潜在意識に振り回されている日常
心理学や脳科学はまだまだ未開発の分野です
『人間の心の構造』はわからないことが多くあります
「人の心の仕組みをしっかり理解して苦しまずに生きたい」
「あまり知られたくない!心を覗かれたくない」
という〈知りたい・理解されたい〉と〈知られたくない〉という2方向にベクトルが動いているのが厄介です
自分でも自覚のない・理解していない潜在意識は90%以上を占めます
『何かわからないもやもやしたモノに悩まされている』のは確かで、常に思考はクリアで確信して行動をしているという人は皆無のようです
「頭脳明晰な人の顕在意識は10%!その他は5%」とも聞いたことがあります
どちらにせよ90~95%は潜在意識と言うことです
自分の行動の正当化
人の心理には〈自分の行動〉〈自分の決断〉〈自分の考え〉が正しかった理由を探す癖があるようです
これを『後付けの理由』と呼ぶそうです
「なんにでも努力は必要だ!努力と成果は比例する」
「従業員として生きるのが一番!安定収入が大事だ」
「我慢こそ美徳だ!」
「貯金が一番!株式投資は危険」
「俺は営業には向いていない!裏方に向いている」
自分にとって損をもたらす選択をしているにも関わらず、正しい選択だと思い込むことが多々あります
正しくない行動を正しいと信じ込む・・・
結果『結果や満足感が得られない』『人生に充実感が無い』となりかねません
とはいえ、そう簡単に客観的なものの見方ができるわけではないので「人には自分の行動を正しいと信じ込む癖がある」という特徴があるのだという事だけ頭に入れておくべきです
知識・見識をコツコツ積み上げる
ニーチェの哲学で有名な言葉に「物事に真実はない!あるのは解釈だけだ」とあります
「努力は正しい」「忍耐は美しい」は真実ではなく解釈ということです
ラテンのことわざに
一冊の本しか読まないものは怖い
とありますが、たまたま出会った本の内容にのめり込み「これが全てだ!」と思い込んでいる人は危険だということです
考えが古くなったり、間違った内容を鵜吞みにすることもあるし、素晴らしい内容だとしても1冊で世の中すべてはわかりません
周りを見回しても読書家は知識・見識の幅が広いです
あらゆる中毒の中で良い中毒は『読書中毒』だと職場の同僚で口癖の仲間がいます
現代は読書だけでなく数多くの知識・見識を広げるツールがあるので、少しずつでも考え方を広く柔軟にしていくことが大切だと思います
本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました