ミドルの「働きたくない」は意外に多い
40代は働き盛り・・・などと言われますが「もう働きたくない」という40代・50代は意外に多いです
事故や病気でないが慢性的に身体が不調
何もする気が起きづ無気力
更年期には早いが、更年期の症状というのは女性だけでなく男性にもあるようです
「働き盛りなのにこれでいいのか・・・」
「定年までまだまだあるのにこれでいいのか・・・」
と考えるのが真面目なX世代です
口に出さないだけで引退願望のあるX世代は多くいます
Y世代・Z世代がFIRE=「経済的自立を目指して(不労所得で)早めに会社員を辞めて自由に生きる」を目指していても、X世代は「働かないで生きる」という考えに罪悪感をもちます
本来定期的に小休止が必要なのです
アメリカのように1カ月クリスマス休暇などあればいいのですが、日本人は世界一のアリ気質です
ハッキリ言いたいのは「働きたくない」=甘え・怠け者・脱落者・社会不適合ではないということです
こう考えがちなのがX世代の親の教えた労働観の影響があります
バブル経済崩壊後の長きにわたる氷河期のような社会で働き続けた疲れも出てきています
X世代は豊かな日本に育ちましたが、社会人人生が長きにわたる真冬の時代だったのです
原因は多数あるが・・・
「仕事が面白くないが、やりたいこともない」
「人間関係がストレス」
「気力がわかない『鬱では?』と思うことがある」
「会社が若返りをしだし居場所が無い気がする」
「病気ではないが身体がキツイ」
仕事から離れたい理由はいろいろあります
「こんなの早期リタイアの理由にならない・・・・」はX世代独自の価値観からくるもので、Y世代もZ世代も「働く意味がない場所」と離れることを考えます
意外かもしれませんが「もう学ぶものが無い」という学習意欲がなくなったことが大きな原因の一つになります
「学ぶことは終わり」と判断すると「もう成長は終わり」と脳が判断して一気に老化が始まるそうです
精神は気力が失われていき
肉体は慢性的にだるくなり
思考は視野が狭くなります
「時代の変化に疲れたのでは?」との意見もありますが、X世代の場合は『長期にわたって縮小均衡に向かった時代変化』のため、受けてきたストレスも悪質です
風流人として生きる
人は「働く意味」「生きる意味」「存在する意味」と意味を必要としますが「人生にたいそうな意味はない」とそろそろ考え方を変えた方がいいのがX世代です
本来、40代以上は人に管理されるのは苦痛を感じます
経済が伸びていたX世代より前の世代の管理職はお気楽な人が多かったように見えます
X世代は管理職になると、経済は長期に低迷し、上からは業績を求められ、下にはハラスメントの規制などがあり お気楽な管理職やリーダーではなかったと思います
自分たちはパワハラが当たり前な時代を生き、上に上がれば出来ない時代となってました
「人生にたいして意味はない」であるならば「気軽に生きて楽しい方がいい」という風流人になることをお勧めします
ネックは〈住宅ローン〉と〈子供の教育費〉ですが、なければ超ラッキーです
今から完全なFIREは資金的にできなくても、サイドFIRE=『副業や短時間労働を併用する』は可能です
働き方も週2か3で『お金より時間に価値を置く』生き方も大切なように思います
X世代はその前の世代の思想を引きずり『時間を軽視した人生』を送りがちです
出世競争に明け暮れて勝ち続けたところで、退職すればすべてがリセットされます
どんなに偉くなっても、退職すれば〈連絡は止まり〉〈年賀状も止まり〉〈お中元お歳暮も止まる〉と思った方がいいです
Z世代がFIREし始める頃「あの世代は死ぬまで労働する世代だね」などと言われかねません
X世代で病気・ケガでなく働いていない人数は推定50~60万人で、Y世代Z世代との差は「罪悪感がある」ということです
「お金より時間を大切にする道を選んだ」と考えればいいだけの話です
「働きたくない」は甘えでも怠けでもなく、風流人へ脱皮していく前兆なのかもしれません
本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました