努力なのか・環境なのか
成功は『努力』なのか『才能』なのか『運』なのか・・・
「人生は努力ですべて変わる」
「志の高さが最も重要」
努力・志・目標・忍耐・・・・
すごく大切だと思います
なにより「美しい」です
努力している姿は美しいし、志を持って挑んでいる姿も美しいです
営業企画部という部署にいた時に ≪表彰式の担当≫ をしたことがあります
司会進行もするわけなので ≪表彰対象者への事前インタビュー≫ もします
続けるうちに「成功は努力だけでもない」とわかり始めました
・この人部下に恵まれてる・・・
・この人 タイミングが良かった・・・
・良い支店に配属されてばかりいる
・前任者が優秀で優良顧客を引き継いでいる
きりがないほど「運」が多いです
≪頭が下がるほどの努力≫ は2割程度に見えます
上記のようなことを ≪表彰式のコメント≫ では言えません
とは言え1000人近くの社員の前でコメントするわけです
「美化して」「脚色」して美しいストリーにします
「本当に素晴らしい努力で・・・」
「困難を工夫で乗り越え・・・」
本人たちもそう思っているし
聞いている主力の社員も「見習わなきゃ!」と感じてほしいのです
巷にあふれる『成功例』は必ずしも「努力100%」ではないと思います
同じ素材も環境で大きく変わる
言ってる私自身「実績は努力や工夫だ!」と思い込んでます
特に若い頃はそうしないとやっていけません
「俺は場合は努力」「俺の場合は才能」で良いと思います
自己肯定感は生きるエネルギーになります
ただ努力や工夫はしたにせよ、環境は大きかったと思います
そもそも私の場合、倍率の高い翌々年なら採用されなかったと思います
さらに次の年なら≪上位大学≫に絞った採用で 呼ばれもしなかったと思います
他人を見ていても「平成前期ならぐんぐん出世しただろうな」「最初の配属が悪かったな」「上長に恵まれてないな」と思える人は多いです
同じリンゴの木でも 青森県と沖縄県では 育ち方が違います
同じサトウキビでも 青森県と沖縄県では 育ち方が違います
たとえば「本を読むのが好きな子」がいたとします
大学教授の家に生まれれば本はどんどん与えられます
家が商売している家なら「本ばかり読んでないで店を手伝え」と言われたりします
素材は環境次第で大きく変わります
場所と人間関係と考え方を変える
自分の生きやすい場所、自分の活躍しやすい場所に移動することは有りだと思います
今の苦境を変えたいなら
①場所を変える
②付き合う人を変える
③考え方を変える
と言います
その中には「努力」も「志」という言葉も出てきません
「努力」や「志」は非常に大切かつ美しいものですが、その呪縛から自分を解放し「環境」を見つめ直してみることも大切なことだと思います
本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました