人財育成のビジネス算命学
ビジネスに占術を活用してきた経験から、四柱推命・算命学を中心にどう活用すべきかを書き綴っていきたいと思います  また長年の採用・教育業務・管理職の経験から人生100年時代の新卒の就活、ミドルの転職、シニアの転職、キャリアプランやライフプランを企業側からの目線で情報発信していきます 
人財育成

努力より環境を変える レヴィン関数

人には適した環境がある

リンゴの木を青森県で育てるのか沖縄県で育てるかで育ち方が違います

同じくサトウキビを沖縄県でなく青森県で育てるとなると、暖房設備などが大変そうです

動植物には適正環境があります

本を読むのが好きな子供がいたとします

学者や教授の家に生まれれば本を読みたいという欲求は歓迎されやすいです

一方、家がお店などをしていると「本なんか読んでないで商売手伝え!」などと本を読む行為は歓迎されなかったりします

人も環境で活かされたりそうでなかったりします

中学生の時は柔道部で高校から空手部に入った友人がいます

とにかくすぐに息が上がります

「意外に体力無いんだな・・・」と見えたりしますが、引き付けるパワーは赤筋、早く動かすのは白筋で使う筋肉が大きく違うからです

逆に違う競技の人が柔道部の練習をすればすぐに息が上がります

備えた能力も競技が変わると活かされなかったりします

同じ人間でも環境により行動は変わる

マネジメントや人財育成を学んでいる人は人は今いる環境の影響を受けるということが、よくわかると思います

その数式がB=f(P・E)で表されます

(関数とは相互に関わっているものの意味で ・は掛け算を表す)

 「1次関数も2次関数も嫌いだ!」と言わずしばらくお付き合いください

私も苦手です

fは=function関数という意味 

Bはbehavior=行動で、Pはperson=人間性・個性・価値観等、Eはenvironment=環境の頭文字です

人の行動=Bは、人間性=Pと環境=Eの相互作用によって決定する 』ということです

人の行動は、同じ人間でも環境が異なれば違う

同じ環境でも人間が異なれば違ってくる

同じ人間でも、置かれた環境によってその行動は変化していくということです

これをレヴィン関数(法則)と言い、人がとる「行動」は「特性」と「環境」が相互作用によるものという理論です

「特性」とは人間性、スキル、志向、思考、価値観等のことで「環境」とは家庭環境、集団規範、人間関係、文化、などを指します

もし自分がアメリカで生まれ育ったら

もし自分がケニアで生まれ育ったら

もし野球部でなく吹奏楽部だったら

もし技術職でなく営業職だったら

人間は同じでも、置かれた環境によってその行動は変化していきます

人はいつからでも変われる

レヴィン関数の考え方のいい理由は個別指導の考え方とリンクしている点だと思います

 人は一人ひとり違います

その一人ひとりも、環境によって変わっていく

人はいつでもどこからでも変われるという考え方につながります

 努力することは重要ですが、自分に合った環境を見つけることはもっと重要だということです

「自分はダメだ」

「自分が足を引っ張っている」

「自分だけ業績が悪い」

という場合「努力が足りない」「やり方が悪い」「能力が無い」などと考えがちで「環境が悪い」と考える人は少数派のように見えます

なにかがうまく行かない時、行動を変えるためには環境要因も一緒に考えなければならないということです

本当に人生が苦しい時は〈住む場所を変える〉〈人間関係を変える〉ことをまずするべきだと聞いたことがあります

環境をどう変えるか?』

環境をどう整えるか?』

と考えることは努力以上に大切なことかもしれません

本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました

  

  

  

  

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採用・教育・研修のキャリアを生かして仕事を考えていきたいと思います