人財育成のビジネス算命学
ビジネスに占術を活用してきた経験から、四柱推命・算命学を中心にどう活用すべきかを書き綴っていきたいと思います  また長年の採用・教育業務・管理職の経験から人生100年時代の新卒の就活、ミドルの転職、シニアの転職、キャリアプランやライフプランを企業側からの目線で情報発信していきます 
働くを考える

所得UPには賃金交渉が不可欠

賃金交渉が苦手な日本人

 皆さんは会社に対して「賃上げ要求・交渉」をしたことがありますでしょうか?

私はありません

賃上げ交渉など労働組合任せでした

「この年俸では納得いかない!退団する」とか言っているスポーツ選手を冷ややかな目で見ていました

そもそも日本人は会社と賃金交渉をあまりしないという調査結果があるそうです

「賃金上げろ!」なんか厚かましく、ずうずうしい行為に感じます

 リクルートワークス研究所が発表した「5カ国リレーション調査」によると、日本人の労働者のうち賃金について

「要望する」が約3割

「要望しない」もしくは「わからない」が約7割

だそうです

ちなみに海外(同調査ではアメリカ、フランス、デンマーク、中国)では

「要望する」が約7割

「要望しない」もしくは「わからない」が約3割とのこと

日本人は世界的に見て「賃金交渉したがらない国民」だといえそうです

他国が成長を続けているなかで、日本だけ前に進めていない事情のひとつに中間層の低賃金化があり、さらにその要因に賃金交渉していないのが理由の一つのようです

「個人ももっと積極的に賃金交渉すべき」とは個人的には驚きです

雇用を常に考えてくれているトヨタ

トヨタの社長というと

「今後終身雇用は難しい」

と言いながらも「EVに方向転換すると多くの雇用が失われる」

「水素なら従来の技術が応用でき雇用が維持される」

常に雇用を考えてくれている方です

ここにきて世界はEVから水素にシフトしている流れもあります

「コロナ禍においても、日本全国で約88万人の雇用が減少しているなかで、自動車産業は27万人の雇用増を成し遂げました」

「この27万人に平均年収500万円をかけると、約1兆3500億円というお金を家計に分配しているということになります 」

「自動車・部品産業は2009年以降、賃上げ率は約2.2%/年となっており、これは全業種平均約2.0%を上回っております 」

と述べています

ベストーカーWebより引用

賃金が30年間横ばいとは言え、億を稼ぐ高所得者層は過去最高に増えており、ボリュームゾーンである中間層は大きく所得が減っています

現実は横ばいではなく、大きく賃金は落ちていると言えそうです

「賃金は確かに減っているけど、日本は雇用が安定している」と主張する人も多いです

上がらなくていいから安定は保障してほしいが多くが望むことのようですが、若い世代は「80歳まで働くのだから安定などいらない!最初から働きに見合った賃金が欲しい」と考えています

若い世代は一つの企業にずっといるわけではないので「在職年数に応じて賃金を増やす年功序列はおかしい」と反発を覚えています

これから日本も賃金交渉のする社員が増えてくるかもしれません

労働に対する考え方の過渡期

終身雇用を要望する世代は

「雇用の安定は絶対!仕事もこのまま変化しないでほしい」と願い

若い世代は

労働期間は長くなり、社会の変化は速くなるのだから、常に学び直して伸びている分野に移らないと変化の波に乗れない

「終身雇用も年功序列もいらない」と考えています

しばらくこの働き方に対する思考の分断は続くと思います

若い世代に「昨年と変わらない仕事をしているのに給料が上がるわけないじゃないですか」と言われたことがあり「よくわかっているな」と少し関心をしました

国の成長の為には学び直しを繰り返す覚悟を持った社員が増えた方がいいです

「賃金は長く一つの企業に仕えることにより伸びていくもの」が終わり

賃金は学び直しにより自分の価値を高め伸ばしていくものが標準となっていくと思います

本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました

  

  

  

  

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