行動領域とは
「この人とは相性いいですか、悪いですか?」 非常によく聞かれる質問で、いいのか?悪いのか?簡単明瞭な答えが欲しいのです
「努力せずに楽にいい相性の人か否か」という非常にインスタントな答えを求める人が多いですが、相性には様々な見方があり、様々な面を持ち合わせる人の性格は「何も努力しなくてもスムーズにいく部分」と「相手を理解して改善する部分」があります
また、縁あって出会った人との関係の為に『相性は活用するもの』といえます
算命学独自の占技で「行動領域」というものがあります
難しい算出方法でなく、いたって簡単ですが人体星図のようにポピュラーではなく、下の図のような60干支の並んだ『宇宙盤』が4つの領域に区切られたものです
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この60干支の並んだ宇宙盤に自分の陰占から年干支・月干支・日干支の3つの干支を線で結びます(間違っても時干支は使用しないこと!大きく狂いが生じます)
こうしてできた三角形がどの領域に接しているのかで、その人を観るのが『行動領域』です
重なりが多い場合は相手の気持ちもわかりやすく共感しやすいですが、関係が冷えるとある種の人生の縛りになります
三角形が4領域にまたがる人もいれば、1領域内の小さな三角形の人もおり、中には線になる人や点になる人もいます
この三角形の広さや位置で交友関係や考え方の傾向がわかるようになっています
そして、自分の行動領域と相手の行動領域を照らし合わせることで、二人の関係性の傾向を診断することGA
できます
「各領域にはそれぞれ性質がある」という派と「領域による性質はない」という派がありますが、性質は別にして今回は相性を観る為に行動領域を活用します
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行動領域でみる相性
相性のポイント②
行動領域に重なりはあるか
今回は三角形の重なりの多さを見ます いくつの領域が重なるかで関係が違ってきます
恋人と違い、夫婦は現実的に生活を築いていく関係なので、理想のカタチはそれぞれ違ってきます
まず行動領域の円は4つの部屋に分けられており、第一領域・第二領域・第三領域・第四領域があります
二人の三角形を重ね合わせて、自分と相手の「行動領域が重なる部屋はいくつあるか」で、重なる面積は狭くてもかまいません
重なり合う部屋の個数で関係性を4パターンに分類してみます
①3つ以上の領域で重なる関係
この型は『恋人型』と呼ばれており、二人がもし恋人であるなら非常に仲のいいカップルと言えます
4領域を『べったりした恋人型』 3領域を『半恋人・半友人型』とも呼びます
重なった図を観ればわかるようにべったりな関係で、気持ちや意見も合いやすく、趣味や嗜好に共通点が多く、どこに行くのも何をするのも一緒に行動し、恋人としては理想的です
重なりすぎる関係は仕事などで離れていても、相手のことが気になってしかたがなくなります
恋人としては理想の型ですが、結婚となると二人だけの世界が強すぎて他人が入り込む隙がないので①子供が入る隙がない②自分や相手の家族が加わりにくく、しっくりいかないという欠点があり、大家族には向いていませんがDINKsには理想的なカタチです
子供は出来ちゃったから育てるという夫婦も多く、いつまでも男女の関係で、それ以外の関係はストレスになります
4領域が重なり大家族で生活をせざるをえない場合は、2人だけの時間を意識して持つようにすることが大切です
②2つの領域が重なる場合
一般的には『理想型』『普通型』と言われてますが、お互いに気が合うと感じる部分も多く、3領域以上と違い他人や子供が関わる隙もあります
大家族でも核家族でも、どちらでも対応できます
恋人としても結婚相手としても「丁度いい型」という見方がされています
③1つの領域のみ重なる
『自立型』と呼ばれており、お互いが自分の考えをもち、相手の言動に左右されない、されたくない自立した関係性の夫婦です
べったりした夫婦ではなく、互いに仕事と家庭を支え合うには非常に良い相性といえます
親と同居しても子供が多くても、上手くやっていける大家族向きの型で、これからの増え続ける共働き時代には最も理想の型です
④領域の重なりがない場合
三角形が小さすぎたり、点にしかならなかったり、お互いの三角形が離れすぎていたりする場合は領域の重なりがない場合があります
これは『自由型』と呼ばれ、お互い住む世界が違う人間同士が一緒にいるという型になります
二人でお店を経営するなどの協力して1つのことするのには向きませんが、お互いの考えの違いを理解し合い、気持ちや意思を尊重し、それぞれ違う分野で活躍している者同士なら良い相性になります
お互い知性が育ちやすい関係のカップルです
年齢差が離れすぎたり、国際結婚にも向いています
自分の欲求を一方的に押し付けたり、相手の気持ちを理解しようとしない人には向きません
上手くいっている場合はお互いが自由で「本人同士が分かり合えていればOK」という姿勢で暮らしている場合が多いです
行動領域で観る場合「どのような夫婦・家庭が理想的か」で良し悪しが変わってきます
仲の良さと相性の良さは違う
相性がいいからといって好きになるとは限らず、気が合うとも限りません
お互いが好感をもち、仲が良くてもさほどいい相性でない場合もあります
相性がいいとは『一緒にいてエネルギーの燃焼効率が高まり、エネルギーが何倍にも増大していく関係』にあることを言います
外見が好みだからや感情だけで相手を選ぶと相性のいい相手と巡り合わず、運命のパワーが小さくなってしまいます
好き嫌いの感情で結びつく恋人同士と違い、結婚は仲の良さと相性の良さは違います
「ずっと生活を共にするのだから外見の好みは重要」「趣味や嗜好が合うことは大切」はよくわかりますが、結婚相手は感情抜きに見ることが重要な一面があります
本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました