禄存星の構造
人体星図に同じ十大主星が出ている場合は２連変化といい、貫索星１つ分を足します(同じ星が２つあると比和の関係が生じる)
２連変化の場合、その星の性質が倍加するか、逆現象で裏の星が出てくるかの２種類があり性質が変化します
また迷いやすくなる特徴もあります
禄存星は下図の通り、こちらから相手を剋す構造で「こっちを見て！」と相手を叩いているカタチです
陽同士、陰同士の陰陽の和のないストレートな相克関係が強い引力本能となります
引力本能とは「人を引き付けたい」という欲求で、惹きつける為に親切や気前の良さなどの性格があらわれます
禄存星のキーワードは、愛情奉仕・やさしさ・あたたかさ・回転財です
禄存や司禄などの引力本能の星は、自分から相手をたたく＝引き付けることには長じていますが、逆に相手からたたかれると固まりますのでクレーム処理などは訓練が必要です
禄存星は陽の引力本能なので広く差別がなく、仲間や家族だけに愛情・奉仕するわけではないのです
鳳閣星以上に大陸的な性格でスケールの大きな人物と言え、石門星と並び、社長や政治家に多い星です
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禄存星が２つある場合
禄存星が２つあると、生真面目さが表面に出てきますが、思考や人生観は禄存星そのものです
裏の星の司禄星的なコツコツ信用を積み重ねていく性質も出てきて、貫索星の質もでてきます
人間的な真面目さが長い年月の積み重ねで信用となっていき、集団行動も単独行動もできる人です
禄存星は人当たりのいい世渡り上手ですが、２つあると人生の世渡りは上手いとは言えませんが、真面目さ・重厚さ・頑固さが加わり、禄存星本来の気前の良さや親分肌は薄くなり、コツコツ真面目に努力を続けるので人望と信用のある人です
禄存星＋司禄星＋貫索星のような性格で、かなり現実的な性格となり、本質は『単独行動』を得意とする人です
何を考えているかわからないところがあり、つかみずらい性格です
禄存星が３つ・４つある場合
３つある場合は
２つとだいぶ印象が変わり、自意識がかなり強くなります
堅実で用心深い性格なうえ、そうとうに頑固で上司から観るということを聞かない部下に見えたりします
禄存らしく人の好さや、親切心は強いのですが『権力の奉仕』と言われるほど、愛情奉仕のごり押しが目立ちます
冒険すると吉、穏やかに生きると凶といわれます
人の力を借りないでイチかバチかの勝負や賭けには強い人で、石門星が加わると相場にはかなり強い人です
土性の星は数が増えるほど貫索星の性情に近づいていきます
４つある場合は（非常にまれですが）
さらに自分中心が増します
人生そのものが全て受け身で、積極性がなかなか出てきません
穏やかな人生で『お神輿運』と呼ばれているので、努力しないですべて人任せの方がいいです
動きは鈍く変化には弱い為、変化下手な人です
回転財ではあるけれど借金も残します
ちなみに５つあると『従財格』といい、おのれを捨てて財のみ考えるとがっつり財が入ります
名誉より平凡なしあわせを望んだとしても、欲しくなくても財が入ってきます
４つ以上ある人は実際に身近では滅多に目にすることはありませんが、表面的にはどうあれかなり変わった人だといえます
本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました
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