似て非なる「宿命」と「運命」
「宿命のライバル」「これも俺の運命か」などよく使われる言葉です
「宿命」と「運命」の違いってわかりますか?
はじめて言われた時にはわかりませんでした
「日本人に生まれた」「男に生まれた」「この父と母から生まれた」など
自分の力では変えようがなく
意志に関係なく決まっているもの⇒「宿命」です
対して
「自分の性格」「能力」「習慣」など
自分の動きから導き出されたもの⇒「運命」です
簡単に言えば
変えられないものが「宿命」
変えられるものが「運命」です
「これも俺の運命か・・・・」などと落胆する必要はないということです
逆に「親子の縁を切る」など宿命を無理に変えるのも ≪いいことはない≫ と言えます
学校は平等な環境です
同じ教科書で 同じカリキュラム・・・・
ただ社会に出ると違います
配属先
上司や仲間
時世
環境要因で ≪成果≫ が変わります
運命を作るのは自分の性格
幸田露伴は「努力論」で
「人は自分の性格と異なる運命には出会わない」と述べています
しかも2回も・・・
突き詰めれば
「運命は『性格』『習慣』『好み』『クセ』などで決まる」と言えます
逆に見れば「これらを変えれば運命は変えられる」ということです
露伴は文中で
成功者は自己の力として運命を解釈し
失敗者は運命の力として自己を解釈している
と言います
『運命』というものは確かに存在し ≪人を不幸にも幸福にもする≫ ものです
一方 『自己の力』というものも ≪人を不幸にも幸福にもする≫ のも確かです
成功者には『自己の力』が大きく見え
失敗者には『運命の力』が大きく見えるようです
「運の悪い人は運命のせいにしている」と言えそうです
性格改善
良い癖をつける
良い習慣を身につける
良い考えを身につける
好き嫌いを極力なくす
が『開運のポイント』と言えます
自分を知るこのが大切
「性格を改善しないと運命は変わらない」
あまり強く考えても簡単には変えられません
学生時代に
「○○は得意だけど△△は苦手」
その中でも
「苦手な△△を努力して伸ばし受験をクリアした」
は努力で改善した能力と言えます
「社会に出たら○○は評価が高いが△△はどうも評価が低い」
生きていくうちに
人と比べていくうちに
自分の「能力評価」「性格の長短」がわかってきます
学生時代はとにかく好き嫌いなくカリキュラムはこなさなければならないし
新入社員時代もとにかくチャレンジしてみるべきです
自分のスキルの効果測定する時期と言えます
とにかく測定しないと ≪自分≫ がわかりません
ある程度のキャリアを積んだら ≪苦手≫ は避けていいと思います
日本人はまじめなので「逃げてはいけない」と考えたりしますが
それにより「精神が参ってしまう」「うつ病などになる」のなら避ける方がずっと得策です
「猫は警察犬にはなりません」
柔軟に自分を知るべきだと思います
「自分を知る」が第一
次が「人に興味をもつ」こと
周りの人は最も重要な環境だからです
次が「好き嫌いを減らす」努力だと思います
食べ物の好き嫌いは健康に直結し
人の好き嫌いは社会環境に直結し
仕事の好き嫌いはスキルアップに直結するからです
未来は決まっていないし
未来は自分でつくるものだということです
本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました