岸田元総理はどんな人
石破総理の前の総理なので岸田総理の人体星図も観てみましょう
今までのつわものの政治家の方々は皆、宿命天中殺があるか日干支が異常干支でしたが、岸田さんは宿命天中殺もなく、日干支どころか月干支にも年干支にも異常干支がなく、十二大従星も身強の星はなく身中が1つに身弱が2つという『The普通の人』です
常人なのに特殊才能や特殊能力の方々に囲まれて総理大臣をしていたことになります
運気がいい時に総理大臣となり、天中殺になるやいなや総理をおろされるごく普通のパワーの人です
核となる日干は陽の水性である『壬』で、水性は学習の質でもあり、クールで知性派、頭は良く、多く物事を倫理的に捉える人ですが、それにとらわれることのない自由な改革精神と、束縛や枠からはみ出した自由な精神を良しとする行動力があります
壬の人は習得能力も高く物知りです
社会面である東に玉堂星があり、東や南に玉堂星があると子供の頃は勉強ができたということです

岸田さんの中心星は役人・官僚の星である牽牛星で、集団行動、考えて行動する、理性的、理知的なタイプといえます
冷静で好機と判断すれば進むが、危ないと感じると退くのも早い冷静な戦いをするタイプです
自尊心が強く、失敗や失言を責められたりすることには打たれ弱いので、発言や行動は慎重であり、必要以上に高い目標を強要すると失敗を恐れ逃げ腰になります
表面上はソフトで如才なく、人に上手に合わせ、上品なイメージがありますが、内面は自負心とプライドが高く地位や評価・評判にはこだわるため「増税メガネ」など言われたことはかなり嫌がっていたと思います
危険なチャレンジより、名前を傷つけずに平穏無事に任期を終えようとしていたかもしれません
出世欲は強いですが一発勝負はせず、コツコツ脇を固め、努力して登り詰めていく人です
普通の人で役人気質なので、官僚と共に歩むのが性に合っていますが、その為に増税増税になったことは国家から見ればいいかもしれませんが国民生活は苦しくなりました
司禄星が2つあるため貫索星の質が生まれ、牽牛星+貫索星はどんな長い道のりも諦めることなく歩み続け、志を成し遂げる素晴らしい面があり、この質で総理大臣に登り詰めたのだと思います
牽牛星の集団性は石門と並び高い質をもちますが、石門がフラットな「横社会」を築くのに対して、牽牛は「縦社会」のなかで才能が生きる星です
社会面の東には学問の星である玉堂星があり、顔立ちが整い上品な雰囲気があり、学校の先生や学者的に見えたりします
冷静で知的で理論化ですが、見た目より情が深い人です
司禄星が頭と腹にありますが、男性が司禄星をもつと『男のおばさん』になります
ゴジラと呼ばれていましたが松井秀喜さんもそうで、萩本金一さん、假屋崎慎吾さんなどが男おばさん星をもっています
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全ての星を紹介できないので、その他の星を知りたい場合はこちらを参考にしてください


心の奥底は見せないが根は平和な人
岸田さんは司禄星が2つあるので禄存星1つがプラスされ、表面的には禄存星で内面は司禄星という性格になりますが、精神的な面では司禄星そのものです
土星の比和はさらに現実性が強くなり、精神的安らぎは得にくくなる場合がありますが、司禄らしく自分の家庭を平和に維持する意識は強く出ます
人間の心を土中の石とすれば土性が多くなるほど深いところへ沈むため、司禄星が多くなると用心深さが倍増し心の奥底は人に見せず、わかりにくい人が多いのが特徴です
火星=鳳閣・調舒があると火によって土が燃え、良くしゃべりますが、基本的に土星が多いと動かない、しゃべらない人が多くなります
ちなみに貫索星と司禄星はもっとも離婚しない星です


牽牛星+玉堂星の連結は龍高星的に変化します(牽牛星+龍高星が玉堂星的に変化する)
伝統を重んじながらも、常に改革の気風をもち新しい世界を創り出そうとします
行動力も強い一面はあるものの牽牛星の用心深さに抑えられ、なかなか行動に移しません
企画・制作には優れた才があり、豊富に企画案やアイディアを出してきます
牽牛星も玉堂星も縦社会に適した質であるため、商売や事業などの分野は苦手です
牽牛星+司禄星の連結は、小集団型の司禄星と縦社会に忠実な牽牛星の連結となる為、行動的ではありませんが観察力があり用心深い人で、懐疑的な思考は表に出さずに集団に追従していきます
自分の範囲の平和には非常に気を使い、保身の術にはかなり長けています
牽牛星は「勇気」と「逃げ上手」を持ち合わせますが、司禄星が内側から支える為に勇気が消え逃げ上手が強化され、陰と陰の土性と金性の結びつきは牽牛星の陰気な性格のみが強くなります
理論的で評論家的な傾向が強く、創造や計画の能力はあまりありません
一つ気になるのが真面目で誠実そうな岸田さんですが【色相】司禄星+鳳閣星+天恍星があることで、司禄星=真面目 + 鳳閣星=遊び + 天恍星=憧れ の連結により、異性に好かれるムードをもっています
司禄星があると断ち切れなくなり遊びで終わらせることができません
男難・女難の相で、好かれ過ぎの辛さと言え、年齢がいっても若々しく、恋愛対象の幅も広い人です
意外ですが・・・
すべての二連変化は紹介しきれないので、こちらを参考にしてください


局法と宿命天中殺で観る
次に局法を観ます
局法はより個性を炙り出す技法で、隠れた個性を見つけるのに役立ち「原因不明の幸不幸の正体」が見極められます
人体星図のタテ線またはヨコ線が金性=牽牛星で止まっているため相法局に入局します
相法局の人は損得勘定抜きの働き者です
トップよりも補佐役が良く、組織に仕えることで子孫に対して陰徳を積んでいき繁栄します
身強の十二大従星がであっても野心も出世欲も薄く、補佐役や役人として生きる方が向いています
岸田さんの場合は牽牛星で止まるので非常にまじめな人です
結婚は苦労が多くなりがちです


岸田さんはヨコ線に『火剋金』の相剋関係があるので殺局にも入局します
殺局は本来の魅力を発揮しにくく現実面での苦労が多くなります
自分の力が周りの環境で変化させられてしまうので、本来もつの力が出し切れないのです
そのため自分らしい魅力が折々に変化しやすくなります
自分の中のプライドと自由でありたい心の葛藤が内にこもって精神が乱れやすくなり、日常生活で気を使い過ぎノイローゼなどの精神面の乱れが心配になってきます
他人に対する気持ちが少しのことで変わりやすい傾向もあります
金性が剋されると行動力・実行力・責任感が弱まりやすくなります
殺局はは土性の質を生かすのが良く、禄存星的な『愛情・奉仕』や、岸田さんの場合は2つもある司禄星を生かし『地道な積み上げ』を意識して行動することで中和されます


中心が牽牛星なので、静かにしているように見えてもまだまだ出世欲は消えず、総理返り咲きも狙っているかもしれません
本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました