副業はやったほうがいい
昭和入社の世代もだいぶ減ってきて、定年や役職定年などで表舞台で会社を引っ張る立場からは退いています
今の社会の主力はバブル経済崩壊後の日本の冬の時代を歩んできた世代です
昭和入社の方々は「副業などけしからん!本業に心血を注げ!」と副業を認めようとしない人が多かったですが、X世代辺りからは違います
現在、社内規定で正式に副業を認めている企業は25.7%で、今後認める予定の企業は6.2%ですから、合わせて3割程度しかまだ認めていません
会社の舵をとっている経営陣はまだまだ昭和入社が多いですから、なかなか決済もおりにくいでしょう
下図の厚生労働省の出生数の推移を見れば、団塊の世代の年金と社会保障を団塊ジュニアが支えますが、団塊ジュニア世代は子供をつくらなかったため、それを支える世代がいません

年金制度がなくなることはありませんが、団塊ジュニア世代は70歳から支給、氷河期世代は75歳から支給となるかもしれません
当然額を減らされます
日本は労働人口110万人不足も重なり、何とかしてその時代には高齢者を働かせようとするでしょう
そのような意味で「年金プラス10万円」「副業は必要」「企業依存から脱却」は令和型のキーワードになりそうです

企業依存の時代は終わる
今後長きにわたり労働力不足は続きますから、勤める側にとっては売り手市場が続きます
ただ、人生は長くなりますから労働期間は延長されていきます
おおざっぱな言い方をすれば、課長は30代、部長は40代が適性年齢で、55歳で役職定年となり、70歳過ぎても働けるにせよ50代のどこからか給料は下がり始めます
『プラス10万円の収入』は学生のうちから考えておいた方がいいかもしれません
株のインデックス投資なら3000万に達すれば4%ルールで月10万円の収入になりますが、3000万に達するまでには時間がかかります
不動産投資は銀行融資が必須なのでリスクが大きいです
①元手がかからないもの
②好きで続けられるもの
③ひとりでできるもの
が副業の基本だと思います
起業ではないので事務所もいらないし、銀行に融資を受ける必要のないレベルで、10万円前後か、せいぜいボーナス1回分の資金で始められるものがいいと思います
そして趣味の延長、好きなことの延長であることが重要で、稼げなくても「これは趣味だから」と思えるレベルでいいと思います
それでも「努力は夢中に勝てない」と言いますから熱中できる喜びはあります
そして人とは組まない方がいいと思います
何かにぶら下がって生きようとする人間はいずれ害になる可能性が高いです

失敗よりチャレンジが大切
「やらなきゃ!」と思っていても、それが行動につながる人は意外に少ないです
副業にかかるのは少しのお金と自分の労力ですから、ダメでやめてもいいと思います
たとえ失敗してもスキルが残ります
行動力、継続力、発想力、情報感度、発信力、マーケティングスキルなど、言うだけで何もやらない人とは大きく違うのです
何度も企業し何度も失敗すれば、取り返しのつかない負債を残すかもしれませんが、初期投資わずかで自分の時間もわずかなら傷もたいしたことありません
もし好きなことで軌道に乗れば、こんなに楽しいことはありません
私も研修責任者なので「労働は美しい」「働くことが人の最も大切な生き方」と摺り込んできましたが「仕事は幸福に生きる為の苦行」だというのが本音です
生物の生きる意味は①食して生命維持と②種族を残すことで、この2つは快楽で誘発されます
知能が上がってくると求めるのが『遊び』です
遊びは高等生物である証明で、犬や猫辺りから遊びを楽しむようになります
犬や猫のおもちゃはあっても、カブトムシのおもちゃはありません
好きなことで稼げるほど素晴らしい人生はないということです
本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました