人財育成のビジネス算命学
ビジネスに占術を活用してきた経験から、四柱推命・算命学を中心にどう活用すべきかを書き綴っていきたいと思います  また長年の採用・教育業務・管理職の経験から人生100年時代の新卒の就活、ミドルの転職、シニアの転職、キャリアプランやライフプランを企業側からの目線で情報発信していきます 
採用を考える

8割の若者が望むジョブ型雇用

いつの時代も「最近の若い奴らは」が口癖

私はⅩ世代で、Ⅹと名付けられたのは数学の不明部分に使われる「X」であり、宇宙からの物体Xの「X」で理解に苦しむ世代という意味です

東京オリンピックの後に生まれ、アポロが月から帰ってきたあたりから後の世代になります

「日本が豊かになってから生まれて来て苦労を知らない」

「仕事より自分のプライベートを重視する軟弱な若者」

「とにかく我々世代からは理解に苦しむ若者たち」

と言われていましたが、そのX世代が「Z世代は扱いが難しい」「Z世代は怠け者」など言っていたりします

どの世代にも優秀な人間、イマイチな人間がいます

どの時代も「最近の若い奴らは」という声が上がります

ケンブリッジ大学のトーマス・ルーレ教授は 

どの世代も、自分たちよりも下の世代は仕事を怠けている!ソクラテスですらそうですと言い、ギリシャの哲学者が若者のことをうぬぼれの強い怠け者と考えていたと述べていました

Z世代はしばしば「怠け者」と呼ばれるが、若い世代は”仕事とは何か”ということについて異なる考えを持っているだけだとケンブリッジ大学の教授は考えているそうです 

ルーレ教授は仕事に対する期待は変化しており、若い世代は成長や目的と同時にワーク・ライフ・バランスを求めているのですと主張します

「こうした要求に応えるために、組織は立ち上がる必要があります」と言います 

明治時代の海軍学校でも「最近の若い奴らは!」という不平が多かったようですが、その若い奴らが、日清・日露戦争で大国に勝ち、世界一の連合艦隊を創り上げました

Z世代の仕事への意識は上の世代と変わらない 

専門サービス・リサーチ企業のセラマウントが、Z世代と上の年代の労働者たちにインタビューを実施したところ、Z世代が求めているものは実際には年上の世代とそれほど変わらないことが分かったそうです

 異質なイメージの世代ですが、公平な賃金や柔軟性などのキャリアに関してZ世代は年上の先輩たちと同じようなことを望んでいるのです

Z世代は4人に3人近くがハイブリッド型の勤務形態を好んでいるのに対し、それより上の世代では約半数にとどまっています

完全リモートワークを希望するZ世代はわずか11%だったのに対し、他の世代の労働者は34%だそうです

Z世代は「我々は自分たちの仕事に特定の社会的要素を求めており、一緒に働いている仲間や自分が所属する組織をよりよく理解したいと望んでいる」ようで、思うほど組織と距離をとろうとはしていません

多くの若者にとって実際に同僚と一緒にいるという目に見えないメリットは重要だが、毎日同僚と一緒にいる必要はないと考えているといいます

ジョブ型雇用を望む大学生が8割 

ダイレクトルーティングサイト「あさがくナビ2026」が『ジョブ型採用に関するアンケート調査』を実施したところ、ジョブ型採用を実施している企業にプレエントリーしたいと考える学生は「したい」「どちらかと言えばしたい」を合わせて78パーセントにのぼることがわかったそうです

約8割がジョブ型雇用を望んでいるということです

Z世代が終身雇用&年功序列世代を『ぶら下がり世代』『籠の中の鳥の人生』と呼ぶのもよくわかります

でも大木にぶら下がっていさえすれば生きていけたし、籠の中にいればエサと安全には不自由しなかった時代で、自由な思想や主体性はないものの日本はもっとも成功した社会主義国とソ連のゴルバチョフに評されるほど安定した時代だったとも言えます

X世代より上の時代は、終身雇用&年功序列時代を逃げ切り

X世代より下の時代は、ジョブ型雇用の中を水を得た魚のように泳いでいます

X世代だけが時代変化に深刻に悩んでいます

ジョブ型採用に向けて実際に準備をしている学生は7.6パーセントだが、これから準備を計画している学生は46.6パーセントで、半分以上の学生が本気で取り組もうとしています

ジョブ型採用の人気が高い理由としては

仕事内容をイメージしやすいこと

キャリアプランを立てやすいこと

就職活動のために何を準備すればいいのかが明確になる

だそうです

日本型の終身雇用制度はほぼ終了し、ジョブ型採用を実施する企業が増えている今では、学生もキャリアパスを定めてスキルを磨くほうが将来的に有利だと考えているようだで、ジョブ型採用を目指してスキルを磨く学生が増えているといえます

「社員が就職してすぐに辞めてしまう」という難点を指摘する人もいますが、ジョブ型とは本来転職を重ねてキャリアアップしていくもので『人材が流動すれば、辞める人が増えても入る人が増えることになる』のです

こうして働き手の専門能力が向上していくなら、社会全体のメリットだとも言えます

若者の就活は加速度的にジョブ型へシフトしていく気配だです

本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました

ABOUT ME
ashikaga
採用・教育・研修業務と営業・企画の業務が半々のキャリアでした 支店長・企画課課長・営業部長・採用教育部部長の経験あり 大企業⇒中小企業⇒大企業でキャリアを積みました 算命学は高尾学館を卒業 部下の管理や育成に大いに活かしてきました サラリーマンと個人の事業と投資をしています