考えるのが面倒だと視野は狭くなる
「この人の言うことは間違いない」
「この人は運命の人!この人以外いない」
人には何かを信じたい、信用したい、すがりたいという欲求があるそうです
物事を多方面から見た方がより正確に真実を見極めることが出来るのですが「深く突っ込んで考えるのは面倒くさい」ので一つに絞って「これが一番!間違いない!」と思いたがる傾向があります
宗教に熱心な人は『幸福度が高い』傾向があるようですが『考える幅が狭く浅い』という傾向もあるそうです
では幅広く考え、より深く考え、より柔軟に考え続けるのが良いかとなりますが、全体的に白けた人間になりがちです
石器時代から大きく変化のない私たちの脳は、あれもこれも全部観て考えるということはかなりの脳の疲労につながるしんどい行為です
少数のことに執着してしまった方がずっと楽に生きられます
「自分は器用だ」と思っている人は、周囲の人に「あなた器用ね」と多く言われたことにより「器用」が多くストックされて「自分は器用だ」というパーソナリティが創り上げられています
自分が確固たるものと思い込んでいるものは、他人の言葉の集合体であることが多いです
思い込みが強いほど、信じる心が強いほど視野は狭くなります
占術もとらわれ過ぎないことが重要
占術も同様で「○○占いがもっとも信頼できる」という姿勢はかなり視野を狭くしています
自分に厳しく、常に自己改革をしている人などは占術から見る性格を超越してしまっている人も多いです
血液型の研究科である能見正比古さんは「血液型でわかる性格は1/4くらいですよ」と述べてましたが、取材した記者は「たった1/4ですか」と若干失望していました
1/4でも盛りすぎだと思います、1/4もわかったらすごいことです
『人間学は分類学』であり、人の分類方法は非常に多くあり、分類し続けると世界人口より多くなると思います
一つの分類方法を深堀したのが占術であり、一つの分類方法にすぎません
一つの占術で理解しうることなどたかが知れていますが、その一つを過剰に信じたいのが人間なのかもしれません
とはいえ自分自身で自覚している『顕在意識』はたった1割で、残りの9割はよくわからいモヤモヤとした『潜在意識』なので「自分が何者か知りたい」という欲求は強いと思います
「人間学は分類学なので幅広く様々な分類方法で自分を知ることが大切」であると思います
占い師さんで「私の○○占いが一番で■■占いや△△占いはダメ!」という人がいますが聞き流して色々学んだ方がいいと思います
ただ、一つの占術を習得するのに莫大な時間とお金と努力を費やしていると思いますので、そういいたくなる気持ちはよくわかります
腰などが悪い人は様々な整体院に行きますが「先生により技術が違うから」いろいろな整体院を試しているので占術などもそれと同じです
占術も商売でやっている方は「違う占術でも鑑定してもらっている」というと露骨に嫌な顔をする場合があるので注意が必要です
複雑にして混乱するよりシンプルに理解する
様々な占術を実際見てみて実際自分の気に入った占術に絞るのも良いと思います
興味をもつと「習得して自分も占術のスキルを身につけたい」という方も多いと思います
算命学などは実際に習得してやろうとすると複雑すぎて混乱する場合があります
「天中殺でもないのになんでこんなことが起こるんだ?」と思ったときがありましたが、60年に1度の天剋地冲でした
完全なる見落としです
『複雑すぎて使いこなせないのであれば、シンプルで使いこなせるほうがいい』と思います
良いか悪いか?の吉凶がメインであればタロットがお勧めです
占術などはそれぞれ性質があり、軍略・政から発展した算命学などは鑑定してもらうと「聞かなきゃよかった」などよく耳にします
算命学から発生した四柱推命など庶民の間で発展していったので「聞いてよかった」という感想が多いです
「なんでも受け入れますから正直にありのままを言ってください」と言うものの、人は聞きたくないこと、受け入れたくないものは多くあるのが事実です
精度が高い占術だからと言って人を幸福にするとは限りません
静岡県に手相を鑑定する姉・弟がいますが、東部と西部でかなり離れていますが『自分のことは鑑定できない』とお互いに相手を鑑定し合っています
「自分のことになるとフィルターがかかってダメなんだよ」と言います
人にはそのような特性があることも覚えておいてください
本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました