人財育成のビジネス算命学
ビジネスに占術を活用してきた経験から、四柱推命・算命学を中心にどう活用すべきかを書き綴っていきたいと思います  また長年の採用・教育業務・管理職の経験から人生100年時代の新卒の就活、ミドルの転職、シニアの転職、キャリアプランやライフプランを企業側からの目線で情報発信していきます 
人間関係

変化する人との距離間

変化していく人との距離間

両親がいて祖父母がいて子供が結婚して3世代同居・・・これが家族の幸せなカタチと言われていました

私が生まれた時には4世代同居の8人家族でした

もちろん今でも理想とする人は多いと思いますが、X世代辺りから変化してきているようです

「できれば親とは別の家に住みたい」

「結婚した子供とは別の家で良い」

双方とも「自律したら別々に住みたい」という考え方が強くなっています

就職と共に親元を離れる子供も多いです

関係が冷たくなったのではなく文化の成熟と共に適切な距離感が変化してきたのだと思います

昭和は「日本的家族観」と言われるほど「家族は全員一緒に住むもの」という考えが強かったですが、昭和末期は経済的にも豊かになり自立した子供は一人暮らしを始める傾向が強くなってきました

子供のころから変わらず実家にいる中高年は「子供部屋おじさん」などと呼ぶ風潮にもなってきます

親・兄弟であろうと心の境界線が必要なようです

人はどんどんIQは上がり進化している

「日本人はバカになってきている」

「最近の若者は頭の悪い奴が目立つ」

必ず世の中をディスる人はいますが現実は逆のようです

戦後の日本人のIQは上がり続けているそうです

「フリン効果」と呼ばれますが1940年代から2000年代にかけて40ポイント以上、およそ3標準偏差の上昇したそうです

IQは100を平均として1標準偏差が15ポイントですから3標準偏差というのは、偏差値が50から80に上がったことに相当しますのでものすごい違いです

中堅大学と東京大学ほどの差があります

今の日本の若者は終戦直後の日本人に比べてとてつもなく賢くなっているようです

 この知能の上昇が人との距離間を変化させているように感じます

進化した若者が私のようなX世代の管理職を見ると「半人半獣」のように見えるかもしれません

逆に今のZ世代は知能の格差もあるようで、劣っている人間はより目立つようになったようです

この辺にいじめ問題を解くカギがあるのかもしれません

X世代はまだ知能差があまりなく、平均値に集まっていたのかもしれません

進化は良いことばかりではなく、根性や我慢強さなどは弱まっているように見えます

この知能の上昇は、より充実したワークライフ・バランスや良好な人間関係を維持するために、パートナーや友人、家族、同僚とのあいだに適度な距離を保つことが必要になってきます

ですが現実は心に土足で踏み込んでくる世代がいたり、知能の高い世代からすると心は乱されてストレスは溜まるばかりという状況も多いようです

平成中期頃からハラスメントを問題視するようになりましたが、知能の上昇も関係があるように思います

14年間セラピストとして活動してきたネドラ・グローバー・タワブ氏 は心の境界線を定義しています

心地よい境界線を引けると、安心感や、愛されている実感、心の平穏を得られ、自分が尊重されていると感じられるようです

境界線は「他者があなたにどう関わるか」「あなたが他者にどう関わるか」を示す指標となるそうです

心の境界線とをどう設定し、どう受け入れるか

境界線の持つ意味は

・必要以上に頑張りすぎないための安全策となる

・セルフケアのよい練習になる

・人間関係における役割を明確にしてくれる

・人間関係において許される行為と許されない行為をはっきり示す

・人間関係において、何を期待すべきかを知る基準となる

・自分の要求を満たし続けるために他者に頼りやすくなる

・自分の要求を主張しやすくなる

・心地よい人間関係を築きやすくなる

・問題を明確にする手段となる

・安心感を得られる

境界線は相手があなたにどう接してほしいかを他者に示す手がかりにもなります 

家族のあり方や個性は境界線をどう設定するか、どう受け入れるかを決定づける要素で、もしも互いの承諾なく線引きをしたり、その線を無視したりするような家庭ならば、自身の要求を主張するために必要なコミュニケーション能力を培えないまま成長してしまうことになります

個々それぞれの性格によって、境界線を尊重したり拒絶したりするときの受け入れ方は異なります

不安に陥りやすい人は境界線を引かれることに過剰反応しがちです

こうした人々は、自分の置かれた状況に対してふさわしい反応ができないため、感情のコントロールが大きな課題となります

いつでも正しくあろうとし、些末な違いに食ってかかったり、他者との違いをなかなか認められなかったりと不快なものに強い拒否感を示す人は、境界線に反発しやすいと言えます

寛容(変化を受け入れやすい)で高い意識(学び成長する意思がある)を持つ人は境界線を尊重できます 

境界線は年齢に関係なく必要不可欠なものです

一定の関係で結ばれた人同士が変わるように人間関係を変化させてくれます

結婚したり、大学進学のために家を出たり、家庭を築いたりするたびに新たに設定し直す必要がある移り変わりを伴うものだと タワブ氏は述べています

また境界線は、あなたのためでも、相手のためでもある 」とも語っています

人類は少しづつ進化しています

平成中期以降様々なハラスメントの考え方が定着したように、進化に合わせて新しい人間関係の考え方ができてくると思います

本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました

  

  

  

ABOUT ME
ashikaga
採用・教育・研修業務と営業・企画の業務が半々のキャリアでした 支店長・企画課課長・営業部長・採用教育部部長の経験あり 大企業⇒中小企業⇒大企業でキャリアを積みました 算命学は高尾学館を卒業 部下の管理や育成に大いに活かしてきました サラリーマンと個人の事業と投資をしています