人財育成のビジネス算命学
ビジネスに占術を活用してきた経験から、四柱推命・算命学を中心にどう活用すべきかを書き綴っていきたいと思います  また長年の採用・教育業務・管理職の経験から人生100年時代の新卒の就活、ミドルの転職、シニアの転職、キャリアプランやライフプランを企業側からの目線で情報発信していきます 
人財育成

思考停止しやすい日本人

お金に困ると思考停止する

先日、自分の事業で270万追加でかかることが判明しました

「物価高騰で当初の計画より様々なものが値上がりしてしまい金額が跳ね上がってしまった」とのこと

急に世間で騒がれている物価高騰が現実的になります

この金額になると電気代やガソリン代の比ではありません

前回大きく借り入れをしたので、今回は銀行融資を受けずすべて自己資金でやり切ろうと決めていたせいで資金増はありません

自分の事業なので人や会社に頼るわけにもいかず、一人で抱え込みます

お金で困ると人は思考停止すると言われてましたが、よくわかりました

『お金に困った生活をしていると知能が下がる』という意見にも反発していましたが、なんとなくわかるような気がします

個人事業なので誰にも相談せずに抱え込んでいたせいか、思考は固いままでした

投資家や経営者はよく直面することですが、思考を鍛えておかないと、このような時に思考は停止します

固くなりながらも頭を働かせてなんとかなりました

普段は活発に動いていた頭が、本当に動かなくなります

鍛え方が足りないと言われればそれまでですが、お金に困るとギャンブル的な変な行動をする人が多いのもわかります

「FXでこのお金を倍にする」

「競馬で一発あてる」

「宝くじで〇億円にする」

お金が無いと引き起こされやすい行動です

米国は「個の自立」を養う教育

人は追い込まれると思考停止するは日本人に特に多いようです 

人事部内でも

「終身雇用は終わること、役職定年が始まることは早めに伝えよう」という早く伝えて覚悟してもらおう派

「慎重に行動し、少しづつ小出しに伝えていこう」という時間をかけて小出しに伝えていく派に分かれています

プールに入る時、いきなり飛び込むか少しづつ水をかけ慣れてから入るのか・・・と同じです

私は早く伝えてしまおう派ですが、人事畑一本の長老社員が日本人は飼いならされ過ぎて突然『自立した生き方しろ』などと言ったら思考停止してしまうと説かれました

日本の学校教育はとにかく詰め込み教育です

『知識量の多い方が優れている』が評価基準になります

対して米国などは教師が

「これについて君はどう思う?」

「君はどう考える?」

「君ならどうする?」

など質問し自分で考える思考を養う教育です

どちらが優れているなどの話ではないです

日本の場合そこそこ知識があって組織に従順な人間を創る教育です

盲目に働き、納税をしっかりする働きアリが多い方が国は安定します

米国のように個の自立を強化する教育では「あちらの企業の方が伸びだしてるし、給料もいい」と活発に転職してしまいます

ただ追い込まれても思考停止にはなりにくいです

「雇用の転換期には慎重に、ゆっくり対処した方がいい」

「政府も『終身雇用は終わった』などと言わず、ゆっくりやんわり進めている」

と言われ納得しました

「よく『終身雇用は崩壊した』『AIに仕事を奪われる』『年金制度は維持できない』などと発信する人がいるでしょ?米国人にはいい刺激でも、日本人には暴力です」

なるほど・・・この人は日本のサラリーマンを熟知している

個の自立した人材育成が求められる

「でもね子供の飼いならし・社員の飼いならし・国民の飼いならしはもうやめた方がいいですよ」とも主張します

「米国のシリコンバレーや中国の深圳ではGAFAMにとって代わる企業が次々に生まれている」

「九州に台湾の半導体メーカーが工場を作り『雇用2000人生まれる』につられ、日本は5000億円も援助しましたが、見ててください!数年でその半導体を利用したマシンが稼働し従業員は100人以下になりますよ」

とも言います

自分で考える教育がなされていない日本では、入社後自分で考える個の自立した社員を育成する教育研修が求められるのかもしれません

雇用の転換期の前に教育の転換期だということがよく理解出来ました

教育に関してはもっともっと議論が必要だと思いますが、Z世代以降は上の世代を見て「このままの状態はまずい」と強く思っているのは確かです

本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました

  

  

  

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