多くの人と議論しよう
人と話したり、本やネットで情報を得たりすると『思考を変えるような気付き』に出会います
今までの自分の身につけた思考とは違う考え方に出会うと「視野が広がった」と感じます
社会に出たての新入社員の研修の主な柱は『知識・やり方・考え方』ですが、考え方を教えることは非常に大切だということは、どこの企業でもわかっています
「どこ⇒なぜ⇒どう(する)の順番で考えること」
「どこ⇒なぜで思考を止めて『どうするか』を考えないと、組織が悪い・周りが悪い・社会が悪いという原因他人論タイプになってしまい、害な人間になってしまう」
などが教え込まれているか否かで長い人生では大きな差が生じてしまいます
ある程度のキャリアを積んでしまい「あなたは原因他人論ですね!原因自分論に変えた方がいいですよ!」などといわれると反発をおぼえるようになります
やっぱり真っ新な新入社員だからこそ吸収できる教育です
考え方がずれると後々大きな差になってしまいます
視野・視座・視点の三要素で論点思考を高める
『論点思考』の著者、内田和成さんは「視野・視座・視点の三要素で論点思考を高めるべき」と述べています
視野・視座・視点の違いは何かと言えば
【視野】とは「普段あまり見ていない方向に眼を向ける」ことです
視野が広いといえば自分の眼をいつも見ている方向だけではなく、三六〇度の視野でものを見ることができる人のことをいうようです
仕事でも何かに行き詰ると「視野を広げて考えてみろ」など先輩社員に言われたりしますよね
つねに広い視野でものを見ることで、これまで見過ごしていたものに注意を払うことができ、後ろから見たり、横から見てみたりして新しい論点が浮かび上がってくる のです
【視座】とは「物事を見る姿勢や立場のこと」で「二つ上のポジションに就いているつもりで仕事をする」ことが大切だと内田さんは述べています
高い目線で物事を見ることをいうと「役職の高さ」もあれば「鳥の眼的な高さ」もあります
「課長の立場で考えてみると・・・」などで考え方は変わったりしますよね
なぜ二つ上の立場で見るのかというと、内田さんが言うには「一つだけ上のポジションから見ようとすると自分自身のことと関連づけて物事を見てしまう、あるいはどうしても自分の利害が絡むので、二つ上なら自分の立場を離れて考えることができるから」だそうです
二つ上の立場でものを考えることによって「自分のいま抱えている課題すなわち論点がより明確に浮かび上がってくる」ようです」
環境を変えることは大事
【視点】とは『着眼点・目のつけどころ』で、切り口を変えてみることです
ものを見るときにどんなメガネをかけてものを見るかですね
人は誰でも事象を見るときに、知らず知らずのうちに決まった視点で見ていることが多く、自分なりのものの見方をしてしまいがちです
自分なりというくらいだから人によって違うということで、誰でも自分の視点に固執しがちで、あるパターンにはまりやすいということです
よく人生に行き詰ったら『住む場所を変える・付き合う人間関係を変える・考え方を変える』のが効果的だと言います
付き合う人が変われば『新しいものの見方が得られる』からです
なかなかキャリアを積んできた人にものの見方の教育は反発もあり難しいですが、若い世代にはどんどん教えていった方がいいと思います
本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました