時代変化で消える仕事が一般的だったが
古い街の地図をみると今住んでいる私の家は氷屋さんでした
「氷屋?かき氷でも売ってたの?」と思いましたが、冷蔵庫が今のように電気で動く前は、大きな氷をのこぎりで切って冷蔵庫に入れていたそうです
古い街の地図をみると馬車道が走っていたり、肥溜めがあったりします
この辺も今は自動車と農業用肥料に置き換わっています
『時代の変化で仕事がなくなる』というのが今までは一般的でした
これからも時代変化でなくなっていく仕事は当然出てきます
私が学生の時に見ていた「通勤電車の中で神業のように新聞を折りながら読むサラリーマン」も新聞の減少と共にスマホに変わりました
テレビの視聴率も半分以下、本屋も半分以下になりました
時代変化、AIやマシンへの代替え以外でもなくなる仕事は出てきそうです

労働力の奪い合いになる
今話題となっている年収の壁ですが、従業員数50人以下の企業は年収の壁が106万ではなく130万円で、パート従業員を雇用するのに有利でした
(それでも人手不足の小企業が多かったと思いますが)
51人以上の企業は社会保険料が約15万円かかり、手取りが84%に減少します
それが2027年10月に撤廃される予定です
さらにパートの社会保険料負担を会社が肩代わりする案も出て来て、会社が9割、パート従業員が1割負担になるかもしれません

国は中小企業からパート社員を引きはがす政策に切り替えたといえます
いわゆる『高収益企業への労働力移動』です
短時間労働の人もフルタイムに異動しようともしています
原因は『労働力不足が深刻化してくる』ことと『社会保険料の確保』です
もうすでに人手不足は深刻化しつつあり、人手不足による企業倒産は増え続けています

衰退産業から成長産業へ労働力を移動させるために『リスキリングの支援』『転職の活発化』を促進させています
さらに減り続ける貴重な労働力を、より高収益の上げられる方にもっていこうとしてくると思います
私達が考えている以上に、これからの日本は減り続ける労働力を効率的に活用する社会になっていきます

平成と令和では労働力の価値がまるで違う
日本という社会は「失業者を極力出さない社会」に注力してきました
その為に企業が倒産しにくくし「給料が上がらなくていい代わりに雇用だけは守ってね」というスタイルを大切にしてきました
「30年間給料が上がらない国」などとその部分にだけスポットがあてられますが、バブル崩壊後の社会を極めて失業率を低く抑えた国家運営とも評価できます
平成になりバブル経済が崩壊したところへ、人口のボリュームゾーンである団塊ジュニア世代が大量に社会に出てきました
多くの企業が縮小均衡路線で人を雇うことに消極的だった時代もあり、この世代は『就職氷河期世代』と呼ばれました
採用をしていても「数年前なら絶対に採用されているな」という大学生が次々と選考不合格になるのを目の当たりにしていました
平成という時代は若い労働力を非常に粗末に扱った時代といえます
対してこれからは深刻な労働力不足になっていき、労働力確保には大きな労力とお金が必要になっていきます
牛丼チェーンのワンオペが問題になっていましたが、飲食業は「注文はタッチパネル」「マシンが調理」「配膳もマシン」「清算もマシン」でマンパワーなしで運営がスタンダードになると思います
令和は人という労働力が極めて貴重な時代になります
しかもかなり長くこの時代は続きます
『仕事は辞めても次はいくらでもある』『給料は上がり続ける』という明るい面がある代わりに『マシン化できず、人が集まらず廃業した』という業種もでてきます
「今は需要が高いから」「今はお客さんがたくさん来るから」と安心していると「従業員が他に行ってしまって仕事ができない」となる可能性も高いと思います
本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました
