久保建英選手はどんな人
サッカー日本代表に若干20歳の若さで選出され、天才・メッシの再来などと評される久保建英の人体星図をみてみます
プロスポーツ選手や政治家は特殊な世界のせいか『宿命天中殺所有者』か『日干が異常干支』または『天将星があるか天禄星・天南星が2つあるなどの身強』の人が多いです
特殊な運命を乗り越えたつわものか、特殊な能力があるか、エネルギーが強すぎるかの人が生き残っているということです
久保選手の命式は驚きです!まずは年・月・日の干支が全て異常干支ですから運勢を観ようとしてもあたらず、対戦相手からすれば何を考え、どう動くかを予測しようとしても読めません
さらに生年天中殺と生月天中殺がダブルである宿命二中殺です
エネルギーも天将星の次に強い身強の星の天禄星を2つも持っています
破壊と創造、冒険と放浪の龍高星が2つあり、天才的に鋭い調舒星と自我の強い頑強な精神の貫索星があり、常識人なのは堅実で真面目な司禄星だけです
まさに天才か奇人かの人ですね

異常干支の戊戌は、さっさと社会に出れば真面目で実直な人になり、実践を重んじて社会経験を多く積み、専門分野を極めるのが得策なので社会に出るのが早いほど才能は開花します
辛巳は幼少期に甘やかされて育つとダメですが、厳しく育てればば霊感は鋭く、運気も強くなり、勘の鋭さはピカイチです
癸巳は勘は鋭く、他人の気持ちに敏感な人です
とにかく勘の良さは説明しがたい優れたものをもっている人です
中心星の龍高星は陽の習得本能で理性・知性に支えられた貪欲なまでの激しい知識欲求をもち、新しいものを強く求め、その為によく行動・移動します
移動と放浪の冒険家気質ですから、海外に行くことはプラスにはたらきます
伝統や古いものに反発を感じる革命家でもあり、その改良改革の気質であり、創作能力が高く、色彩感覚は華やか、流行にも敏感です
忍耐力と努力心は非常に強く、ものごとを深く捉える能力、観察力、洞察力には優れたものがあります
束縛を嫌う自由人でもあり「自分の自由な意志のままに、自由に羽ばたきたい」と常に願っており、独自の夢とロマンをもって行動する為、自由を束縛される環境だと能力を活かせません
変わり身も早く「頭の中で理論を組み立てる前に、まず行動ありき」ですから、破天荒・型破りにも見られることがあります
忍耐力と努力は素晴らしいものがあり、これは知りたいという欲求からくる粘り強さで『創造と破壊の星』と呼ばれるのは、すでにあるもの、使い古されたものには興味を示さず、常に新しいものを求めているところからそう呼ばれています
物事をあらゆる角度から観察しようとする『立体思考』『球面思考』も特徴で、物事を深く捉える能力・観察力・洞察力には素晴らしいものがあります
頭にある調舒星は第一印象は明るい方が多いですが、少し付き合うと神経の繊細で激情家の面が見えてきます
孤独で懐疑的、負けず嫌いで独特の美意識があり、独自のこだわりをもっており、その完璧主義な姿勢から優秀な調舒は、職人肌や天才肌の人が多いのが特徴です
外見は厳しそうですが、内面は人の気持ちと同化しやすく涙もろく、よく尽くすのが調舒星です
調舒星には生涯を通して自分との戦いがあり、必ず仮想の敵を作ることにより伸びていき、敵視される方はたまったものではないですが、それにより大きくスキルを伸ばし成長していきます
憎しみ・反抗・嫌な目に合ったことがエネルギーになっていくので、素直に見える調舒星でも反発・反抗心は強く、根は素直ではありません
体制・常識に融合せず単独の戦いを選び、冒険家や開拓者にも多い星です
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全ての星を紹介できないので、その他の星を知りたい場合はこちらを参考にしてください


人を寄せ付けない鋭い勘をもつ孤高の天才
3つの干支すべてが異常干支の時点で常人には理解できない才能の持ち主だということはわかるのですが、久保選手の特徴は『龍高星2つ』と『身強の天禄星を2つ』といえそうです


龍高星が2つあると龍高星の性質が倍加され、放浪を始めたらずっと放浪、濁流の増加と呼ばれているように、忍耐力を発揮したら超忍耐と龍高星の性質が極端に出てきます
想像と破壊のエネルギーが倍増すると同時に、一点集中型となり、新しいことに変えたいと思ったらすぐ変える人なので変化の多い人生となり、1つのことにエネルギーを集中すればすばらしい成果を出します
龍高星+調舒星の連結は、どちらの星も孤独に強く常識的な考え方をしない為、平和の中ではよさが出にくい人です
特に感性の鋭い完璧主義の調舒星の向上心と創造と破壊の龍高生の陰陽の和のある相剋関係は向上心が重要となり、孤独に耐えながら向上し続けていく人です
ただこの連結は不平不満も膨らんでいき、どれほどの恩恵を受けても満足せず、海外に出る要素が高いのも龍高星の放浪と調舒星の不平不満と連結するからです
龍高星×2は貫索星1つが加わることになります
単独行動でマイペースの貫索星が2つあると貫索星のエネルギーが倍加され、とにかく自分のペースで歩みたがり、集団行動より単独行動の典型といえ集団には組しにくい性格です
滅多に自分の意志を曲げず、かなり用心深い人で、素直そうに見えてもこの人の考え方を変えたり、行動を変えさせようとするのはなかなか大変ですが、自分の人生を積み上げていくことに関しては相当に粘り強い人といえます
単独行動を好むため利己主義にも見えますが、外見より中身は柔軟性があり、自分を強くしっかりもっている為、人生や行動の目的を失うことはない人です
龍高星+貫索星の連結は、龍高星が裏から支えて表面的には貫索星の強さが出てくるカタチです
忍耐力+守備力には非常に長けた人ですが、陰陽の和のない陽同士の連結の為、龍高星はすべてが貫索星の中に同化せず龍高星の破壊のエネルギーが出ることがあり、堪忍袋の緒が切れた的に爆発することがあります
龍高星の自分の内側を見せようとしない面と、貫索星の守備本能が連結したことにより、一度内に秘めたものは死を招いても表すことがない性情となり、固く秘密を守れる人で圧が強くかかっても絶対に白状しません
無口で何を考えているかわからないところがあります
この性質を強いエネルギーの天禄星が支えます
天禄星は現実的な力強さを持つエネルギーで、キーワードは「安定」「用心深さ」「堅実」「観察力」です
守備力は固く用心深く、安定感のある組織の大黒柱のような存在で、何事も全体を観察し、バランスを取りながら行動をしていくのが特徴です
どんな困難にも忍耐に徹し、目的を達成する力強さがあり、鋭い観察眼と柔軟で的確な批判力をもっています
批判力も天南星が若さに押された痛烈な批判をするのに対して、天禄星の批判は穏やかで理論的で鋭いものがあります
久保選手は子供のころから落ち着いたしっかりした子で、大人になっても沈着冷静で物事に動じない強さがある人だと思います
重厚のものの考え方をし、頼りがいがあり、役目をみごとに達成させる一芸に秀でたスペシャリストが天禄星です
天禄星が2つ以上あると冷静で慎重派なため、面白みはないですが間違いのない道を選ぶ安心できる人で、特殊技能の世界で力を発揮します
二連変化はこちらを参考にしてください


局法と宿命天中殺で観る
宿命二中殺とは親の場所である年干支の生年天中殺と家系の場所である月干支の生月天中殺をダブルで命式内に所有している人です
両親の場所と家系の場所が天中殺なので残るは自分の場所のみですから、頼れるのは自分のみで自力で頑張って孤立無援で自分の道は自分で切り開く強さをもった人です
周りの人になんとなく違和感を感じており、そんなところから「自分だけしか信じられない!自分だけが頼り!」となっていきます
親しい人からの忠告や援助を受け付けない強情なところもありますが、本来は純粋で素朴な人です
親とも不自然融合で家系とも不自然融合なので、ある意味生家にとらわれず自由人として生きていけます
宿命天中殺は苦労して自分が磨かれていきますので、苦労をするほど人として立派な人が多くなります
現実的な世界では苦労は多いですが、精神の世界では大成しますので「人に夢を与える仕事」に邁進すると多くの人に応援されます
霊感の強い人も多く、その場合は引き換えのように肉親との縁が薄くなります
人に頼らず自力で歩んできたことにより、常識にとらわれない考え方が身につき、世の中の人がびっくりするようなアイディアを出す人もいます
算命学には格局法という占技があり、その中で局法とは特殊な陽占命式のことで、局法が成立する命式は一般的技法に加えて特殊な要素が加わることになり、その局の特性がプラスされます
より個性を炙り出す技法といえ、隠れた個性を見つけるのに役立ちます
久保選手は芳順局と推逆局に入局します


芳順局はタテ線またはヨコ線が木性=貫索星か石門星で止まる人体星図の人です
幸運も不運も自分一代限りで後継者には恵まれにくく、継承しても衰運になりやすいです
十二大従星が身強の場合は政治力をもち、身弱の場合は霊感が強くなりますので身強の久保選手は政治力もありそうです
親が芳順局で成功していると本人は成功せず、親が成功してなかった場合は本人が成功します


推逆局はタテ線に『水剋火』の相剋関係がある命式です
5つの相剋関係のなかでも最も激しい激突が『水火の激突』ですから、推逆局は気性が激しく感情的に物事を判断しがちになります
神経が鋭く、頭脳明晰な人でも頭で理解していても瞬間的に逆上することがありキレやすい構造です
天禄星が2つもあり落ち着いて見える久保選手ですが、意外に短気な一面もありそうです
火性の鳳閣星と調舒星は伝達や表現の星で、伝達本能が剋されると表現したり伝えたりすることに葛藤が生じ、思うように伝えられず苛立ち怒りやすくなります
推逆局の現象を和らげるには『木性を強めること』でその激しい気性をやわらげることができます
木性の質である守備本能を稼働し『自分が守るべきものを大切にする』ことが中和することになります
外から見ていると「天才はうらやましい」と見えますが、実際は人に理解されず、頼れず、孤独な中で才能を磨き続けてきた人といえそうです
本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました