人財育成のビジネス算命学
ビジネスに占術を活用してきた経験から、四柱推命・算命学を中心にどう活用すべきかを書き綴っていきたいと思います  また長年の採用・教育業務・管理職の経験から人生100年時代の新卒の就活、ミドルの転職、シニアの転職、キャリアプランやライフプランを企業側からの目線で情報発信していきます 
スキルアップのヒント

脳は老化しない!切り替わるだけ

脳の引き出しは増え続けていく

「最近、顔はわかるんだけど名前が出てこない」

「年と共に脳が老化しているんだな・・・」

と40代・50代・60代でぼやく人がいますが、そうではないようです

まずは脳の中の記憶の引き出しが増えたことがあります

ロシアのウクライナ侵攻で

・初めて覚えた北欧・東欧の国

・初めて覚えた武器の数々

・初めて覚えた政治家の名前

・初めて覚えたウクライナの州や街

脳の中の引き出しの『ウクライナ関連』はかなりいっぱいになったと思います

AIやDXなどの英字のビジネス用の略語も年間いくつおぼえるでしょう?

好きなスポーツの新たな選手の名前、新しく入社した社員・・・

生きた分だけ引き出しの量は増えます

引き出しが多ければ探して取り出すのは大変だし、中には長年触れず『開かずの引き出し』もあると思い売ます

「脳が老化した」と考える前に、大人の脳と学生の脳は根本的に仕組みが違うという理解をした方が良さそうです

脳の仕組みが切り替わっていく

これからの社会は間違いなくリスキニングが重要になってきます

「餅は餅屋」から「餅屋からドローン販売店」になったりすることも多くなります

「この年で学び直し?年齢的に無理」という誤った固定観念を持った方が多いようです

60代でMBA(経営学修士)を取得し、3つの分野で博士号も取得、70代になってからは講演で全国を回っている佐藤富雄さんは脳はどんどん成長し続けると主張しています 

「50歳の時より75歳の今の方が格段に脳のスペックが高い」

「50歳を原チャリとするなら75歳はフェラーリ」だそうです

50歳から学習をはじめ「人生が花開いた」とは希望の一言です  

「学ぶことをやめると脳が『もう生きる活動も終わり』と認識して、身体までが老い始める」そうです

勉強がいちばんの若返りのクスリと言えます 

若返りの薬は学びから学ぶことを止めるとそこから老化が始まります。学び続ける限り人は若さを維持できます...

 脳内科医・医学博士の加藤 俊徳さんも「大人が記憶力悪化は歳のせい」と考えるのは間違いだと語っています

大人になっても記憶力が衰えることはありません

むしろ、脳の働きから言えば、大人になってからのほうが断然よく働きますし、記憶力・判断力・決断力など、あらゆる面から見ても「学生脳」より「大人脳」のほうがレベルは上なのだそうです

学生脳と大人脳とでは、記憶するための脳のシステムが異なり、大人の脳のシステムに沿った勉強法に変えていけば、勉強の効率は何倍にも跳ね上がります

脳は30歳のときに成人式を迎えるそうです

学生時代の脳と30歳からの脳とでは、脳の働きが変わるようです

聞いたものをそのまま吸収できる学校での勉強に適した学生脳は18歳頃から徐々に衰え始め、それ以降10年ほどかけて対応力や創造力などより高度な機能を備えた大人脳へと脳のシステムが切り替わっていくと解説しています

単純な丸暗記ができない大人脳は、学生時代のように、テキストの大事なページに付箋を貼ったり、重要な言葉や文章に蛍光ペンなどで線を引いたりしても「やった気分」だけでしっかり記憶に残すことはできないとのこと

なんだか勉強した気にはなりますが脳の働きを見てみると、文字を目で追うだけの黙読では、脳の視覚を司る部分以外はほとんど働いていません

「年で記憶力が弱くなった」のではなく年と共に脳の構造が進化したというのが正しい捉え方です

脳には1000億個以上という途方もない数の神経細胞がありますが、得意分野ごとに集団を形成し脳の中に拠点を作っています

 脳の中で部署のような役割を果たす場所をそれぞれの役割に基づいて脳番地と言い、最も大事なのが8つの脳番地だけだそうです

子供は無意味記憶・大人は意味記憶が基本

大人が勉強するときはとりわけ「思考」と「理解」を司る部分をよく動かすことが有効で、この部分は学生時代は未熟で未発達ですが30代以降完成するそうです

「思考」の部位は8つの脳番地の中で社長のポジションであり「理解」は思考のよきパートナーであり、脳の現場リーダー的ポジションになります

大人脳で効率的に記憶力を向上するためには、記憶を司る部分だけでなく、思考と理解を巻き込みながら、目や口や耳などの脳番地を一気に働かせることが重要とのこと

子どものは最初に聞いて覚え、覚えてから理解するという順番で脳を働かせています

無意味記憶といい、子どもは知らない言葉でも記憶することができます

たとえば「親孝行」という言葉を、音の響きでそのまま覚え、だいぶ時間が経ってから「おやこうこうってどういう意味?」などと聞いたりします

 これが大人になると、子どもの頃より脳の思考・理解する力が発達しているので「忖度? それってどういう意味だろう?」と記憶するよりも前に疑問が湧いてきて意味を理解してから記憶するという意味記憶が優勢となります

従って 大人の場合、単純に「記憶しよう」と思っても脳は思ったように働いてくれません

「忖度という言葉があるんだ!そうか僕も上司に忖度して意見を呑み込むことがあるな」と自分だったらどう使えるか理解してはじめて記憶できるという仕組みになっていいるようです

大人が何かを覚えたいと思ったときは、付箋やマーカーをひいて「覚えよう」とするよりも「理解しよう」と頭を働かせるのが正解です

つまり意識的に脳番地の「思考」と「理解」をきちんと動かすということが大人脳の正しい使い方のようです

「自分はまだまだ覚えることがたくさんある」と思っているうちは老化とは縁遠いと思います

本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました

  

  

  

  

ABOUT ME
ashikaga
採用・教育・研修業務と営業・企画の業務が半々のキャリアでした 支店長・企画課課長・営業部長・採用教育部部長の経験あり 大企業⇒中小企業⇒大企業でキャリアを積みました 算命学は高尾学館を卒業 部下の管理や育成に大いに活かしてきました サラリーマンと個人の事業と投資をしています