人は複数の顔をもつ
八面観音=人は8つの顔をもつと言います
八重人格ではありません
それぞれが結び付き、また新しい顔が生まれますので人の性格とは複雑で奥が深いものです
算命学では「人体星図」という独自の図式を使います
ここに出てくる星は8つは人の性格は大きく分けて8つあるとしており、あくまで大きくわけての図になります
片方の肩がなんでないの?と言われますが、ここには「伴星」という、自分の後ろにぴったりくっついて支えてくれる星がはいります
伴星は記入しません
伴星とは自分の背中にぴったっとつき、生涯の伴走者になってくれる星です
自分の人生を左右する精神的な支えです
表面に性格として出てくることはありませんが、裏側から人生の土台となって活躍してくれる星です
無意識なもので、危険な時にはブレーキにもなってくれます
心理学を学んだ人なら良くわかると思いますが、人の性格はとても8つには収まりきれません
算命学の人体星図はあくまで、人をおおまかに説明するときに使うものです
算命学は特別で多くの占技があります
「天法・地法」の二法のみである四柱推命に比べ、十六の理論体系からなる十六元法の算命学の方が技術的に優れている点がビジネスの競争社会では必要だったので、四柱推命から算命学に乗り換えました
人間学は分類学であり、算命学だけが万能ではなく他にも多くの分類方法があります
【自分の命式を見る】⇒ 算命学総本校 高尾学館 | 星出し (sanmei-gaku.com)
五方向に配置された十大主星
十大主星にはそれぞれ意味がありますが、それが五方向のどこに配置されたかでも違ってきます
東西南北と中心とも言うし、左手・右手・頭・腹・中心と書かれたものもあります
東は外側で、社会面であり他人に見せている顔になります
人間関係でいえば、兄弟・母親・友人・恋人にあたります
西は逆に家庭での顔になり、配偶者や補佐役を表します
北は老後や追い詰められたときの考え方で、目上や父親を表します
南は精神のスタートの場所で、夢・願望・欲の場所で、目下や子供を表します
東西の横線は『現実』を表し、その人の行動の中で見えてくるものです
南北の縦線は『精神』を表し、その人の考え方で見えにくいものです
「親の顔が見てみたいものだ!」などよく言いますが、親が知りたければ北=頭の星
「腹では何を考えているんだ!」を知りたければ、南=腹の星を観ればいいのです
これからしばらくは五方向の十大主星を書き綴っていきたいと思います
宿命を知り運命を変える
算命学などで導かれた自分の命式を観て「ああ、これが自分の性格なのか・・・」 「自分は今、運気よくないのか・・・」とか、理解⇒納得⇒あきらめと流れていく人がいますが、単なる占いならそれでもいいのですが、【宿命を知り運命を変える為に活用するもの】である算命学を単なる占い=分析に使用するならあまり学ぶ意味がないと思います
算命学の分析⇒改善方法は庶民的な見方の人、占い的興味本位の人にはえげつなく、シビアで耳にも心にも苦い場合が多いのです
四柱推命から乗り換えた時に「暖かさも、優しさも感じないもの」というのが最初に感じたことでした
それでも算命学を選択したのは、厳しいビジネス社会で生きていたからでしょう
現実をシビアに受け止め、改善し、結果を出さなければならなかったからです
企業戦士に算命学の習得している人が多く、四柱推命習得者にビジネス現場で強い人間を見かけたことがないのはどちらが優れたいるとかの次元ではなく、ビジネス=競争・組織行動の強化・自己の改善が激しく求められる世界において『軍略から生まれた算命学の方が優れている』だけのことでした
逆に言えば、四柱推命の方が庶民的な活用には優れているということで、どちらも優れた占術です
自分の性格が・・・ 運命が・・・ で止まるのではなく「自分の使命はなんなのか・・・」を導き出す為に活用すべきものが算命学です
本来、命式に出てくる星は「その人が生きやすいように配置されている」と言われています
たとえば、貫索星&石門星は守備本能の星で、守りに優れたものを持っている星です
貫索星は苦労して実力をつけ、自信を備えれば表面はソフトでも、信念の強さ、頑強な精神力、弱いものを守る(素朴な意味での)正義感、目標をやり遂げる実行力など素晴らしいものがあります
鍛えられた貫索星はぶれません
石門星は貫索星が単独&自己の強さで守るのに対して、人間関係のネットワークを形成して守る貫索星より広く、柔軟な守備力を身に付けます
この両者は十大主星のなかでは天中殺にもっとも抵抗力のある星でもあります
守備本能の星があるならそれを鍛えるべきで、鍛えなければ活用できません
鍛えてない貫索星は単なる偏屈で頑固者
鍛えてない石門星は好きな仲間としかつるまない調子のいい人間
頭脳でも筋肉でも同じで、鍛えるから活用できるようになるのです
本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました