ターゲットで変わる賃金
社会にとって必要な仕事なのに給料が安い場合が多くあります
肉体労働や介護など、困っている人も多く社会に必要とされていて、実際には社会貢献の非常に高い仕事です
なのになぜか低賃金の仕事が多いです
やはり稼ぐ人をターゲットにした仕事は給料が高くなっていきます
世の中には
「誰がこんなに高いホテルの部屋に泊まるんだ!」
「誰がこんなに高いランチを食べるんだ!」
「誰がこんなに高い車に乗るんだ!」
というものがたくさんあり、実際に高収入な顧客をターゲットにしている企業は給料が高いです
平均的な年収の人をターゲットにすると、かなり大量に販売しなければなりません
シルバーは増える一方だし、老人は体が弱りできることが減ってくるし「困っている人を支える仕事」は非常に社会で求められています
「困っている人を助ける」「お金のない人々を助ける」非常に意義のある美しい働き方だとは思いますが、ターゲットが支払い能力が弱いので入ってくるお金も少なくなります
一般庶民を相手にしているのにビックモーターの支店長の年収は3000万でしたが、やはり何かあります
天職の選び方を考え直してみる
①好きなこと・やりたいこと
②できること・得意なこと
③社会から求められていること
この3つの輪が重なったところが天職選びの基本と呼ばれてきました
ただ③の社会から求められているは考え直す必要があるかもしれません
「社会の役に立っている」
「日本の役に立っている」
「困っている人の役に立っている」
「金のあり余った人たちの道楽のために働いているんじゃない!」
という考え方は腹にすとんと堕ちます
「人は幸福になる為に生まれてきた」
「だから社会で生きる人々の不幸を取り除く仕事をしたい」
非常に人間らしい考え方ですが、飛躍しすぎかもしれません
人は幸福になる為に生まれてきたのなら
『まず自分自身が幸せになること』『自分の身近な家族が幸せになること』に集中すべきかもしれません
他人の幸福まで考えるのは守備範囲が広すぎます
そもそも日本は
「他人に迷惑かけるな」「社会の役に立つ人間になれ」「会社に尽くせ」などの自分の幸福を抑えて社会に尽くせという同調圧力が強いです
仕事選びに「社会の為」などの崇高な志を紐づけると苦しくなります
人に迷惑かけなくてもダメなものはダメ
「他人に迷惑を掛けてはいけない」という同調圧力の強さは日本が特に強く、他国では「いくら注意していても他人に迷惑はかけてしまうものなので、人にかけられた迷惑は許してあげなさい」という文化です
どちらが正しいかは別として「俺はちゃんとしている!だからお前の失敗は許さん!」という人間を多く作りやすいです
「俺は正しい」「人のミスは許さない」
人の短所はすぐに見つけるが長所を見つけるのは遅いという文化は非常に窮屈です
内閣府の調査でも「他人に迷惑を掛けなければ何をしようが個人の自由だ」という意識も日本人はダントツに低いです
毎年『世界でIQが高い国ベスト5』に入るにもかかわらず「自分には取り柄がない」と考えている人が多ので「自分には才能がない!せめて少しでも世間に役立つことをやろう」という生き方の人は多い気がします
「長所の半分は他者からの評価で知る」と言いますが、自分の長所を発見してくれる他者が少ないのだと思います
日本人はもっと「好きなこと」「やりたいこと」「楽しめること」を追求した人生でもいいと思います
本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました