対冲とは
位相法とは十二支の約束事で、十二支が他の十二支と組むことにより全く違うエネルギーに変化してしまう法則です
①融合現象(合の約束事)三合会局・半会・支合・方三位・比和
②分離現象(散の約束事)対冲・刑・害・破 などがあります
いわゆる『引き合う力』が合で『離れる力』が散ですが「離れるんだから悪い法則?」と思いがちですが「病気が離れる」「悪い人間関係と離れる」など散がないといろいろ大変なことになります
子供とていずれは自立して離れていく「合⇒散」が自然の姿であり、人の人生には合法と散法で成り立っています
対冲とは正反対に位置する十二支で、お互いに反発する関係です

上図の通りの正面衝突の関係で、対冲になる十二支の組み合わせは
子ー午
丑ー未
寅ー申
卯ー酉
辰ー戌
巳ー亥
の6種類であり、命式の中に対中があれば『宿命対冲』となり、激しさをもった運勢になります
対冲は『六衡冲』とも呼ばれ、物事の分裂・破壊・散るなどを表し、この『冲動』も必要なことなのです
十二支は時間と現実(横線)を表し、中心と東が対中していれば社会と対中となり、社会人になることに不安がありますが就職が上手くいかないわけではなく、中央と西が対中していると家庭に対し不安が生まれます
周りと衝突する関係のため、宿命に対冲がある人は人間関係に細心の注意が必要になりますが、それを乗り越えて生きることで磨かれた人生になります
宿命に対冲がなくとも「子をもった人に午年が廻ってきて対冲が成立する=後天運対冲」などですが、いきなり180度違う異質なものが廻ってくるのでトラブルが起きる可能性があり、天中殺ほどではないにせよ対冲が回ってくる年は、注意しながらものごとを前に進め、平穏に生きるように注意が必要です
後天運の対冲はやり直しやリセット、新たなやり方に変更するなどの状況になることもあります
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対冲の年に注意
①年支(東方)⇔月支(中央)の対冲の場合
社会と自分が対冲の関係の為、人付き合いが苦手だったり、仕事をすぐ辞めたくなったりし、人間関係に用心深い人です
何かをする時には慎重で、慎重すぎて遅れたり、しなかったりしますが不器用ながら前進することで磨かれていく人です
②日支(西方)⇔月支(中央)の対冲の場合
家庭と自分が対冲の関係の為、配偶者に対して用心深くなり、家庭に不安感があるので財産管理などにも細心の注意を払う人です
自分の安心できる居場所を作ろうと努力します
③年支(東方)⇔日支(西方)の対冲対冲の場合
社会と家庭が対冲関係で、仕事か家庭かの両立に苦心しがちです

上図のように始めた事柄が対冲の年に入る時も注意が必要です
結婚、起業、プロジェクトなどを始めた年が「寅年」であるとすれば、対冲にあたる「申年」が対冲の年になり、なにもなければいいのですが前の年辺りから何か起こりやすくなります
「6年経ったら注意」といえそうですが、対冲の年に何もなければ無事に進みますので、後は天中殺の年に注意してください
天中殺の年も夫婦関係や起業して始めたことにいざこざが起きやすくなります

行動領域別でみる
行動領域別に対冲をみていきます
行動領域は下記の4種類です


四位風型=4領域で対冲がある人
自分の内側を大切にする人で、内側を重視するが故にそれ以外の人間関係で誤解されやすくなります
責任をとらないのでなくとれない、面倒をみきれない、手が回らないなどです
広すぎる領域は対冲のような行動範囲の小さい人には苦しみが多くなります
無責任なのではなく広すぎて手が回らないのです
三位風型=3領域で対冲がある人
これは対冲にはありがたい型で、人生に失敗がありません
その代わり大成功もありませんが無難な人生となります
自分の家族や身内を大切にする人で、外で傷ついても内側で守ろうとします
人が失敗するのは身の丈以上に夢を見るからで、三位風型は自分というものをよく知っている人といえます
二位風型=2領域で対冲がある人
これも無難で理想的な型で、高望みをしないので無理がなく苦難も少なくなります
苦難や苦労は自分が望んでいることと現実が合っていないことから発生しますので、高望みをしないということは苦痛のない人生になります
一位風型=1領域で対冲がある人
狭い領域の中の対冲なので安定して落ち着いています
淡々として気楽に生きていける人です
育った環境もありますが庶民性が強く、自己のペースを崩さない人であり、順調で着実な人生です
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