壬と癸
壬は陽の水性なのいいで海・湖・大きな川などを表し、度量の底抜けに大きい人に多い干です
水の干支をもつ人は「働く」「流れる」ような性質をもち、自由を求め束縛されるのを嫌います
水は流れていくことが宿命なので旅行なども好きな人が多く、生まれ故郷を離れることも多いです
一つのところに留まっていると澱んでしまうからです
常にチャレンジして様々な試練を乗り越えて成功するタイプです
さらに水は容器によって姿を変えるように柔軟な面もあります
緻密な計画をすることに弱く、強引な面もあります
癸は陰の水性で雨などを表します
癸の意味するものは「定める」で、形のないものを形のあるものにしていく能力があります
クリエイティビティーを発揮するような仕事に向いています
柔軟性があり、どんな環境にも順応していく能力があります
正直で潔癖、研究心、記憶力、思考力が高く、逆境にあっても自分で開拓していく意欲があります
多芸多才ですが、ひとつ道を間違えるとどこに流れていくかわからない不安な面もあります
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壬・癸との相性
壬と壬
海と海、川と川の子の関係は、川が合流してより大きな川になるように一体となると良い仕事をしますが、ひとつ間違うと氾濫する川のように無軌道になります
氾濫する時の川は濁っており、清らかさは失われています
上手く制してくれる第三者が必要です
壬と癸
海と雨雲の関係で、同じ水同士なので相通ずるものはあります
繊細な癸を広い心をもつ壬が受け止めれば自然に親密な関係が生まれます
ただし、癸が強すぎると壬が自分らしさを失い、氾濫する川のように乱れてしまいます
癸と癸
雨雲と雨雲の関係で、繊細で内向的なもの同士気が合います
二人だけの秘密を共有することも多いです
ただし、お互い悲観的に物事を捉えるタイプなので、負の方向にエネルギーが向かいすぎると、強雨のように破壊的な行動に走りがちです
との相性
自分は良かれとしてやったのにAさんは喜び、Bさんは迷惑がったりします
相性というものは誰もが悩む問題で、子供のように縁のきれない人間関係もあります
相性の見方はさまざまな分類方法がありますが、東洋では陰陽五行からなる『十干』が基本中の基本になります
「相性がいいと思い込みたい」「相性が悪いと思い込みたい」など、人間には信じたい欲求があります
その方が脳をシンプルに使え、エネルギー消費が少なくて済みます
相性がいいの?悪いの?とシンプルな結論を好みますが、残念ながらそのような白黒はっきりする答えはなく『自分を知り、相手を知り、努力する』ことが必要です
よく〇✖などで表すものがありますが、シンプルな答えが求められているので致し方なく作られたものだと思います
相性は活用するもので、〇✖でも点数でも表せないものです
※ 甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛との関係はそれぞれのページを見てください
本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました