人類労働の歴史
「アフターコロナ」や「コロナ後の社会」などの言葉が頻繁に語られるようになりましたが、第6派が来ている最中ですのでコロナウイルス蔓延はまだまだ続いています
ただコロナウイルスにより働き方は変化してきました
特にこれからの日本の社会を支えるZ世代の働き方は『第5ステージ』に向かい変化していきそうです
私達人類は生存のために労働をしてきましたが、その最初の第1ステージが狩猟社会です
男性は山や海に狩猟に行き、女性は木の実や果術などを集めて〈食の確保〉を行います
この頃の1日当たりの労働時間は平均3~4時間と言われています
基本的にはその日暮らしで、労働できなくなるのは致命的でした
狩猟時代の平均寿命は40年といわれ、男性の平均身長が180cm・女性は168cmあったそうで驚きです
時間の観念・芸術・文字・社会といったものはまだなく、社会基盤は〈地縁・血縁〉が中心です
第2ステージが農耕社会で今から約1万年前からです
定住生活となり、穀物は保存もきくため餓死者も減っただろうと思いきや寿命は約20年と半分になり18世紀後半までずっと変わらなかったそうです
さらに男性の平均身長は160cm・女性が152cmと20㎝も低くなっています
考古学調査からも約1万年前ごろから、人類の健康状態に劇的な変化が起こったという見解を述べています
この時代は病気にかかりやすく最も寿命が短かった時代と言えそうです
工業社会から情報化社会へ
産業革命の後に生まれたのが、第3ステージの工業社会で産業社会とも呼ばれます
ここでブルーカラー・ホワイトカラーなどの言葉も生まれます
1833年に工場法が制定され「9歳未満の労働を禁止」「9 歳から 18歳未満の労働時間を 1 週間あたり 69 時間以内」とされて労働に関する法律も生まれ始めます
1990年代中盤以降、インターネットや携帯電話・スマートフォンの普及にとにより第4ステージの情報社会にシフトしていきます
「情報洪水」の時代、企業も人も玉石混淆の情報から宝となる情報を取捨選択し、活かし、行動していく能力が明暗を分けます
周りを見回しても「餓死した」「成人前に病気で亡くなった」などは激減し、逆に「長寿であることのリスク」を考えなければならない時代になってきています
そしてコロナウイルス蔓延は第5ステージへの移行を加速させたと思います
AIの上か下かがポイントになる
コロナウイルス蔓延と情報化社会は「どこにいても仕事ができると証明した」といえます
〈人と人が会う必要が無い〉インターフェイスが確立
アウトソーシングできるものは、高い賃金で正社員を雇うよりアウトソーシングしてしまった方がいい
という新しい考え方を加速させました
リモートワークになると「この人これだけしか仕事してなかったんだ?!」と働かないおじさんを炙り出しました
コロナウイルス蔓延の状況で重かったのが〈人件費〉と〈家賃〉
逆に減らせたのが〈交通費〉〈コピー代〉〈会議室などのリース代〉などです
AIの発展なども加速する要素に加われば、管理職も減らせ大きく効率化し、低いとされる「日本の労働生産性」を改善し「賃金UP」にもつながります
特にこれから社会で活躍し、日本の未来を担うZ世代は『AIを使う側のクリエイティブクラス』か『AIの下請け』になるのかが分かれてくると思います
「スマホを使いこなすがスマホの構造は知らない」と思いますが、プラットフォームを使いこなすだけでなく、もっと本質を理解することが大切になってくると思います
本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました