人財育成のビジネス算命学
ビジネスに占術を活用してきた経験から、四柱推命・算命学を中心にどう活用すべきかを書き綴っていきたいと思います  また長年の採用・教育業務・管理職の経験から人生100年時代の新卒の就活、ミドルの転職、シニアの転職、キャリアプランやライフプランを企業側からの目線で情報発信していきます 
マネジメント

実は組織の進歩を止める人

進化が加速する2030年代

2030年代になると様々なテクノロジーの進化が早くなり、日本の場合はくわえて人手不足が加速していきます

AI・ロボティクス・3Ⅾプリンティング・バーチャルリアリティー・ブロックチェーンなどのテクノロジーが、単独で進化するのではなくコンバージェント=融合して一つにまとまることでその影響力を指数関数的に増幅させ、産業全体に画期的な変化をもたらすと言われています

今の小学生が就職する時は、7割が今現在存在しない仕事に就くと言われるくらい社会は変化していきます 

オミックス医療など、病気になる前にかかる病気を発見し治療する技術も実用化され今の中学生以下は半分が107歳まで生きるとまで言われています

古来より『諸行無常』『万物流転』『変化には変化』と言われていますので、変化についていけないと生き残れない組織も出てきます

組織内の「変化を妨げる人」を観察してみます

進化を妨げる人 

 プリンシプル・コンサルティング・グループ株式会社 代表取締役の秋山 進氏は変革を前に 熱狂する人、抵抗する人、無関心な人にわかれると言います

近年で観れば、急激な社会の変化を引き起こすテクノロジーの進化でインターネット革命がありましたが、多くの会社ではさまざまなタイプの人々が共存する状況になり、それぞれのタイプには独自の反応や行動が見られ、これが組織内外のダイナミクスを形作っていた そうで、そのタイプは下記の4つです

タイプ1: 新しいトレンドに熱狂する人

このグループは新技術に対して非常に積極的で、インターネットの可能性に心躍らせた人々であり「インターネットが世界を変える」というビジョンに熱中し、その技術を積極的に採用した人達です

一部の人はスタートアップを立ち上げたり、新しいビジネスモデルを試みたりするなど非常に行動力があった 

しかし、熱意が先行するあまり、技術的な課題や限界を軽視してしまうこともあり、急速に成果を出す人もいれば、失敗に終わる人も多く、二極化したようです

タイプ2: シニカルな解説者 

このタイプにはもともと情報技術に詳しいエンジニアや技術者が多く含まれており、インターネットの技術的な課題や運用上の問題を深く理解し、その知識ゆえに「これだけの問題を抱えた技術がすぐに社会を変革することはない」と冷静かつシニカルに状況を捉えていた人たちです

このタイプの指摘は部分的にはしばしば正確で、過剰な期待を持つ熱狂的なグループを抑制する役割を果たしたようです 

タイプ3: 無関心層 

インターネットの到来にも特に関心を示さず、日常業務に集中し、新しい技術は自分の仕事に直接影響を及ぼすまで「よく分からないもの」だった人達です

こうした無関心層は会社の安定的な運営を支えた一方で、新技術を取り入れる際には抵抗感を示すこともあり、変革が進むスピードを鈍らせる要因となることがあったようです 

タイプ4: 現行ビジネスモデルの保護に固執する人

新しい技術が既存のビジネスモデルを脅かす可能性を恐れ、現状維持に固執する人々で、従来の紙媒体や店舗販売に依存していた企業の管理職などが該当します

新技術を「脅威」として認識し、変革に強く抵抗した 

具体的には、リソースを旧来のシステム維持に投入したり、新しい取り組みにはほとんど資金を配分しなかったりといった行為で妨げ、短期的には利益確保につながり当人たちは逃げ切ったものの、不作為の代償は後になって会社の競争力を大きく低下させたようです 

シニカルな解説者が 組織の決定を誤らせる 

1990年代中盤バブル経済の崩壊により閉塞感が社会を覆っていた時期、インターネットの登場が日本を含む世界を一変させた時期で見た時、4タイプのうち一般的に変革の妨げとして問題視されがちなのは、タイプ4だろうと考えがちです

その存在が自分たちにとって都合が悪いからですが、実際は大変革期の初期の段階でより厄介なのは、タイプ2のシニカルな解説者だったそうです 

長所・短所を客観的に見て判断している中庸派なのになぜ?とかんがえますが、このタイプの人々は、昔からその技術領域について深い知見を持っている点では優れていますが、だからこそ新たに急成長している技術や市場に対して極度に懐疑的な態度を取る傾向があるそうです 

この姿勢は新しいチャンスを見逃す原因となるだけでなく、さらに大きな問題を引き起こしたようで、こうした人々が組織内で「その分野の権威」として扱われている場合、その過去の価値観に基づいた、新技術に対して極度に懐疑的な意見が、組織全体の正式な見解とされてしまうことです

最近の例なら「AIなんて使えない」「人の考える力を奪う」「仕事を奪う」という否定的なコメントを述べていた技術分野の人達です

少し前までは、AIは使えない説が有力でしたが、最新技術も学ばず、そのポテンシャルを測定する能力がないにもかかわらず、過去の一般的な見解をうのみにしてAI導入の議論を阻害し、組織が変化に乗り遅れる要因をつくったことになります 

このように社内で影響力のある人が、過去の知識と経験に依存しすぎることが、新しい技術や市場の進展を阻む要因となるケースは少なくないようで、タイプ2になり得る可能性のある人は、自分の見解や発言が少なくとも時代遅れの価値観や技術評価に基づいていないか、真にポテンシャルを把握しているか、などに注意する必要があります

これからの社会では、さまざまな技術が融合し、指数関数的な進化を遂げることで、インターネットの時代を超えるような大変革と熱狂の時代が到来します

よく政治家でさえ「専門家の意見」などと口にしますが、人事などの人材を扱う部署の人は、インターネット革命時代から学び、どういう人材が適切かを考える必要があります

新しい時代を楽しみ、未来に向けた可能性を最大限に広げていくほうが人生は楽しいとおもいますので、新しいテクノロジーには大いに期待したいですね

本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました

ABOUT ME
ashikaga
採用・教育・研修業務と営業・企画の業務が半々のキャリアでした 支店長・企画課課長・営業部長・採用教育部部長の経験あり 大企業⇒中小企業⇒大企業でキャリアを積みました 算命学は高尾学館を卒業 部下の管理や育成に大いに活かしてきました サラリーマンと個人の事業と投資をしています