますが『医食同源』を心掛けて生活しているのが最も影響をしているようです
大人になると『言い訳力』は磨きがかかります
お酒は身体に悪いから・・・というと「酒は百薬の長」など産業医の人まで平気で言ってきます
これは古代中国で、酒税が国家の最大の収益源だったので生まれた言葉です
もっとも長期にわたり使用されているキャッチコピーといえます
これは現在の日本も同じで、テレビ局でもお酒のCMはありがたい収益源なので『お酒に関する害』などは報道されません
『健康の為に最重要なのは睡眠と運動』といくら言われても簡単そうに見えて実行されません
スマホやゲームなので睡眠時間を削り、忙しいからと運動はしない
20秒全力で運動+10秒休憩×8セットのHIITなら4分で済むから時間がない人には最適と言われながらもやりません
ようは「面倒くさい」「キツイことは5分以下でもやらない」ということです
それでいて病気になると病院に泣きつくのが私達凡人です
睡眠努力と運動努力
人類の4大文明は大きな川の近くから発生しています
「太陽の光と空気はどこにでもあるが、水はあるところが決まっている」からです
次に生存に必要な生命維持のための栄養補給ですが、ほっといても腹は減るし食べるは快楽なので「食べる行為は苦痛」という一部の人以外、問題はありません
インターネットの誕生にスマホが加わって、睡眠不足が深刻化しつつあります
寝ている時は脳の容積が数十パーセントも縮む
縮んだところに脳脊髄液が流れ込む
脳の老廃物や毒性のある物質が洗浄される
脳の老化原因のアミロイドβタンパクが取り除かれる
6時間半以上寝ればその日に蓄積されたアミロイドβタンパクが全て洗浄されアルツハイマー病も防げる
睡眠不足の人はアミロイドβタンパクの蓄積量が5.6倍になっているそうです
認知症を遅らせる新薬は出来ましたが、そんな高価なものを使わずとも7~8時間の睡眠をとればいいわけです
スマホやゲームやネットは生活習慣病に数えて良さそうです
コロナと同じように退治すべきものかもしれません
運動もしんどい行為です
私は筋トレをしていますが、けっこう嫌々やっています
ランニングもきつそうです
運動をすることでBDNFが出てきます
BDNFは脳の神経回路を張り巡らす肥料のようなものです
なんと脳の神経細胞が死ぬのを抑制するすごい物質だそうです
脳細胞が死ぬのを抑制できるって、運動している人が会議でいい意見を発現するのを目の当たりに見て納得です
運動をしていない人は脳もかったるそうです
アルツハイマー病はアミロイドβタンパクが増え、神経毒性のある物質が脳の神経細胞を攻撃して殺し、脳細胞がどんどん減っていき脳が委縮して認知機能が悪化する病気です
そこまでいかなくても脳の老化は仕事に悪影響を与えます
食べる・寝る・運動を見直すことでかなりの病気や老化が防げる重要な生活習慣です
簡単にできる生活習慣
『朝日を浴びる』という行為も脳には言いそうです
「起きたらまず朝散歩を20分している」などの人は、朝日+運動の一石二鳥ですね
また起きたばかりの身体はかなり水分不足のようで、脳も水分が足りていません
『起きたらまず水分をとる』もいい習慣のようです
この辺はすぐにでもできそうですね
あとは職業にもよりますが『座りすぎ注意』だそうで、特に日本人は座り過ぎだそうです
私が特にそうで、定期的に立って歩く習慣が必要ですね
日本人は寿命は長いけれど、健康寿命はそうでもないので「寝たきり期間が長い」ということになります
身体の老化や認知症は病院で治すものではなく、生活習慣でならなくするもの・遅らせるもののようです
スマホやPC、豊富な食事、便利な移動手段など陽に進んだ分、しっかり陰にも進んでいるようです
本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました